ジェルネイルやマニキュアなどネイルファッションを楽しむには、土台になる自爪が健康であることが大切です。
では、爪を強く美しく保つために必要な栄養素はなんでしょうか? ここでは爪と健康に関する情報をご紹介します!
爪は健康のバロメーター
爪はケラチンという硬いタンパク質でできており、皮膚が変化したものです。一般成人の手の爪は1日に約0.1mm伸び、全て生え変わるのに約4~5ヶ月かかると言われています。
そのため、爪の状態を見れば、健康状態の良かった時期、悪かった時期まで推測することができるのです。
【爪に横筋がある】
爪に白い横筋が入っている場合は、栄養障害やストレスの問題を抱えています。不規則な生活や高熱などでも横筋が出ます。また、血流の悪化が原因で爪の発育が止まると起きると言われています。
【爪に縦筋がある】
爪に白い縦線が入っている場合は、栄養不足や乾燥、血行不良などの可能性があります。なお、顔の肌と同じく、加齢によってもシワのように縦線が増えます。
【爪の色が不健康】
正常な爪は薄いピンク色をしていますが、白味がかったり、赤味がかったりしていると血行に問題がある場合があります。また、緑色のような色の場合は細菌に感染した疑いがあります。
■爪が緑色になるグリーンネイルについてはこちら
『グリーンネイル(自爪が緑色)の原因と対処法|リフトしたジェルネイルで菌が繁殖する!?』
美しい爪はよい食事から
美しい爪を保つにはクリームやオイルを使ったネイルケアが必要ですが、やはり栄養バランスの取れた食事で内側からのケアまで心がけるのが、美爪への最短ルートです。
健やかな爪のために摂取したい栄養素は、爪の主成分であるタンパク質の他に、亜鉛や鉄分、また他の栄養素とあわせて働くビタミン・ミネラル類も欠かせません。つまり、タンパク質だけを摂っていても良い爪は保てないのです!
また爪には十分な水分が必要です。お茶やコーヒーなど利尿作用がある飲み物を多く飲んでいると身体が水分不足になりがちに。
そこで、ミネラルウォーターや白湯を飲む習慣をつけましょう。また、パンやパスタなどの小麦類は身体を乾燥させやすいので、食べ過ぎには注意が必要です。
では、爪の栄養不足の人に必要な食材とはなんでしょうか
・緑黄色野菜
・大豆、大豆製品(豆腐、納豆、味噌など)
・レバー
・チーズやヨーグルトなどの乳製品
・ナッツ類
・魚類
これらを食事の中に取り入れるようにしましょう。
爪の状態別、不足している栄養素
【爪が乾燥して割れやすい、二枚爪になる】
爪がもろいのはビタミンAが不足しているサイン。ビタミンAは皮膚や粘膜を作ってくれる栄養素で、ケラチンの形成にも必須です。
【爪の色が悪い】
爪の色が薄いピンク色でない場合は、血行にトラブルを抱えています。血行を改善するにはビタミンEを多く含んだ食べ物(ほうれん草、かぼちゃ、キウイフルーツ、卵)を摂取しましょう。
さらに、ビタミンCと一緒に摂取すると、より効率的に体内に吸収することができます。またビタミンEは強い抗酸化作用をもっているので、アンチエイジングにも効果を発揮しますよ。
【爪が反っている】
爪が逆方向に反っていたり、デコボコしたりしている場合は、鉄分が不足しています。
もともと女性は貧血になりやすいと言われていますが、爪の健康もさることながら、体全体をケアする意味でも鉄分不足を補っていきましょう。
鉄分を多く含んだ食材と言えば、レバーが思いつきますが、その中でも豚レバーは特に鉄分の含有量が多いです。他にもマグロの赤味やひじき、小松菜、大豆類がおすすめです。
より強い爪を作りたいときにはビタミンB2を摂取しましょう。ビタミンB2は爪の細胞を活性化させるだけでなく、髪をツヤツヤにし、肌トラブルからも守ってくれます。
ビタミンB2を摂取するには乳製品、アーモンド、レバー類がおすすめです。
健やかな爪のために栄養バランスを見直そう!
「爪までキレイだと全身が健康」ということを示すほど、爪は健康のバロメーターです。
ネイルの色やデザインを楽しむように、日々の食生活にも栄養素のバラエティとバランスを取り入れて楽しみ、健やかな爪を育てるようにしましょう。