セルフジェルネイルを始めよう!

ジェルネイルをおうちで楽しみたい! でもセルフジェルネイルって、どんなことをしなくちゃいけないのかさっぱり分かりません……。
そんなセルフジェルネイル初心者さんに知っておいてもらいたい『セルフジェルネイル基礎知識』を一挙公開!
とりあえず押さえておいてソンはありません。

セルフジェルネイルの基本工程

基本的なジェルネイルの工程は以下の通りです。

【オン】塗布する時

  1. サンディングする(ジェルを密着させるため、地爪の表面を削ること)。
  2. 爪の形を整える。
  3. ダスト(ホコリなど)を取り除く。
  4. 爪の油分・水分を取り除く。
  5. ここまでを「プレパレーション」(下準備)と言います。

  6. ベースジェルを塗る。⇒ライトで硬化させる。
  7. カラージェルを塗る。⇒ライトで硬化させる。※数回繰り返す。
  8. トップジェルを塗る。⇒ライトで硬化させる。
  9. 未硬化ジェルを拭き取る。

【オフ】取り除く時

  1. サンディング(リムーバーを浸透させるために、ジェルネイル表面を削る)。
  2. コットンなどにリムーバーを染みこませる。
  3. コットンをネイル部分に巻き、上からアルミホイルを巻く。
  4. 10~20分ほど放置する。
  5. ジェルネイルが浮いていれば、プッシャーでネイルをはずす。
  6. オイルなどで保湿する。

最近では、サンディングや未硬化ジェルの拭き取り作業、ベースやトップジェルが不要なジェルネイルも増えています。
地爪が薄い方や初心者の方は、サンディング作業が不要なジェルのほうが地爪が痛みづらく、ジェルが密着せずにリフトするなどの失敗も少ないため、おすすめです。

セルフジェルネイルキット、
各アイテムの選び方ガイド

ライト/ランプの形状

【ライト/ランプの使用上の注意】
ジェルネイルの特徴として、ジェルを塗るごとにライトで照射し固める工程が発生します。ジェルが固まるまでの時間はライトの性能やライトとジェルの相性などによるため、基本的にはメーカー指定の時間を守りましょう。

【ライト/ランプの形状の違い】
ライトの形状は2種類――「卓上型」「ペン型」があります。卓上型とペン型の違いとは、「一度に数本の指に照射できるか、1本ずつなのか」という点です。

卓上型(置型)

卓上型(置型)

それほど頻繁に持ち運ばず、セルフジェルネイル施術をスムーズに行っていきたい場合は、一度に複数本の照射が可能な卓上型をおすすめします。

ペン型

ペン型

旅行や出張などで持ち運ぶ機会が多い場合や、収納スペースを出来るだけコンパクトにしたい方、またピンポイントのネイルだけ直したい場合などには、1本ずつの細かな照射が可能なペン型をおすすめします。

【ライト/ランプのワット(W)数】
ワット数とは「消費電力」のこと。ワット数が大きければ大きいほどパワーがあるため、ジェルを固める照射時間は短くなります。

プロネイリストが使用しているライトは32W以上ですが、当然ながらワット数が大きくなるほどにお値段も上がってしまう傾向にあります。一般の方がセルフで楽しむのであれば、12W~18Wレベルでも十分にパワフルで高性能、照射時間もストレスなく短時間で済みます。

ジェルの形状/粘度

コンテナタイプ

コンテナタイプジェルネイルの主流。平たい容器

絵筆のようなブラシを使用して塗布する。

ポリッシュタイプ

ポリッシュタイプマニキュアに似たボトル

マニキュアのように内蔵ハケで塗布する。

ジェルネイルに使用する「ベース」「トップ」「カラー」用のジェルの形状は2種類――「コンテナタイプ」「ポリッシュタイプ」があります。

ジェルネイルの主流は、平たい容器に入ったコンテナタイプ。ですが最近では、初心者の方でも気軽にトライできる、マニキュアのようなポリッシュタイプも増えてきています。
コンテナタイプは絵筆のようなブラシを使用して塗布します。慣れればポリッシュと同様に、マニキュア感覚で塗ることができます。

ただしコンテナ、ポリッシュ、どちらのタイプであろうとも、ジェルの粘度によって塗りやすさが左右されます。柔らかい(ゆるい)と横に流れてしまうため、爪の外側など余分な部位についてしまいやすく、ムラになることもあります。固いと伸ばしにくく、同じくムラになることもあります。

適度な粘度で伸びが良く、発色やツヤが良いジェルを選ぶようにしましょう。

ジェルの原産国

ジェルは地爪に密着させるものなので、やはり品質や成分には気をつけるほうが良いでしょう。
そのため、できれば国産(日本製)のジェルを選ぶほうが安心感があります。というのも国産のアイテムは日本の法律で規定されている成分のみを使用しているため、皮膚などに悪影響をおよぼす不純物のリスクが軽減されるからです。

ただし個人によって体質が異なるため、万が一ジェルネイルによって皮膚などに異常を感じた場合は、すぐに中止するようにしましょう。

特典

セルフジェルネイルキットに求めるポイントに、「すぐにセルフジェルネイルを始められるからどうか」が挙げられます。
そのため、最低限必要なジェルとライト、コンテナタイプの場合ならブラシ、またオフする時に使用するリムーバーやプッシャーなど、セット内容が一通りの工程をカバーできているかは必ずチェックをしましょう。

しかしここで注意点が! ネイルパーツなどの特典は、多ければ多いほど豪華でお得な気分になりますが、実際に全て使用するかどうかは疑問――結局は好みでないパーツは余ってしまう可能性も高いのです。

特典の多さに惑わされずに、本当に必要なアイテムの品質に目を光らせて、まずはジェルネイルの基本アイテムを揃えるほうが後々お得になりますよ!