爪先を美しく彩り、長持ちすることから人気を集めるジェルネイル。しかし、頻繁に塗り替えたり、長期間そのままにしておいたりすると、爪に思わぬ負担がかかってしまうこともあります。
特にセルフジェルネイルを楽しむ方にとっては、「どれくらいの頻度でやるのがベスト?」という悩みはつきものではないでしょうか。
そこでこの記事では、ジェルネイルの平均的な頻度や、頻繁すぎる・間隔を空けすぎることで起こるリスク、セルフとサロンでの違い、さらにはセルフジェルネイルを長持ちさせるためのコツまで、わかりやすく解説!
爪の健康を守りながら、ネイルをもっと楽しむために。ご自身のライフスタイルに合ったジェルネイルの頻度を見つけていきましょう。
ジェルネイルの平均的な頻度は?
ジェルネイルは見た目の美しさと持ちの良さが魅力ですが、適切な頻度で付け替えを行うことが、爪の健康を保つうえで重要なポイントです。
一般的な付け替えの目安
ジェルネイルの付け替えは、平均して2〜3週間に1回が理想的とされています。この頻度は、ネイルの持ち具合や爪の伸び方、生活習慣に左右されます。
新しく生えてきた爪との段差が目立ってきたり、ジェルが浮き始めたりするのがちょうど2〜3週間後であることが多く、そのタイミングでのオフ・付け替えが推奨されます。
ただし、すべての人にこのサイクルが当てはまるわけではありません。爪の伸びが早い方や、手を酷使する仕事・家事をされている方は、1週間〜10日程度でリフトしてしまうこともあります。
【あわせて読む】
『爪が伸びるのが早い・遅い主な原因は?爪を健康的に伸ばす方法とは』
頻度が高すぎるとどうなる?
あまりに短いサイクルで付け替えを繰り返すと、爪の表面が削られすぎて薄くなる・乾燥するといったダメージが蓄積されます。
特にオフの工程で強引に剥がすような方法をとると、自爪がボロボロになってしまうこともあるため注意が必要です!
頻度が高ければネイルを楽しめる時間も増えますが、自爪の健康を守ることがジェルネイルの持ちにも直結します。見た目だけでなく、爪そのものの状態にも気を配るようにしましょう。
頻度が低すぎるとどうなる?
一方で、ジェルネイルを長期間放置していると、根元部分が大きく伸びて見た目が悪くなるだけでなく、浮いた隙間から水分や菌が入り込むリスクもあります。
これにより、グリーンネイル(緑膿菌による爪の変色)などのトラブルが起こるケースも。
また、ジェルが完全にリフトして剥がれてしまった場合、自爪が一緒にめくれて二枚爪になる恐れもあります。頻度が低すぎるのも、やはり爪の健康には良くないのです。
【あわせて読む】
『ジェルネイルが伸びたときの対処方法!根元に隙間が出来た時のセルフケアのやり方とは』
『グリーンネイル(自爪が緑色)の原因と対処法|リフトしたジェルネイルで菌が繁殖する!?』
セルフジェルネイルとサロンで頻度は違う?
ジェルネイルの頻度は一律ではなく、セルフで行う場合とサロンで施術する場合で、持ちやメンテナンスの間隔に差があります。
どちらにもメリット・デメリットがあるため、それぞれの特徴を理解したうえで、自分に合った頻度を見つけることが大切です。
サロンジェルネイルの頻度
プロのネイリストが施術を行うサロンでは、2〜3週間に1回の頻度での付け替えが一般的。使用するジェルの品質が高く、下処理や塗布の技術が安定しているため、持ちが良くトラブルも少ないのが特徴です。
また、甘皮処理や爪の形整え、オフまで一貫して丁寧に行ってもらえるため、爪を健康的に保ちながらジェルネイルを続けることができます。
日常的に忙しく、メンテナンスの時間を確保しにくい人にとっては、定期的にプロに任せることで安定したネイルライフを楽しめるでしょう。
セルフジェルネイルの頻度
セルフでジェルネイルを楽しむ場合、使用するキットや道具の種類、塗布や硬化の仕方によって仕上がりや持ちに差が出やすくなります。
一般的には、1.5〜2週間に1回程度のペースでの付け替えが多いとされています。
ただし、丁寧な下処理と適切な塗布方法を守ることで、3週間以上美しい状態を保つことも可能です!
特に、セルフ向けに開発された高密着のベースジェルや、硬化力の高いライトを使用すれば、サロン級の仕上がりも期待できます。
【あわせて読む】
『セルフジェルネイルのやり方|基本の塗布方法!<ジェルネイルのやり方シリーズ>』
セルフ派におすすめの頻度管理ポイント
セルフジェルネイルを長く楽しむには、「決まった周期」よりも「爪の状態に応じた判断」が重要です。
根元の浮き、先端の欠け、爪の乾燥など、少しでも異変を感じたら早めにオフ・付け替えを行いましょう。
また、オフ後は必ずネイルオイルなどで保湿を行うこと、2~3日程度は爪を休ませる期間をつくることもおすすめ。爪を健やかに保つことで、セルフネイルの仕上がりも格段に良くなります。
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『セルフジェルネイルの落とし方|基本のオフ方法!<ジェルネイルのやり方シリーズ>』
ジェルネイルの頻度を左右する3つの要素
ジェルネイルをどれくらいの頻度で付け替えるかは、人それぞれの生活環境やケア方法によって変わってきます。
ここでは、ジェルネイルの持ちや頻度に影響する主な要素を3つに分けてご紹介します。
使用するジェルやトップコートの種類
まず大きく影響するのが、使用するジェルの種類です。
たとえば、ハードジェルはソフトジェルに比べて強度があり、割れにくいため長持ちしやすい傾向があります。一方、ソフトジェルは扱いやすくオフもしやすいというメリットがありますが、日常的な衝撃や水分に弱く、浮きやすい点もあります。
また、トップコートの質や塗布の丁寧さによっても持ちは大きく変わります。セルフジェルネイルでは、初心者向けでも密着力の高いベース&トップジェルを選ぶと、長持ちしやすくなります。
【あわせて読む】
『ソフトジェルとハードジェルの違いとメリットは?賢く選んで自分らしいネイルライフを!』
日常の生活習慣
意外と見落とされがちなのが、日々の生活での手の使い方。
たとえば、水仕事が多い方や、パソコン作業で頻繁にタイピングをする方は、指先が摩耗しやすく、ネイルのリフトや剥がれが起きやすい傾向があります。
また、スポーツやアウトドア活動をする機会が多い方も、ジェルネイルに負荷がかかりやすくなります。日常の動作の中で「爪先を酷使していないか」を意識するだけでも、持ちの違いを実感できるかもしれません。
ベースケアの有無
ジェルネイルの持ちに大きく関わるのが、塗布前のベースケア(下処理)です。油分除去や甘皮処理を丁寧に行っているかどうかで、ジェルの密着力に明確な差が出てきます。
特にセルフネイルでは「時間がないから」と準備を省略しがちですが、この工程こそが持ちを左右するカギになります。
また、オフの後にすぐ次を塗布するのではなく、2〜3日程度、爪を自然な状態で休ませる時間を設けることで、爪の乾燥や傷みの蓄積を防ぐことができます。
セルフジェルネイルを長持ちさせるコツ
セルフジェルネイルは気軽に楽しめる反面、サロンに比べて「持ちが悪い」と感じる方も多いかもしれません。しかし、ちょっとした工夫とアイテム選び次第で、セルフでもサロン級の仕上がりと持ちを実現することができます。
正しいオフ方法を守る
ジェルネイルを長持ちさせるには、「塗る前」よりも「オフの方法」が実は非常に重要です。
無理に剥がしたり、爪を過剰に削ってしまったりすると、自爪が薄くなって次のジェルの持ちも悪くなる原因に。
オフ時は専用のリムーバー(アセトン)を使い、コットンとアルミホイルでしっかり浸透させてから優しく取り除くのがポイントです。
どうしてもオフがうまくいかないときは、無理に取らずに数回に分けて行うのも一つの方法です。
下準備を丁寧に
ジェルネイルを塗る前の下処理は、仕上がりと持ちに直結します。具体的には:
- 甘皮処理を丁寧に行う
- 爪の形を整え、表面を軽く整える
- 油分・水分をしっかり除去する
これらを省略すると、せっかく塗ったジェルが数日で浮いてしまうことも。特に油分除去は見落とされがちですが、ネイル用プレプライマーなどを使って爪をしっかり脱脂することで、密着度が大きく向上します。
おすすめセルフジェルネイルキットの活用
最近では、初心者でも使いやすく、仕上がりもきれいなセルフジェルネイルキットが多数登場しています。
高性能なLEDライトや、リフトしにくいベース・トップジェルがセットになっているものを選べば、セルフでも3週間近く持つケースも珍しくありません。
また、サロンのようにパーツを自由に選べるキットも増えているため、自分好みのネイルを楽しみながら持ちもアップできます。
持ちの悪さに悩んでいる方は、まずはキットの見直しから始めてみるのもおすすめです!
ジェルネイルの頻度は『爪の状態に合った適度な間隔』で
ジェルネイルを長く楽しむためには、見た目の美しさだけでなく、自爪の健康にも配慮した頻度管理が欠かせません。
一般的には2〜3週間に1度のペースが理想的とされますが、生活スタイルや爪の状態に合わせて柔軟に調整することが大切です。頻度が高すぎると爪を傷める原因になりますし、反対に間隔が空きすぎると、浮きや菌の侵入など思わぬトラブルにつながることもあります。
特にセルフジェルネイルを楽しんでいる方は、下処理やオフの仕方を見直すことで、仕上がりも持ちも大きく改善できます。また、使いやすさや品質にこだわったセルフキットを選ぶことで、ネイルの持続性が格段にアップします。
爪に優しく、続けやすい頻度で。自分にとって心地よいジェルネイルの楽しみ方を見つけてみてください。