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肌のハリを保つケア方法や食べ物まとめ|身体の内外からアプローチしてハリをキープ!


一般的に、加齢と共に失われていく肌のハリ。ですが、いつまでもぴんっとハリのある若々しい肌をキープしたいと思うのは当然のことです!

肌のハリを保つケア方法や食べ物

そこでここでは、肌のハリを保つための対策方法や食事内容についてご説明します。

肌のハリはなぜ失われるの?

まずは、そもそもなぜ肌のハリは失われてしまいやすいのでしょうか。主な原因を見ていきましょう。

【紫外線によるコラーゲン・エラスチンの破壊】

肌は、上から「表皮」「真皮」「皮下組織」の三層構造になっています。そして、真皮層にあるコラーゲンやエラスチンといった物質が肌のハリを支えています。

しかし、このコラーゲンやエラスチンを破壊してしまうのが「活性酸素」と呼ばれる物質です。

活性酸素は、紫外線をたくさん浴びると、細胞を紫外線ダメージから守るために体内に発生します。つまり、本来はダメージから守るために必要な活性酸素が、過剰に発生することで、コラーゲンやエラスチンなどの必要な物質までも破壊してしまうことに。

そのため、活性酸素を過剰に発生させないためには、(後述する)紫外線対策が重要になるのです。

【表情筋の衰え】

顔を動かす複数の筋肉「表情筋」は、皮膚の下にあります。これらが年齢と共に衰え、筋肉量が減るとその外側にある皮膚が余ってしまい、ハリが失われます。

また、年齢のみならず、人との会話が減るなどするとそれだけでも筋肉量は落ちてしまいます。

【栄養不足】

美肌を作るための栄養素はタンパク質、肌の調子を整えるのがビタミンやミネラル類です。

肌のハリを保つケア方法や食べ物

しかし、外食やインスタント食品、偏った食生活が続くと栄養のバランスが乱れ、ハリが失われる原因になります。

【糖化による老化】

エネルギーとして蓄えられた糖質が使われずに劣化すると骨や血管のたんぱく質と結合してAGE(終末糖化産物)という悪玉物質になり、これが老化を促進させるといわれています。

【乾燥肌】

肌が乾燥すると、これもハリが失われる原因につながります。

・本来摂取するべき水分量が減っている
・部屋の湿度が低い
・肌をゴシゴシあらう
・長時間の水仕事

これらは体から水分を奪うことにつながります。肌から水分が奪われると、潤いを保つバリア機能が低下し、結果的にハリが失われます。

【ターンオーバーの乱れ】

肌のターンオーバーとは、皮下組織→真皮→表皮の順で新しくなっていく肌細胞の循環のこと。

一般的に肌のターンオーバーは28日周期で行われますが、暴飲暴食や睡眠不足、精神的なストレスなどでターンオーバーの周期が乱れることがあります。

ターンオーバーが乱れると十分に成長していない細胞が角質層を形成することになります。すると、細胞間で隙間ができたり細胞自体が脆くなったりするため、肌内部の水分を保つ力が弱く、結果的にハリの低下につながります。

ハリを保つ方法

では次に、肌のハリを保つためにはどのような対策に気をつければよいのか、見ていきましょう。

【保湿ケア】

肌のハリを保つには、体内の水分の流出を防ぐ必要があります。

洗顔時には、ゴシゴシ洗いを避け、たっぷりの泡を作って顔にあてます。手を動かしても直接肌に触れることはせず、泡を動かして汚れを落とすようにしましょう。

肌のハリを保つケア方法や食べ物

そして、洗顔後は高保湿成分であるコラーゲンやセラミド、ヒアルロン酸、ハリ対策成分とされるナイアシンアミド、ビタミンC誘導体などが入ったスキンケアアイテムを使って、肌を保護しましょう。

【紫外線対策】

肌のハリをささえるコラーゲンやエラスチンを破壊する紫外線は、肌の大敵です。

また紫外線には、コラーゲンを破壊する酵素を増やしてハリの低下を促す「UV-B」と、真皮まで入り込みコラーゲンを破壊する「UV-A」の2種類があります。

紫外線対策としては、一年を通して日焼け止めの使用がおすすめです。「UV-B」に対しては「SPF」、「UV-A」に対しては「PA」という値で記載されています。

いずれも値が高いほうが防止効果は高いですが、成分によっては肌に合わないこともあるため、肌の調子を見ながら使用しましょう。

【ハリを保つ食事】

極端な偏食で肌のバランスが崩れるように、肌に良いとされる食べ物ばかりを摂取していてもそれはやはり偏食になってしまいます。

そこで、基本的には体に必要な栄養素と呼ばれる「タンパク質」「脂質」「炭水化物」「ビタミン」「ミネラル」「食物繊維」の6種類をバランスよく摂取することが大前提です。

そのうえで、特にハリ対策におすすめの食べ物を紹介しましょう。

■手羽先
手羽先の軟骨や皮にはコラーゲンが豊富に含まれています。コラーゲンは血流促進、動脈硬化予防、筋肉量アップなどの効果が期待されます。

■卵料理
必須アミノ酸を含み、疲労回復や脂肪燃焼効果もあると言われています。また、コラーゲンの材料となる「ビオスチン」や中性脂肪を減らす「レシチン」も含まれています。

■赤い食べ物
アスタキサンチンと呼ばれる、抗酸化対策に良いとされる栄養素が含まれているのがエビ、カニ、イクラ、サケなどの「赤い色の食べ物」。また野菜ではニンジンやトマト、パプリカにリコピンという抗酸化物質が含まれています。
肌のハリを保つケア方法や食べ物

肌は健康のバロメーター

肌は健康のバロメーターとも言われており、たとえば内臓が悪かったり栄養バランスが悪い状態が続いていたりすると、肌状態が低下します。

つまり、身体全体の健康を維持することが、そのまま美肌にも直結し、その結果、ハリを保つことにもつながります。肌のハリ対策には、身体の内側・外側の両方からアプローチすることが大事ですね。