セルフネイル(マニキュア)をしていると、除光液で落とした時に、爪にネイルの色が残ってしまうことはありませんか?
どれだけ除光液をつけたコットンで爪を拭いても色残りがあるのなら、色素沈着が起きてしまっていると考えられます。
また、ネイルカラーの色素沈着の他にも、爪に黄ばみが生じてしまうことがあります!
ここでは、ネイルの色素沈着の原因や色素沈着しやすいネイルカラー、爪が黄ばむ原因など、爪と色素沈着の関係についてご説明します。
爪とネイルと色素沈着の関係
ネイルカラー(マニキュア)を塗り続けていると、除光液を使って落としたつもりでも、爪にうっすらと色が残ってしまうことはよくあります。
また、最初はそのネイルカラーの色味が残ったとしても、ネイルカラーの色素沈着が続くほどに、ネイルカラーの色に関係なく爪が黄色くなってしまうことは、珍しくありません。
では、どうして爪が黄色くなってしまうのか、見ていきましょう。
【なぜ爪の色素沈着は取れないの?】
爪とは、元々皮膚の一番上の層「表皮」が角化したものであり、「すでに死んでいる細胞」とも言えます。
そのため、皮膚のように新陳代謝は行われず修復されないため、一度爪の表面に傷がついたり、爪の内部にまで色素沈着が起きてしまったりすると、指先方向に押し出されてカットされるまで残ってしまうのです。
【ネイル・マニキュアの色素沈着しやすい色】
ネイルカラー(マニキュア)には様々な色味がありますが、その中でも色素沈着しやすい色があります。
それは主に
・赤系
・ベージュ系
・青系
・黄色・黄緑系
です。
というのも、これらのカラーには「黄色」が含まれており、黄色の色素は後残りしやすく、いわゆる「黄ばみ」を引き起こすから!
そのため、たとえば「赤色を塗っていたら、爪が(赤色ではなく)黄色くなった」という現象が起こるのです。また、古いネイルは色味に関わらず色素沈着しやすいため、使用しないようにしましょう。
なお、色素沈着しにくい色は、黄色の入っていない「白」や「黒」などです。
【ネイルカラー以外の色素沈着の原因】
ネイルカラー以外にも、爪が黄ばんでしまう色素沈着の原因が考えられます。それは、「除光液」。
ネイルカラーを落とす際に使用する除光液に含まれる成分「アセトン」によって、自爪が乾燥してしまい、黄ばんだり白っぽくなったりしてしまうのです。
除光液でしっかりとネイルカラーを落とさないと、ネイルカラーによる色素沈着が起きるため、除光液でオフすることは重要です。
そのため、除光液でオフした後は、ネイルオイル(キューティクルオイル)で保湿ケアをすることを忘れずに!
※その他、爪の黄ばみの原因として、「たばこのニコチンの付着」や「体調不良」などが挙げられます。
爪の色素沈着の改善方法
では、すでに色素沈着し黄ばんでしまった爪は、そのままにしておくしか対処できないのでしょうか。
どうしても気になる場合は、次のような改善方法があります。
①スポンジバッファー(爪ヤスリ)で、爪の表面を削る。
※ただし、自爪が薄くなりすぎないように、表面だけ薄く削るように注意しましょう。
②重曹(ベーキングソーダ)に爪を浸す。
洗面器にぬるま湯を張り、大さじ1杯の重曹を溶かします。5分程度指先(肌に違和感がなければ、手全体を入れても良い)を浸すと、爪の色素沈着や手肌の汚れが落ちます。
③ホワイトニング歯磨き粉で爪を磨く。
ホワイトニング効果のある歯磨き粉を爪の上に置き、軽くマッサージをします。爪用の歯ブラシで磨いてもOKです!
色素沈着は予防から始めましょう!
一度色素沈着が起きてしまった爪は、なかなか元の美しい爪には戻りません。
そのため、ネイル(マニキュア)を施す際は、色素沈着の予防として「ベースコート」を塗る習慣をつけましょう!