セルフジェルネイル人気が高まる昨今では、ジェルネイル初心者の方も気軽にトライしてみたいと、ジェルネイルのやり方について調べる機会が増えているかもしれません。
が、まだまだネイル用語が難しくてよく分からない……、という声も少なくありませんよね。
たとえば、セルフジェルネイルをお家で行なう場合、ジェルを爪に塗布する前の工程に「サンディング」がありますが、「サンディングってなに? どういう目的でやらなければならないの?」という疑問をお持ちのセルフジェルネイル初心者さんは珍しくありません。
そこでここでは、サンディングとはどのような目的で行う工程なのか、その方法とともにご説明します。
サンディングとは
「サンディング」とは、ジェルネイルを施す際の下準備(事前準備、プレパレーション)として行う工程のひとつ。
「バッファー」(もしくは「スポンジファイル」)と呼ばれる種類のネイルファイルを使用して、自爪表面に細かな溝(傷)をつける作業を指します。
サンディングの目的
では、ジェルネイルを塗布する前に、どうしてサンディングをしないといけないのでしょうか。
その理由は、サンディングをすると、その細かな溝にジェルが入り込むことで定着しやすく、剥がれにくくなるためです。
持ちを良くしたいのなら、サンディングを丁寧にきちんと行うことがポイントになります。
※サンディング不要で持ちのよいセルフジェルネイル製品もあります。各ブランド・メーカーにてご確認ください。
サンディングの注意点
先述したように、サンディングはバッファーを使用して行います。その際は、爪表面が全面的に少し曇る(白っぽくなる)程度に削れていればOKです。
ただし、爪の生え際や側面は削れ忘れがち。そこからジェルネイルが剥がれてくることが多いため、必ず細部まで削り忘れないようにしてください。
とはいえ、削り忘れないようにしようと削り過ぎると、今度は自爪が薄くなって傷んでしまいます。自爪が薄くなると、ジェルネイルの硬化の際に熱を過剰に熱く感じたり、火傷をしてしまったりとトラブルが起きやすくなります。
また、ジェルネイルのオフ時に、自爪が傷みやすくもなります。
そのため、サンディングをする際は、優しく爪表面の全体にまんべんなく溝をつけるだけで、必要以上に深く削らないように注意しましょう。
※サンディングの目的は、爪を薄くすることではなく、あくまで「細かな溝にジェルを浸透させて定着しやすくする」ことです!
【おすすめのファイルのグリッド数】
ファイルには、それぞれグリッド数(一般的に80G~280G程度まで)が記載されています。
グリッド数(単位:G)とは、ファイルの目の粗さを表した数字のこと。数字が大きいほど粗くザラザラとしており、数字が小さいほど細かくサラサラとしています。
サンディングに適したグリッド数は、180G前後と言われています。これよりも目が粗いと過剰に削ってしまうリスクがあり、目が細かいと思う様に溝が付けられないため注意が必要です。
■ネイルファイルの種類については、詳しくはこちら
『ネイルファイルは4種類ある?グリッド数って?|初心者向けネイルファイルの使い分け豆知識!』
工程をきちんと守ってジェルネイルを楽しもう!
セルフジェルネイルは一つひとつの工程を慌てずに行えば、想像よりも手軽にできて自由にネイルを楽しむことができます!
まだセルフジェルネイルをトライしていないのなら、必要な道具が一式揃っている便利で使い勝手のよいセルフジェルネイルキットで、ぜひ最初の一歩踏み出してくださいね。