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ジェルネイルのデメリットって?ジェルを選ぶ前に知っておきたいジェルネイルの注意点


美しい指先のカラーデザインを長期間楽しめるジェルネイル。

ジェルネイルのツヤやぷっくり感、施せるデザインの幅の広さなどから、ジェルネイルにチャンレンジしたいマニキュア(ネイルラッカー)派さんも増えてきています!

ジェルネイル

たしかにジェルネイルの色つや、発色の良さ、ぷっくりとした厚み、モチの良さやデザイン性は魅力的で、マニキュアと比べてもメリットがたくさんあります。

ですがやはり何事もメリットがあればデメリットもあります。そこでここでは、ジェルネイルにおける気になるデメリット面を挙げていきます。

ジェルネイルのデメリット1:サンディング

ジェルネイルを施す時、下準備(プレパレーション)として「サンディング」という工程があります。

サンディングとは、ジェルが爪表面に密着するように、ファイル(ネイル用やすり)で自爪の表面をこすって細かな傷をつける作業を指します。

サンディングにおけるデメリット面には

・すべての爪に施すために時間がかかる。
・削る程度(加減)を間違うと自爪を削りすぎてしまい、自爪を傷めてしまう。
・もともと薄い爪の場合、より薄くなるリスクがある。
・サンディングが十分にできていないと、せっかくのジェルネイルのモチがあまり良くならなくなる。

という点が考えられます。

ですがサンディング自体は軽く表面を削るのみのため、慣れてしまえばそれほどの手間にはなりません。

また製品によっては「サンディング不要」のジェルネイルも販売されているため、サンディングに不安がある場合は「サンディング不要」と明記されているジェルを選びましょう!

ジェルネイルのデメリット2:オフ時

ジェルネイルはマニキュアのように、除光液で簡単にオフすることはできません。

セルフジェルネイルなどで使われる「ソフトジェルネイル」の場合、アセトン溶液や専用のリムーバーで溶かす方法が採られます。

最初にジェルネイル部分のみ、表面を軽くファイルで削り、リムーバーがしみこみやすくします。

次にコットンにアセトン溶液をしみこませ、ネイル一本一本にそのコットンを乗せてアルミホイルで包み、10~15分程度置きます。

ェルネイルのオフイメージ

するとジェルネイルが溶けて自爪から浮き、はがれやすくなっているため、スティックなどで丁寧にそぎ落としています。この時に無理に自爪からジェルを引きはがさないように注意する必要があります。

また「ハードジェルネイル」の場合は、さらに最初の段階で(ソフトジェルよりも硬い)ジェルネイルを削る作業があります。

このジェルネイルを最初に削る作業において、自爪までも一緒に削らないように注意しなくてはいけません。とはいえ、あまりにジェル部分が削れていないと、なかなかオフできないために余分な時間がかかってしまいます。

またアセトン溶液はジェルネイルを溶かすほどの強力な成分を使っているため、肌に長時間触れると(体質によっては)アレルギーなどによって皮膚疾患を引き起こす可能性があります。

また無理やり自爪からジェルネイルをはがしたり、アセトン溶液を必要以上に繰り返し使用したりすると、自爪表面の層までも剥がれたり乾燥したりして弱くなってしまいます。

そのためネイルサロンでのプロによるオフではなく、セルフでオフをする場合は、セルフジェルネイルを選ぶ時点で「オフする時の取れやすさ、自爪・肌への優しさ」なども考慮に入れることをおすすめします。

ジェルネイルのデメリット3:グリーンネイルになるリスク

グリーンネイルとは「緑膿菌」(りょくのうきん)という菌が爪に繁殖し、この菌によって「ピオシアニン」や「ピオベルジン」などの緑色の色素が産出されることで、自爪が緑色になってしまう症状を指します。

この緑膿菌は温かく湿った場所に繁殖する菌。そのためジェルネイルが自爪から浮いていて隙間ができてしまうと、手洗いなどによって水分が入り込むことで菌が繁殖しやすくなってしまうのです。

そのためジェルネイルをオフした時に、自爪が緑色になっている、ということが起こる可能性があります!

さらには自爪がなんらかの原因で弱っていたり、傷が付いていたりしている上でジェルネイルを施しても、グリーンネイルになりやすいと言われています。

グリーンネイルになった場合は、ジェルネイルやマニキュアは一旦お休みし、自爪に負担をかけないよいにしましょう。

※グリーンネイルの原因は緑膿菌だけではなく、真菌感染などの可能性もあります。グリーンネイルになった場合は早急に皮膚科を受診することをおすすめします。

デメリット面を避けてメリットを楽しむ!

冒頭でもご紹介したように、ジェルネイルにはツヤや厚み、モチの良さ、デザインの幅など、マニキュアとは異なるメリットが多くあります。

セルフジェルネイルイメージ

ですがご説明したようなデメリットがあることも否めません。

そのためこれらデメリットをできるだけ避けるためには「サンディング不要」「オフがしやすく成分に気を配っている」ジェルネイル製品を選び、「リフト(ジェルが浮く)したら放置せずにオフをして、グリーンネイルにならないように清潔にする」ことを心がけるようにしましょう!