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繰り返すささくれの原因とケア方法|ささくれから分かる栄養不足は食生活の見直しから!


ふと気づくと目に入る指先のささくれ。一度気になると目が離せず、つい爪で引っ張ってしまって傷になったり、ひどい場合には雑菌が入って炎症が起きたりすることもありますよね。

ささくれケア

とはいえ、病気とまでは言えないからと、ささくれが頻繁にできても放置している人は多く、ささくれの原因についてあまり深く考えていない方もいるかもしれません。

ですが、ささくれは見た目に美しくないだけではなく、炎症が悪化して化膿する場合もあるため、根本的な原因自体を解消する必要があるのです。

そこで、ささくれができる主な原因とささくれ対策・予防方法についてご説明します!

ささくれの原因

「ささくれ」とは、爪の根元を覆うことで「後爪郭(こうそうかく)」という新しい爪を保護する皮膚部分がめくれてしまう症状を指します。

このささくれができる主な原因は、「乾燥」です。

手洗いや水仕事、家事、入浴時などにおける洗剤・水・湯との接触や、パソコン・スマートフォンなどの電子機器や器具の操作、紙や衣類との接触など、指先は日々酷使され、常に乾燥リスクにさらされています!

また、ネイル(ジェルネイル、マニキュアともに)を行っている場合、ネイルリムーバーの成分であるアセトンやアルコール成分が、爪とその周辺の皮膚を乾燥させてしまいます。

2番目の原因は「栄養不足」です。

皮膚の水分を保つためには、角質層内にある水分保持成分「天然保湿因子(NMF)」が重要な働きをしています。そして、この天然保湿因子の主構成成分はタンパク質(アミノ酸の集合体)であることから、タンパク質不足になると必然的に肌が乾燥し、他パーツと比較しても末端の指先は乾燥が加速してしまいます。

また、ビタミンA、ビタミンB2、ビタミンE、その他ミネラルなど、多数の栄養素もまた、皮膚を健康的な状態に保つ働きがあります。

しかし、食事制限によるダイエットや食生活の乱れなどによって摂取栄養素に偏りがあると、タンパク質不足同様、皮膚の乾燥が現れやすくなるのです!

ささくれの改善・予防対策

【乾燥予防対策】

ささくれの主な原因は「乾燥」のため、まずは保湿対策を徹底しましょう!

まず、すでにささくれが出来ている場合は、爪で引っ張って取ろうとするのは絶対にやめてください。入浴後やお湯を入れた洗面器に手を浸し、指先の皮膚・爪を柔らかくしてから、清潔なキューティクルニッパー(なければアイブロウシザーズ)で出来るだけ根元からカットしましょう。

短めのささくれの場合は、ネイルファイル(ヤスリ)で優しく削る方法もおすすめです。

その後、ネイルオイルやハンドクリームを「爪と皮膚の間」にまでしっかりと塗りこみ、保湿します。

また、日常的なケア方法や注意点として、食器洗いなど水仕事をする際は事前にネイルオイルやハンドクリームをたっぷりと塗ってからゴム手袋をはめて(直接ゴム手袋をしたくない場合は「綿手袋」をしてから)、お湯で手袋内の手を温めながら行いましょう。

ささくれケア

さらには、就寝前にもハンドクリームをたっぷりと塗り、ハンドマッサージをして血行を促進してから綿手袋をして寝れば、翌朝しっとりと保湿された手になります。

■ハンドマッサージについては、こちらの記事で紹介しています。
『ハンドマッサージは手作りマッサージオイルで!ハンドマッサージで美肌・むくみ対策からリラックス効果まで』 

【おすすめ栄養素】

体の外側から保湿を行いつつ、体の内側からも皮膚の健康を保つ栄養素をバランスよく取り入れましょう!

■たんぱく質:牛乳、卵、肉類、魚類、白米、大豆・大豆製品、ジャガイモ など
■ビタミンA:レバー、ウナギ、銀ダラ、ニンジン、カボチャ、ホウレンソウ など
■ビタミンB2:レバー、ウナギ、乳製品、アーモンド など
■ビタミンE:ウナギ、サーモン、イワシ、カボチャ、赤ピーマン、ゴマ など

ささくれで健康チェックを!

ささくれは刺激を与えると痛みを伴ったり、化膿したりとあなどれない皮膚疾患です。

ささくれケア

どれだけ保湿アイテムでケアをしてもなかなか治らない場合は栄養不足を疑い、食生活の見直しをして、栄養バランスに気をつけましょう!