セルフジェルネイルやマニキュア(ネイルポリッシュ)に興味はあるけれど、不器用だから自分でうまく塗れる自信がない……。そんなネイル初心者の方は多いですよね。
ですがコツさえつかめれば、簡単にきれいなネイルをおうちで楽しむことができます! きれいな指先をキープすれば、気分まで高まるはず。
そこでここでは、ネイルが映えるハンドケアから基本のネイルの塗り方までをご紹介します!
指先・爪周りケア方法
指先はパソコンやスマホ操作、水仕事、家事などによって常に酷使され、水分が奪われやすいパーツです。
そのためお気に入りのネイルを施す前に、まずはベースとなる指先・爪周りを健康的に美しくケアしましょう。たまにではなく、日常的に行うことが重要です。
【指先・爪周りケア方法】
1.お風呂の湯船やお湯を張った洗面器に指先をつけ、指先・爪をふやかします。
2.キューティクルオイルまたはネイルクリームを指先から爪周り中心に塗り込みます。
3.お湯で湿らせた綿棒の先を使って、甘皮をそっと押し上げ、クルクルと円を描くように取っていきます。もしくは片手の親指の先にガーゼを巻きつけ、もう片方の手の爪一つ一つの甘皮を、ガーゼをクルクルと円を描くように動かしながら取っていきます。これを両手の爪すべてに行います。
4.端に残った甘皮をニッパーで切ります。※甘皮は無理に引っ張らないようにしましょう。
5.最後にもう一度、キューティクルオイルまたはネイルクリームを指先から爪周り中心に塗り込み保湿します。
爪の形を整える方法
爪の長さや形を整える時、爪切りを使っている方は多いようです。
ですが爪切りでバチンと切ると、衝撃が爪に伝わり、二枚爪などの原因になってしまいます。そのためできる限り爪はエメリーボード(爪やすり。ファイルの一種)を使って、爪の長さ・形を整えましょう。
【爪の形を整える方法】
1.お風呂の湯船やお湯を張った洗面器に指先をつけ、指先・爪をふやかします。
2.エメリーボードを爪の先端に当て、好きな長さになるまで「一方向」に動かして爪を削ります。この段階ではカーブは意識せず、爪の先端部分が一直線になるように削ってください。
3.次に爪の角にカーブをつけていきます。同じくエメリーボードを「一方向」に動かして、角部分に丸みを出します。
4.爪の左右の角が丸くなり、きれいなU字になったら完成です。
この後で甘皮処理をすれば、ネイルが映える素爪の準備ができました。
セルフネイルを施す手順
ではここからは、セルフできれいにネイルを施す手順を、注意すべきポイントとともにご紹介します。
【ワンカラーネイルを施す手順】
※ネイル(マニキュア)、ジェルネイルを塗る前には、爪の油分やゴミは事前にエタノールや除光液などでふき取っておきましょう。
1.ベースコートを塗ります。
2.カラーを薄めにブラシに取り、爪の先端部分(エッジ)に軽く塗ります。
3.次に爪の表面を塗っていきます。爪の根元にある甘皮に付かないように、1㎜ほど根元を残すことを心掛け、まず根元3㎜ほど上にブラシを置いて、ぐっと根元1㎜まで上げてから(逆方向の)爪先端方向に一気に引きます。
4.ブラシの端部分を使って、爪のサイドも根元から先端方向へと引きます。この時、ブラシを立てて塗ると強い圧が掛かってしまい、きれいに塗れません。ブラシは寝かしながら引くようにしましょう。
5.1度塗りでは色が薄かったりムラがでてしまったりする場合、2度目を重ねて塗ります。1度塗りしたカラーの上から重ねるだけですが、ここでもブラシは寝かしながら引くようにしましょう!
6.カラーが乾いたらトップコートを塗って完成です。
マニキュアを乾かす時の注意点
セルフネイル(ジェルネイルではなくマニキュア使用)で一番困るのは、なかなか乾かずにうっかり傷をつけたりヨレたりしてしまうこと。
そこで以下に、マニキュアを出来るだけ早く乾かすテクニックやポイント・注意点についてご紹介します。
※ジェルネイルの場合は、ジェルを重ねるごとにライト(ランプ)で硬化させるため、なかなか乾かずに困ることはありません。
【マニキュアを乾かす時の注意点・早く乾かすポイント】
1.ネイル(マニキュア)は塗る前に冷蔵庫保存をしておくと、早く乾きやすくなります。なぜならネイルは温度が低くなるほど外気との温度差ができ、揮発しやすくなるためです。
※ジェルネイルのジェルは、「直射日光の当たらない冷暗所」での保存がオススメです。
2.ネイルの色を濃くしたい場合でも、1度に塗る量は薄くし、何度も塗り重ねるようにしましょう。
厚く塗ってしまうと中までなかなか乾きません。
3.どうしても早く乾かしたい場合は、ドライヤーの「冷風」を使い、冷やして乾かします。ただしドライヤーの風圧でせっかく塗ったネイルがよれないように、ある程度離した状態で様子を見ましょう。
4.ネイルを塗る時に、暑い夏場は指先をドライヤーの冷風や冷水などで事前に冷やしておきます。反対に寒い冬場は指先をドライヤーの温風や温水などで事前に温めておきます。これは外気(室内温度)と体温に差があるほどに早く乾きやすいためです。
5.ネイルがある程度乾いた後、オリーブオイルをネイル部分にブラシなどで塗ると、表面がなめらかになり乾きも早くなります。
6.速乾性を謳ったオイルやスプレーを使用すると、早く乾かすことができます。
美しい指先で視線をクギつけに!
ワンカラーでのセルフネイルがキレイにできるようになれば、フレンチネイルやグラデーションネイルなど、デザイン性のあるネイルも意外に簡単に自分で施すことができますよ。
まずは自爪の形を整え、甘皮処理を定期的に行うことを習慣にして、ふとした時にパッと目を引く指先美人を目指しましょう!