口元のシワ対策！シワの原因と予防方法まとめ

口元は表情を表したり話したり食べたりと、日常的に多く使う部分であるため、どうしても年齢を重ねるにつれて深くなっていくことが一般的です。

しかし、正しいスキンケアや生活習慣の改善など、適切な予防対策を行うことはいつからでもできます！　

そこでここでは、口元のシワができる原因とその対策について説明します。

口元のシワはひとつじゃない

ひとくちに「シワ」といっても、口元には複数のシワが存在します。

【縦ジワ】

唇の上下にできる細いシワです。

目元や目尻などにもできやすく、「ちりめんじわ」という呼び方もあります。

【ほうれい線】

鼻の両端から口元までゆるやかにカーブするシワで、別名「鼻唇溝（びしんこう）」ともいわれています。

厳密には「シワ」ではなく、「たるみ」による溝です。

【マリオネットライン】

口の両端から下あごに向かって縦に入るシワを指します。操り人形（マリオネット）のように見えることからこの名前が付きました。

【梅干しジワ】

口を閉じたときに、下顎に現れるシワのことで、不規則な線の入り方が梅干しに似ていることから梅干しジワと呼ばれています。

口元のシワの原因

シワができる主な原因としては、以下のようなものがあります。

・表情筋をうまく使えていないことでの筋肉の衰え
・乾燥による肌の弾力不足
・紫外線や環境汚染などの外的な要因によるダメージ
・タバコやアルコールの摂取過多などの生活習慣による体の老化の加速

主に以上のような原因によって、口元のシワが引き起こされます。

それでは、口元のシワを改善するための具体的な対策について見ていきましょう。

【洗顔を正しく行う】

洗顔は、肌の清潔さを保つために非常に重要です。しかし、間違った洗顔方法は肌の乾燥や刺激を引き起こし、シワを悪化させることがあります。

口元のシワを予防するためには、以下の点に注意しましょう。

・洗顔料は、皮脂を取りすぎない、肌質に合ったものを選ぶ
・洗顔時には、泡をクッションにして優しくマッサージするようにして洗う
・洗顔後は、必ず保湿をする

【日焼け対策を徹底する】

紫外線は、肌の老化を促進させる大きな要因です。

特に、口元は紫外線に直接さらされやすいため、日焼けクリームを口元の肌までもしっかりと塗布し、唇の日焼けを防ぐためにはUVカット効果のあるリップを使用しましょう。

また、外出時には帽子や日傘を利用することも効果的です。

【水分補給】

口元のシワは、肌の乾燥によって引き起こされることが多いため、身体全体の水分補給が重要です。

一日に必要な水分摂取量は、一般的に男性で2リットル、女性で1.6リットル程度と言われています。

【適切なスキンケア】

口元のシワは、顔全体のシワと同様に、適切なスキンケアで予防することができます。

洗顔の際は、肌を傷つけないようにやさしく洗い、化粧水や乳液などで保湿を行います。また、口元専用の美容液やクリームを使用することもおすすめです。

これらの製品には、保湿美容成分のコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸などが含まれているため、口元のシワ対策に役立ちます。

【食生活の改善】

口元のシワには、栄養不足が原因であることも。そこで、食生活を改善することで、シワの改善を目指すことができます。

たとえば、納豆、豆腐、魚介類、野菜、果物などをバランスよく積極的に摂取することで、たんぱく質、ビタミンC、ビタミンE、ポリフェノールを身体に取り入れましょう。

【ストレス管理】

ストレスによって、知らず知らずのうちに表情が歪み、シワを作っていたり、頬杖をつくことでストレスから逃れようとしたりすることがあります。

そうならないためにも、まずはストレスを溜めないこと、そして、ストレスを感じたら解消する手段を持っておくことが大切です。

たとえば、一日の終わりに長めの入浴時間を作ったり、ヨガをしたりするのもストレス解消に役立ちます。

表情筋エクササイズ

シワやたるみは、表情筋の衰えによっても生まれます。そこで表情筋を鍛えることで、顔の輪郭を上げてハリのある肌に戻すことを目指しましょう。

【舌回しエクササイズ】

軽く口を閉じ、舌を歯の外側に這わせて大きく回します。右回し、左回し、それぞれ30回を目安に行ないましょう。ほうれい線に対して効果があります。

【「あいう」体操】

口を大きく動かし、10秒間「あー」と言いつづけましょう。これと同じ要領で「いー」「うー」と続けます。できれば1日15セットに挑戦してみましょう。マリオネットラインや二重あごに効果があります。

【ペットボトル筋トレ】

500mLペットボトルに少量の水を入れ、歯を使わずに唇だけで10秒間くわえます。水の量は重さを感じる程度で大丈夫です。なれてきたら少しずつ水の量を増やすと良いでしょう。口の周りにある「口輪筋」が鍛えられます。

地道なケアで健やかな肌を育てましょう！

年齢を重ねるごとに、どうしてもシワはできやすくなります。

ですが、無理のない範囲で「シワを作らないための行動」に目を向ければ、自然と健やかな肌を育てることにつながるはず！　毎日の地道なケアでシワが気にならない理想の肌を目指しましょう。