ちょっとした衝撃ですぐに二枚爪になってしまったり、キレイに伸ばそうとしても途中で割れてネイルが思うように楽しめなかったり……。自爪が弱いことで好きなネイルデザインをあきらめていませんか?
ですが、生まれつき自爪が薄い・弱いと思い込んでいる方でも、適切にケアをすれば自爪を今よりも強く生まれ変わらせることができるのです!
そこでここでは、弱い自爪を強く割れにくくするための注意点や対策について、ご紹介します。
爪は皮膚の一種?
そもそも「爪」は、何でできているのかご存じでしょうか。
爪とは、簡単に言えば「皮膚の一種」です。皮膚の細胞が厚く硬くなり、角質化したものが爪にあたります。
そのため、爪もまた皮膚と同じくタンパク質でできており、さらにはタンパク質のひとつである「ケラチン」が大半を占めているのです。
爪が弱っている主な原因
皮膚の一種である爪が弱っている原因として考えられるのが、主成分であるケラチン、つまり「タンパク質不足」です。その他、健康な爪を育むための栄養素が不足している懸念があります。
また、なにかしらの影響により爪の水分量が減少し、「乾燥」していると、割れやすくもろい爪になってしまいます。
栄養不足や乾燥によって皮膚が弱り、何らかのトラブルが起きるように、爪にも栄養不足や乾燥によってトラブルが起きているのです。
爪を強くする対策
では、ここからは弱った爪を強く健康的にするための対策を挙げます。
【弱った爪を強くする方法1.不足した栄養素を摂る】
先述したように、爪の主成分はタンパク質(英語で「プロテイン」)です。そのため、タンパク質を食事やサプリメントから摂取し、不足分を補う必要があります。
■タンパク質を含む食材例:
・肉類(鶏ささみ、鶏むね肉、豚ヒレ肉、牛ヒレ肉、など)
・魚介類(アジ、マグロ、イワシ、カツオ、など)
・大豆・大豆製品
・乳製品
・卵
また、鉄分不足の場合も爪に異常が見られるようになります。貧血気味の方は、特に鉄分摂取を意識しましょう。
■鉄分を含む食材例:
・レバー
・肉類(赤身)
・魚介類(赤身魚、あさり、しじみ、など)
・海藻類(ひじき、わかめ、のり、など)
・ほうれん草
・ごま
ビタミン類も全般的に摂取したい栄養素ですが、特にビタミンAは、薄い爪を強くする働きがあります。
■ビタミンA(またはプロビタミンA)を含む食材例:
・レバー
・ウナギ
・バター
・卵
・緑黄色野菜
【弱った爪を強くする方法2.乾燥予防をする】
頻繁にジェルネイルやマニキュアを楽しんでいる方は、オフをする時にアセトンや、除去力の強いアセトン配合の除光液・リムーバーを使用する頻度が高くなってしまいます。
アセトンや除光液・リムーバーは、爪に必要な水分・油分までもネイルと共に取り去ってしまうため、保湿ケアをしなければどんどん乾燥してしまうのです。
そのため、もしもアセトンやアセトン入りのリムーバーを使用しているのなら、可能な限りノンアセトンのリムーバーに替えてオフするようにしましょう。
ただし、弱い成分のリムーバーを使用した結果、きちんとオフできなければ、反対に爪に負担をかけてトラブルを招く原因になります。
そのため、アセトン入りリムーバーでしっかりとオフする場合は、オフ後にキューティクルオイル(ネイルオイル)をしっかりと爪とその周辺に塗りこみ、乾燥を防ぐようにしてください。
また、ネイルを行っていない時でも、水仕事や手洗い後など、手を水で濡らした後は必ず保湿ケアをするようにしましょう。
【弱った爪を強くする方法3.爪切りを使用しない】
爪を短くする際、爪切りで勢いよく切っていると、二枚爪・三枚爪の原因になることがあります。
なぜなら、爪は3層が積み重なって1枚の爪を形成しているため、爪切りで爪先に衝撃を与えるとその反動で層が剥がれてしまうからです。
爪を短くし整える際は、ネイルファイル(エメリーボード、爪やすり)を使用し、丁寧に削るようにしましょう。
毎日のケアで自爪を強く健康的に!
栄養不足や乾燥など、毎日の積み重ねで自爪が弱くなってしまうことは珍しくありません。
爪も肌と同じく、適切にケアすることで健康状態は変わります。これからのネイルを存分に楽しむためにも、今日からすぐにネイルケアを心がけてくださいね。