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巻き爪のセルフケア方法|巻き爪の原因を知って巻き爪予防・改善対策をしましょう!


足の爪の端が内側に曲がって伸び、指の肉にくい込んで傷みを感じることはありませんか。その症状は「巻き爪(まきづめ)」です。

巻き爪

「くい込む爪をこまめに切っているのに、全然治らない」とお悩みなら、巻き爪になりやすい根本的な原因が改善されていないのかもしれません。

そこで、巻き爪にお悩みの方に向けて、足の巻き爪の主な原因と巻き爪のセルフケア対策をご紹介します。

巻き爪とは

巻き爪とは、爪の両端が通常よりも内側に巻いて伸び、指の肉にくい込んで痛みを生じさせる爪の状態を指し、主に足の爪に起こります。

そのため、爪のくい込みが激しい場合には歩行困難になるケースもあり、歩行可能な場合でも痛みに悩まされ続けることがあるため軽視できません。

【巻き爪の種類】

巻き爪には大きく2種類あります。

1つ目の「陥入爪(かんにゅうそう)」とは、爪の両端がそこまで大きく内側に巻いていないものの、肉にくい込んでしまい、ひどい場合には炎症を起こす巻き爪のこと。

巻き爪

2つ目の「湾曲爪(わんきょくそう)」とは、爪の端(片端・もしくは両端)が大きく内側に巻いてしまい、明らかに変形をして炎症や腫れなどを起こす巻き爪のことです。

巻き爪の主な原因

では、そもそもなぜ爪の端が内側に巻いてしまうのでしょうか。実は、元々爪は内側へ巻いて伸びる性質があります。ですが、反対に「爪を外側へ広げる力」がバランスよく働いていることで、通常は巻き爪にならずにまっすぐ伸びているのです。

そして、この「爪を外側へ広げる力」とは、歩行時や立っている時など、日常生活での動作によって地面から足の爪へと伝わっています。

そのため、巻き爪の原因としては「爪が巻く力のほうが、外側に広げる力を上回っている」時に起こると考えられるのです。

では、具体的に巻き爪になりやすい主な原因を見ていきましょう。

【巻き爪の原因1. 靴のサイズが合っていない】

サイズが小さい靴や指先が細い靴を履き続けていると、足の指・爪が圧迫されることで変形し、巻き爪になりやすくなります。

また、サイズが大きく余裕がある靴であっても、指先に空間ができることで爪が靴の内側に当たったり、きちんと踏ん張ることができずに力のバランスが崩れたりして、巻き爪の原因となりえます。

【巻き爪の原因2. 深爪をしている】

爪が伸びると痛くなると感じて深爪にしていると、さらに巻き爪になりやすくなります。なぜなら、爪の面積が小さくなるほどに「爪を外側に広げる力」が弱くなり、巻く力が上回ってしまうからです。

さらに、爪の先端・両端部分を短く切り過ぎると、爪が触らなくなった部分の肉が盛り上がってしまうため、爪はさらに内側に巻きながら伸びることになるのです。

【巻き爪の原因3. 歩行に問題がある】

先述したように、「爪を外側へ広げる力」とは、歩行時や立っている時など、日常生活での動作によって地面から足の爪へと伝わっています。

そのため、歩行量が少なかったり、歩行時に指先の痛みや外反母趾などの理由によって重心の偏りがあったりすると、「爪を外側へ広げる力」が弱まるために力のバランスが崩れ、巻き爪の原因となるのです。

【巻き爪の原因4. 加齢】

年齢を重ねると、肌と同様、爪の水分量も減少しやすく、硬くなってしまいます。さらに、原因3のように歩行量が不足することによって、巻き爪になりやすくなります。

以上が巻き爪になりやすい主な原因です。しかし何らかの疾患によって巻き爪が起こっている可能性もあるため、主な原因に心当たりがない場合は、皮膚科を受診することをおすすめします。

巻き爪のセルフケア対策

では、自分でできる巻き爪のセルフケア方法をご紹介します。

※上述の「巻き爪の主な原因」対策も行いつつ、お試しください。

【巻き爪のセルフケア方法1.コットンを挟む】

簡単な応急処置として、指の肉に当たる爪の端部分に、コットンを小さく丸めて挟む方法です。

ご自分の巻き爪のくい込み方や痛みによって、コットンの大きさを調整しながら挟みましょう。

【巻き爪のセルフケア方法2.テーピングをする】

市販のテーピングテープや巻き爪用テープを使用します。症状の度合いや痛みによって、どのテープが最適かは変わるため、テープの使用方法や適した症状を確認するようにしましょう。

■一般的なテーピングテープを使用するテーピング方法■

巻き爪
①テープの端を爪の一方の端のキワに貼り、皮膚が爪の端から離れるように引っ張ります。
②下方向(指の腹)から上方向(爪側)に回し、もう片方の爪の端のキワに触るように斜めに、指の上側に貼ります。
③反対側も同様にします。

【巻き爪のセルフケア方法3.巻き爪矯正器具を使う】

巻き爪矯正器具が市販されています。テープやクリップなどの簡単な巻き爪矯正アイテムでは改善できなかった場合、巻き爪矯正器具をお試しされてはいかがでしょうか。

巻き爪を悪化させないように!

巻き爪による痛みによって歩行困難になり、さらに巻き爪が悪化する悪循環になることがあります。

そのため、巻き爪があまりにひどく痛みや炎症が少しでも見られるなら、セルフケアだけでなく、皮膚科を受診されることもおすすめします!