年齢を重ねるごとに気になる身体のパーツのなかでも、上位に挙がるのが「二の腕」。
「振袖」と呼ばれるタプタプと緩んだ二の腕は、ダイエットをしてもあまり細くはならないため、他のパーツが痩せても太って見えることも。また、二の腕のたるみによって老けてみえるリスクも否めません!
そこでここでは、二の腕がたるんでしまう主な原因と、自宅でできる二の腕エクササイズ方法をご紹介します。
二の腕のたるみの原因は?
「昔は何もしていなくても、二の腕がこんなにたるんでいなかったのに……」と思われている30代、40代以降の方は多いはず。
また、20代であっても「最近二の腕のたるみが進行してきたような……」と不安を感じている方も少なくありません!
そこでまずは、どうして二の腕がたるんでしまうのか、その主な原因を見ていきましょう。
【二の腕がたるむ原因1.腕の筋肉の衰え】
二の腕には、表側にある筋肉「上腕二頭筋」と(力こぶの)裏側にある「上腕三頭筋」がありますが、二の腕のたるみは上腕三頭筋の衰えが原因です。
上腕三頭筋は、腕を伸ばしたり腕を身体の後ろにしたりする時に使用する、腕の筋肉の中で最も体積が大きい筋肉。
日常生活ではあまり使わない筋肉のため、年を追うごとに衰えやすく、たるみやすくなる筋肉のひとつなのです。
なお、毎日の姿勢の悪さによって猫背・巻き肩(肩甲骨が開いて肩が内側に向いた状態)になっていても、上腕三頭筋が使われにくいため、やはり衰えてしまいます。
【二の腕がたるむ原因2.脂肪・セルライトが溜まっている】
筋肉の上に多量の脂肪がついていると、残念ながらたるみになってしまいます。
また脂肪細胞が溜まった状態で何もケアをしていないと、血行不良やリンパの滞りが起こり、余分な水分や老廃物が排出されないために脂肪細胞に蓄積され、脂肪細胞がさらに肥大化しむくみが発生します。
すると、むくみが悪化したセルライト状態まで起こってしまい、ますます血行不良やリンパの滞りの悪循環を生み出してしまいます。
その結果、食事制限などではピンポイントでの二の腕の脂肪はなかなか解消されず、たるんでしまうのです。
二の腕のたるみ改善エクササイズ
ではここからは、お家で簡単にできる二の腕のたるみ改善エクササイズをご紹介します。
【二の腕エクササイズ1】
①胸の前で両手の指を上下に合わせて引っ掛けます。
②腕の後ろ側にある上腕三頭筋と背中の筋肉を意識しながら、左右に引っ張り合います。
③5秒引っ張って緩める、を10回繰り返します。
【二の腕エクササイズ2】
①床に膝を立てて座ります。
②両手を後方につきます。
③両ヒジをゆっくりと曲げていきます。限界のところで3秒キープします。
④ゆっくりとヒジを伸ばして、元に戻します。
⑤ ③~④を10回繰り返します。
【二の腕エクササイズ3】
①あぐらをかいて座ります。
②右手を上げてヒジを曲げ、背中(右側の肩甲骨辺り)に手を置きます。
③左手を上げてヒジを曲げ、右手のヒジに手を置きます。
④そのままの状態で、左手で右手のヒジを引っ張るようにして、上半身を限界まで左側に倒します。
※上半身の右側側面が伸びているか意識し、10秒キープします。
⑤反対側も同様に行います。
※上半身を左右に倒す際は、お尻が床から浮かないように気をつけてましょう。
⑥両腕を上げてヒジを曲げ、左右のヒジをつかみます。
⑦肩甲骨を中央に寄せるイメージで、後頭部で軽く腕を押しながら、胸を上げます。
※反り腰にならないように注意し、10秒キープします。
毎日のエクササイズで二の腕スッキリ
一度たるんでしまった二の腕は、数日でスッキリ、という訳にはいきません。
ご紹介したエクササイズを毎日継続して行って二の腕の筋肉の衰えをカバーしつつ、さらには朝晩のスキンケアのついでに二の腕も保湿クリームを塗布してマッサージするのがおすすめです!