ジェルネイルを続けていることで、爪や指先に痛みを感じることはありませんか?
もし、まったくトラブルがないのであれば、それはネイルケアがとても行き届いている証拠。でしが、少しでも痛みを感じた経験がある人は、どこかに問題を抱えているため、要チェックです!
そこでここでは、ネイルに伴う痛みや爪が傷む原因について紹介します。
ジェルネイルで爪が痛む原因
【硬化熱】
ジェルネイルは、UVライトやLEDライトの照射により化学反応を起こして硬化します。その硬化の際に熱を発生します。
正しく施術されていれば、あまり問題はありませんが、痛みを伴う熱さがある場合には、以下の3つの原因が考えられます。
1.ジェルネイルを厚塗りしすぎている
塗布されたジェルネイルの分量だけ熱が発生するので、必要以上にジェルネイルを塗布してしまうと、それだけ大きな熱を発生させることになります。
2.爪が薄い
ジェルネイルが適量であっても、爪が薄いと、熱が爪を通り越して皮膚に伝わってしまうため、痛みを伴う熱さを感じることになります。
3.ライトの光が強すぎる
製品によって性能はまちまちですが、硬化中に熱いと感じたら、まずは指をライトから遠ざけてみましょう。
【ジェルネイルの収縮】
ジェルネイルは、熱による硬化と合わせて、収縮する性質があります。
ジェルネイルの収縮に自爪が引っ張られて、痛みを感じる場合があります。加えて爪が薄い場合は、ジェルネイルによって巻き爪になったり、逆に平たくなったりすることもあります。
【爪を削りすぎてしまう】
サンディングの際に必要以上に爪を削りすぎて爪が薄くなり、結果として痛みを感じる場合があります。
サンディングは、爪の表面をデコボコにし、ベースネイルが付着しやすくすることを目的とした処理なので、深く削る必要はありません。
【頻繁なネイルの付け替え】
ネイルに対して感度の高い方は、何度もネイルを付け替えることもあるのではないでしょうか。
ネイルの付け替えの頻度が高いということは、それだけサンディングの回数も増えるということになり、爪を薄くしてしまうことにつながります。
【無理に剥がそうとする行為】
ジェルネイルは、サンディングによってデコボコになった爪の表面に、樹脂が液体となって付着し、化学反応によって硬化しているため、物理的に剥がれにくくなっています。
その状態で、無理やり剝がそうとすれば、自爪もダメージを受けます。
【ネイルの引っかかり】
長さだしをしたネイルなどでよく起こるのが、手を動かした際に爪の先を何かにひっかけてしまい、テコの原理でネイルに強い力がかかってダメージを受けてしまうことです。
仕事の環境や生活環境に合った長さのネイルにすることが大切です。
【栄養不足】
頻繁にネイルを変えなくても、ジェルネイルを施術すれば、やはり爪に負担がかかることには違いありません。
そんなときに重要になってくるのが爪への栄養補給ですが、これが不足していると爪の回復が追い付かず、結果として爪を傷めてしまいます。
爪が傷むとどうなるの?
【表面からツヤがなくなる】
爪のキューティクルが失われると、まず爪の表面がザラザラし始め、白くパサパサした状態になります。さらに悪化すると二枚爪も発生します。
【爪を押すだけで痛みを感じる】
軽く押しただけでいつも以上に痛みや圧を感じるようであれば、それは傷んでいるサインです。細菌が入り込んでいる可能性もあるため、できるだけ速やかにネイルをオフしてください。
【ジェルを乗せると冷たさを感じる、しみる】
健康な爪であれば、冷たかったりしみるような痛みを感じたりすることはありません。これも爪が薄くなっている危険信号です。施術をすぐにやめて、爪の保護を優先してください。
爪が傷んだと感じた時の対処法
【キューティクルオイルでケアする】
まずは爪の組織を保護するためにキューティクルオイルを毎日塗布しましょう。加えてハンドクリームなども有効です。
【水にあまり濡れないようにして保湿する】
濡れた手の水分をタオルなどでふき取る際に、手の皮膚から必要な水分も奪われていきます。これは爪にとっても良いことではありません。
爪がダメージから回復させている間はできるだけ素手で水に触ることは避けましょう。仕事や生活でどうしても必要な場合は、ゴム手袋などで保護するとよいでしょう。
【ネイルを休む】
自爪が傷んだ時の最大の回復方法はやはり、ネイルをお休みすることです。爪に負荷をかけず、しっかりと栄養と睡眠をとり、体の内側から回復させるのを待ちます。
特に指先や足の先は、心臓から遠いので栄養も届きにくい部位でもあります。一度傷んでしまうと回復には時間がかかるため、焦らず爪をいたわりましょう。
健やかな自爪があってこそのネイルライフ!
ネイル愛好家にとって爪は、大事なファッションポイント。ですが、健やかな状態をキープできていなければ、自分らしくオシャレを楽しむことも難しいでしょう。
大切な爪を守るために、傷みやすくなる原因と対策を踏まえて、正しくネイルケアをしていきましょう。