美しいネイルを長く維持できるジェルネイル。ですが、持ちが良い分、自爪に密着しているため、オフする際も自爪を傷つけないように、丁寧な手順が必要になります。
そこでここでは、ジェルネイルオフに必要な道具と手順についてご紹介します。
ジェルネイルオフに必要な道具
自爪を傷つけず、きれいにジェルネイルをオフするためには、ネイルの施術時と同じように道具が必要になります。
1.ファイル:トップジェルを削り、リムーバーがより浸透するようにします。150~180くらいのグリッドがよいでしょう。
2.アルミホイル:爪に染み込ませたリムーバーの揮発を防ぐために使います。爪を包めるサイズに、小さく切っておきましょう。
3.コットン:リムーバーをジェルに染み込ませるために使います。爪1枚の全体をしっかりと覆う大きさに切ります。10枚用意しましょう。なお、ティッシュでも代用できます。
4.ピンセット:リムーバーをコットンに染み込ませるときに使います。
5.リムーバー:ジェルネイルの除去剤です。「アセトン」という成分が入っている商品を選びましょう。
6.プッシャー(またはウッドスティック):柔らかくなったジェルを除去しますが、力づくにならないように優しく剥がします。ちなみに割り箸でも代用できます。
7.キューティクルオイル(または保湿クリーム):オフした後の自爪のケアに使います。
※セルフジェルネイル初心者さんの場合なら、多くのジェルネイルスターターキットに、オフ用のアイテムも揃っています。メーカー・ブランドやキットメニューによってセット内容は異なるため、オフ用アイテムまで含まれているか、よく確認しましょう。
ネイルオフのやり方
1.ファイルでジェルネイルを削る(できれば、ベースジェルが見えるところまで)
2.リムーバーをコットンに染み込ませ、各ネイルの上にコットンを置く
3.コットンの上からアルミホイルを置いて、指先を包む
4.10分から20分ほど待ち、リムーバーをジェルネイルによく染み込ませる
5.プッシャー(または、ウッドスティック)で、柔らかくなったジェルを取り除く
6.ファイルで爪を整える
7.キューティクルオイルまたは保湿クリームを爪とその周辺に塗って保湿する
オフするときに気をつけたいポイント
【再硬化に注意】
ウッドスティックでジェルを除去する場合、爪をひとつずつ作業していきますが、その際、他の指からアルミホイルは取らないでおきましょう。揮発して再度硬化してしまう場合があります。
【ストーンを載せている場合】
ストーンを載せている場合は、まずファイルでストーンの周辺を削ります。つぎにネイルニッパーなどでほぐすように取り除きましょう。
オフ時の注意事項
【強引にジェルを剥がさない】
ファイルで全部ジェルを落としてしまうのは自爪を痛める原因になります。一度で取れきれない場合は、再度リムーバーを染み込ませたコットンを置いて、丁寧にジェルを落としましょう。
【除光液では落ちない】
マニキュアを落とす除光液は、ジェルネイルには使えません。アセトンの配合量が少ないため、ジェルネイルを落とし切ることが出来ません。
【アセトンは引火性の物質なので取扱注意】
アセトンは引火性の物質のため、非常に燃えやすい性質があります。火の近くでの作業は絶対に避けてください。
サロンでオフしてもらうのも選択肢
オフの作業は、施術する時と同じくらい、手間がかかります。
また、やり方を間違えると爪を痛めてしまうので、慣れるまではネイルサロンでやってもらうのも良いでしょう。一般的な相場は3000円から5000円と言われています。
ネイルオフ専用の便利グッズの活用
【ネイルオフカバー】
筒状のクリップになっていて、リムーバーを染み込ませたコットンを挟む時に使います。
アルミホイルを用意しなくてよく、しっかりと挟むため、リムーバーが全体にきちんと染み込みやすく便利です。他にもシリコン製のフィンガーキャップなど、同じ用途のグッズが数多く販売されていますので、調べてみるのも良いでしょう。
【おすすめジェルオフセット】
・シャイニージェル「ジェルオフセット」<リムーバー130+ソークオフキャップ+ゼブラファイル+ウッドスティック>
【電動ネイルマシン】
電動で回るネイルマシンです。価格によって速度調整がついているものもあります。電源を入れて指に当てるだけで均一にネイルを削ることが出来ます。
【ネイルポリッシュリムーバーマシン】
一度に5本の指を同時にネイルオフできるマシンもあります。マシンにリムーバーを入れてあとは指を入れるだけという簡単操作で、熱と水蒸気の組み合わせでネイルを柔らかくしてくれます。
健やかな自爪のためにジェルオフを丁寧に!
ネイルのオフに手間をかけるということは、自分の爪を労るという意味でもあります。
いつまでも美しいネイルを楽しむためには、その土台となる自爪を健康に保つ必要です! オフするときこそ施術時以上に丁寧に行いましょう。