サロン派もセルフネイル派も、気になるのはジェルネイルのモチ。せっかく施術したのだから、「最低1か月は持ってほしい~!」と思っている方がほとんどなのでは?
中には「ジェルネイルがすぐにリフトしたり削れたりするのは、セルフネイルだからかも?」「せっかくサロンでプロネイリストに施術してもらったのに、どうしていつもすぐに取れるんだろう?」などと、いつも残念に感じている方もいるかもしれませんね。
しかしもしかすると、あなたのジェルネイルは今より1週間も長く持つようになる可能性があります! そのためには以下にご説明するポイントを押さえてみてくださいね。
ジェルネイルが長すぎる!?
(セルフジェルネイルの場合はプレパレーションをきちんとしていても)ジェルネイルの先端が欠けたり削れたりリフトしたりする原因の多くは、先端部分をぶつけることによる衝撃だと言われています。
指先は毎日多くの動きに対応し、小さな衝撃から大きな衝撃まで、日々蓄積しているのです。そのため長いネイルほどトラブルのリスクが高まるのは当然のことです。
もしもロングネイルがお好みの場合は、モチがあまり良くないのは仕方のないことと割り切ってしまいましょう。これはロングネイルの性質上、避けられません。
それほどロングネイルでなくても良い場合は、1か月後のネイルの長さも踏まえた上で、施術ごとに指先を使いやすいようにネイルの長さを調節するようにしてください。
形に丸みをもたせる
先述したように「衝撃がネイルのモチを悪くする」ことから、ネイルの形自体にも衝撃をゆるくする「ラウンド」か「スクエア」にすることをオススメします。
先端のとがったシャープなポイント型では、すぐに衝撃が伝わって、リフトなどのトラブルが起こりやすくなります。モチを優先させるならば、コツコツと先端が当たりにくく強度のある「ラウンド」型が一番安全でしょう。
自爪とジェルの相性が良くない!?
ロングネイルやポイント型はモチが良くない、とご説明しましたが、もしかするとジェルの長さや形にかかわらずモチが良くない原因があるかもしれません――それは「自爪とジェルとの相性」です!
化粧水などのスキンケアアイテムと同じく、「ジェル」と一括りに言っても、ジェルのメーカーやブランドなどによって配合成分などはそれぞれに異なります。
そのためやはりジェルによって自爪との相性があり、合わないジェルの場合はどれだけきちんとプレパレーションをし、正しく施術をし、あまりぶつけないように気をつけていても、すぐに浮いてきたり、欠けてしまったりするリスクが高まります。
もしもどれだけ丁寧に施術してもすぐに取れてしまうようなら、ジェルの製品自体を替えて再チャレンジしてみることをオススメします。
先端部分に強度をプラスするデザイン
どうしてもネイルサロンに行ったりセルフネイルを自宅で行ったりする時間がなく、ジェルネイルを長く持たせたい場合には、最初から長持ちしやすいデザインにしてしまうこともオススメです!
一番長持ちするデザインは、グラデーションネイル。しかも「ラメ」を使ってのグラデーションが長持ちしやすいと言われています。
なぜなら先端部分にラメを重ねて塗ると、単色カラーと比べて厚み・強度が出るため、衝撃によって欠けたり折れたりするリスクが低くなるためです。
つまりネイルの長持ちポイントは「先端部分に厚みや強度を出す」こと。そのためどうしてもワンカラ―で仕上げたい場合には、通常よりも先端部分にベースジェル・トップジェルを重ねて先端部分を強くし、爪先への衝撃を緩和するように注意しましょう!
フラットなデザインを選ぶ
長持ちするデザインに関してはもう1点、ご注意が!
それは「立体感のあるデコラティブデザイン」は、どうしてもぶつけやすいために衝撃を受けやすく、リフトしたりしやすいということ。
そのため長持ちさせたいならば、できれば立体感のないフラットなデザインを選びましょう。例えばネイルシールを使ったり、フレンチネイルやドット柄などでアクセントをつけてみたりしては?
ストーンやビジューなどを施したい場合は、あまりぶつける心配の少ない根元のほうにオンして、衝撃を避けるようにしましょう。
日常生活で気をつけること
ジェルネイルを施した後は、日常生活においてもケアすることで、ジェルネイルを通常よりも長持ちさせることができます。
水仕事はゴム手袋を欠かさずに!
洗い物などの水仕事をする時に、ついつい面倒で素手のまま、という方はいませんか?
ジェルネイルは乾燥すると取れやすくなってしまいます。水、特に皮脂を洗い流しやすいお湯、洗剤によって、水仕事の後は指先まで乾燥してしまうのです。
そのため必ず水仕事の時にはゴム手袋をして、指先の乾燥やこすれ、衝撃を和らげるようにしましょう!
入浴時の注意点
お風呂に入る時も、お湯によって指先が乾燥し、ジェルネイルが取れやすくなってしまいます。そのため湯舟につかる時は、指先だけは湯舟につけないように注意しましょう!
またシャンプーをする時に、髪の毛がリフトしかけのジェルネイルの隙間に入ってしまい、リフトを促進させることもあります。
さらには剥がれかけたジェルネイルと自爪のあいだに水分が入り込むと、グリーンネイルという爪の病気になってしまうことも!
そのためジェルネイルのモチを良くするためと、グリーンネイルを防ぐためにも、シャンプーブラシを使ってシャンプーすることをオススメします。
■グリーンネイルについて詳しくはこちら!
⇒『「グリーンネイル」(自爪が緑色)の原因と対処法|リフトしたジェルネイルで菌が繁殖する!?』
保湿ケアで潤い&ツヤをキープ
水仕事や手洗い、入浴後など、手が乾燥していると感じる時はこまめにネイルオイル(キューティクルオイル)やネイルクリームなどで保湿ケアを行いましょう!
時間がある時はネイル部分をマッサージすることもオススメ。指先まで血行を促進し、栄養を届けることで自爪の状態を良くすることも、結果的にジェルネイルのモチを良くすることにつながります。
ちょっとしたコツで長持ち率アップ!
せっかくのお気に入りジェルネイルは、少しでも長持ちしてほしいモノですよね。
ご紹介した施術時のコツや日常生活内での気遣いで、1週間程度もさらに長持ちすることもあります。あまりジェルネイルのモチが良くないなあ、と悩んでいる方は、ぜひ実践してみてくださいね。