だれでも簡単に塗れて即ステキな手元をアピールできるマニキュア(ネイル)。ですが中には、「自分でマニキュアを塗ると必ず筋になる」「小さな気泡が入って、ツルンとキレイに塗れない」など、セルフネイルの仕上がりに不満があることも!
とはいえ、毎回ネイルサロンでプロに施術してもらう訳にもいかないですよね。
そこでここでは、そんなセルフネイルに満足していない方におすすめしたい、マニキュアをキレイに塗る方法をご紹介します!
素爪の簡単な整え方
マニキュアを塗る前に、まずは土台となる素爪の状態をチェックし、整えておきましょう。
【ファイルで長さ・形を整える】
もしかして「爪切り」で爪を切っている方はいませんか? 爪切りでバチンバチンと勢いよく爪を切ると、その強い衝撃が原因で爪が割れやすくなり、爪表面の層がはがれてしまう2枚爪になるリスクも高まります。
そのため、爪の長さや形を整えるためには、ネイルファイル(爪やすり)の使用がおすすめ。
ファイルを爪に対して45度の角度に当て、一方向のみに動かして、爪が適度な長さ・形になるように調整しましょう。
■ファイルの種類について詳しくは、こちらの記事もチェック
⇒『ネイルファイルは4種類ある?グリッド数って?|初心者向けネイルファイルの使い分け豆知識!』
【甘皮処理をする】
普段、甘皮処理をしていない場合は、マニキュアを塗る前に甘皮処理をしましょう。マニキュアの持ちや仕上がりの美しさが格段に変わります!
※甘皮(キューティクル):爪の根元を覆っている、薄い皮。雑菌の侵入を防ぐ働きがあるため、無理に引っ張ったり、頻繁に処理しすぎたりしないようにご注意ください。
簡単に甘皮処理をする場合は、以下の順番で行います。
①素爪をお湯(お風呂上りでもOK)につけ、ふやかします。
②コットンを先端に巻きつけたウッドスティック、もしくは綿棒かガーゼにお湯をつけ、濡らします。
③(ガーゼの場合なら、親指に巻きつけた状態で)濡らしたコットンやガーゼ部分を甘皮部分に当て、優しくクルクルと回し、甘皮を取っていきます。
④取り切れずに中途半端に剥がれてしまった甘皮(もしくはルーズキューティクル)やささくれがある場合、キューティクルニッパーで切ります。
※専用ニッパーがなければ、③で終了してもOKです。
⑤甘皮処理後は爪や爪周辺の皮膚が乾燥しやすいため、ネイルオイルやネイルクリーム、なければハンドクリームなどでしっかりと保湿ケアを行いましょう。
キレイなマニキュアの塗り方
素爪の状態が整ったところで、マニキュアの塗り方についてご説明します。
①素爪に油分や汚れがついているとマニキュアが剥がれやすくなるため、除光液やプレプライマー、消毒用エタノールなどをコットンやキッチンペーパーにつけ、爪表面と爪先端(エッジ)の裏側をキレイにふき取ります。
※コットン使用の場合、毛羽(ケバ)が爪に残らないように気をつけましょう。なお、これらの道具を持っていない場合は、爪を石けんで洗うだけでも油分や汚れが落ちます。
②ベースコートを塗ります。塗る順番は「爪先端の裏側・先端側面」「(根元から先端に向かって)爪の中央」「(根元から先端に向かって)爪の両端」です。
※厚塗りにならないように注意しましょう。ヨレないように、薄塗りでOKです。
③ベースコートをしっかりと乾かします。
④カラーマニキュアを塗ります。塗る順番は「(少量で)爪先端の裏側・先端側面」「(根元から先端に向かって)爪の中央」「(根元から先端に向かって)爪の両端」です。
※マニキュアをボトルから取る際は、ハケをボトルの縁でしごき、余分な液は落としましょう。なお、はみ出してしまった場合は、先端にコットンを巻きつけたスティックや綿棒に除光液を付け、はみ出た部分のみを拭うように取ります。
⑤1度塗りではムラになってしまったり、筋ができてしまったりした場合、1度塗りのマニキュアが乾いた後、同じ順番で2度塗りをします。
⑥マニキュアが完全に乾いた後、トップコートを塗ります。トップコートは(根元から先端に向かって)爪の中央」「(根元から先端に向かって)爪の両端」の順番で塗りましょう。
⑦トップコートが完全に乾いた後、ネイルオイルやネイルクリーム、なければハンドクリームなどでしっかりと保湿ケアを行いましょう。
マニキュアの扱い方注意点1:気泡が入るのはなぜ?
マニキュアを塗るとプツプツと気泡が入ってしまうお悩みがある場合、「マニキュアボトルを振っている」可能性があります。
マニキュアの中身が分離していると、ついつい振ってしまいたくなりますが、この方法はアウトです。気泡を作らないために、ボトルは両手の平に挟んでゆっくりと転がしましょう。
マニキュアの扱い方注意点2:乾くスピードを速めたい!
マニキュアを早く乾かしたいからといって、ドライヤーを当てる方がいますが、風によってヨレてしまう可能性があります。また冷風ではなく、温風を当ててしまっては、反対に乾きにくくしていることに!
マニキュアは冷えるほどに乾きます。そのためマニキュアを塗る10分ほど前からマニキュアボトルを冷蔵庫で冷やしたり、手を冷水や氷水で冷やしたりすることがおすすめです。
美マニキュアで憧れの指先へ
セルフマニキュアで何度か失敗をしていると、自分ではキレイに塗れないように思ってしまいますよね。ですが、ご紹介したちょっとしたコツを押さえてお試しになってみれば、思いのほかツルンと理想通りの発色で楽しめるかもしれません!
日頃からネイルオイルやハンドクリームで爪の保湿までも気をつければ、うっとりするような指先でオシャレがもっと楽しめるようになりますよ。