数多くあるメイクアイテムのなかでも、使っている人と使っていない人とのあいだで差が出やすいのが「ハイライト(ハイライター)」。ハイライトを上手に取り入れるだけで、「なんだか以前よりも美人度が上がった!?」なんてことも!
そこで、これまでハイライトを入れていなかった方や、どこにハイライトを塗れば良いのか分からない方などに向けて、立体感&小顔効果が期待できるおすすめのハイライトの入れ方をご紹介します。
ハイライトの種類と特徴
ハイライトとは、ナチュラルに光っているかのように見せることで、顔に立体感を出し、くすみなどの肌のアラまでも隠してしまう優れものです。
ハイライトの種類は大きく分けて「パウダー」「クリーム」「リキッド」の3種類があり、それぞれに特徴があります。
【パウダータイプ】
一般的にパウダー(粉)タイプは、ふんわりと優しい雰囲気の光を演出したい時に使用します。
ブラシに取って手の甲で量を調節すればつけすぎることがなく、ハイライト初心者の方でも扱いやすいと言えるでしょう。
基本的に細かな部分ではなく、広範囲にブラシを滑らせて光を集めたい時に使用するのがおすすめです。
【クリームタイプ】
パウダータイプよりも潤いと密着感が欲しい時に便利なのが、クリームタイプのハイライト。
指もしくはブラシに乗せて、軽く叩くように付けると肌に密着します。滑らせるように乗せると、メイクヨレの原因になるため要注意です。
また、最後に上からフェイスパウダーやパウダーファンデーションで押さえて、ヨレないようにしましょう。
なお、色によっては白浮きしやすいため、肌の色と相性のよい色味を選ぶようにしてください。ジャータイプやスティックタイプなど形状・硬さは様々なため、扱いやすいタイプを見つけて。
【リキッドタイプ】
クリームよりも伸びやすいリキッドタイプは、普段よりも顔全体にツヤやパール感を出したい時などに、手持ちのメイク下地やリキッドファンデーションなどと混ぜることができるハイライト。
もちろん単体使いで、立体感を出したい部分にピンポイントで乗せることもできます。クリームタイプと同じく、上からフェイスパウダーやパウダーファンデーションで押さえて、ヨレないようにしましょう。
ハイライトの入れ方
では、実際にハイライトを入れる方法をご説明します。
【基本のハイライトの入れ方】
まずは、平面的な印象にお悩みの場合におすすめのハイライトの入れ方です。
①ブラシにハイライトを取り、額中央部分に丸く、少し横広に入れます。
②額から鼻筋にかけて、スッと入れます。この時、幅が広くなると鼻筋が広がって見えるため、細めに入れましょう。
③眉頭の斜め下の鼻筋が始まる部分のへこみが気になる場合は、クリームタイプのハイライトを薬指の腹で押さえる程度に入れましょう。
【目周りのくすみが気になる場合】
上述の基本のハイライトにプラスして、以下の部分にもハイライトを入れてください。
①目頭の真横、目頭下の頬、黒目下からこめかみに向かって入れます。こめかみのへこみが気になる場合は、さらにこめかみに重ねます。
②鼻頭に丸く入れます。
③目線が口元にも向くように、上唇の山、あご先にも入れます。
顔型別のハイライト注意点
基本のハイライトの入れ方を習得したら、次は顔型別の注意点をチェック! 顔型によってはNGの入れ方もあるため、ぜひご確認ください。
【丸顔さんのハイライト注意点】
丸顔さんの場合、縦向きのラインを作ることを意識してハイライトで立体感を作ります。
そのため、「鼻筋の縦長ライン」を強調するように、額から鼻先までしっかりとハイライトを入れましょう。
また、あご先のハイライトは「逆三角形」に入れて、あご先がシャープに尖っているように入れましょう。
【面長さんのハイライト注意点】
面長さんは縦長ラインが目立たないようにし、横長を意識してハイライトを入れましょう。
そのため、「鼻筋の縦長ライン」は強調しないように、額から目の横あたりでハイライトを止めるようにてください。
また、目の下のハイライトは「横長」の「真横」にして、上方向に入れないようにしましょう。
【エラ張りさんのハイライト注意点】
エラ張りさんは横方向を強調しないようにしましょう。
ただし、鼻筋のハイライトは鼻先までは入れず、鼻筋の真ん中あたりで止めるようにしてください。また、目の下のハイライトは逆三角形にし、あご先のハイライトは少し横長の楕円形にしましょう。
なお、ハイライトと合わせて、エラ部分にシェーディングを軽く入れると小顔効果が倍増します!
ハイライトでやりすぎ感なく立体的に!
初めてハイライトを使用する方は、少しハードルが高いように思われるかもしれませんね。ですが、あまり難しく考えずに、「立体的に見せたい」「ツヤ感が欲しい」部分に入れるようにすれば大丈夫です。
まずは自然にツヤ感を出しやすいパウダータイプから挑戦し、慣れればクリーム・リキッドタイプのハイライトにもぜひトライしてみてくださいね。