せっかく上手く施術できたジェルネイルが、あっという間にツヤを失ってしまうのは悲しいですよね。
ですが、どうしても手のネイルは日常生活内で様々なダメージを受けやすいパーツのため、気をつけないとツヤがなくなりやすくなるもの。
そこでここでは、ジェルネイルがツヤを失ってしまう主な原因とその対策について説明します。
ツヤがなくなる原因
まずは、ジェルネイルのツヤがなくなる原因について見ていきましょう。
1.摩耗や傷
ジェルネイルは、一般的にベースジェル、カラージェル、トップコートを重ねて塗布します。
このうち表面のトップコートに摩擦や傷がつくと、表面がざらつき、ツヤがなくなります。特に、日常生活で行う家事や手荒な作業は、ジェルネイルのツヤを損なう原因になる可能性があります。
2.油分や汚れ
皮脂やホコリ、汗などの油分や汚れが付着することがあります。ジェルネイルの表面を覆っているトップジェルの特性に関係しています。
トップジェルは硬い層であり、一見すると表面が滑らかであるように見えますが、実際には微細な溝や凹凸があります。油分や汚れはこれらの凹凸に付着し、表面を滑らかに見せる光の反射が乱れ、ツヤを失わせる原因となるのです。
3.硬化不足や過多
ジェルネイルが十分に硬化しなかった場合、表面が柔らかくなり、ツヤがなくなることがあります。
特に、ジェルネイルを厚く塗ったり、硬化時間を守らなかったりすると、硬化不足が起こりやすくなります。また、硬化時間が多い場合もツヤを失わせる原因となります。
4.洗剤や柑橘系果汁の付着
ジェルネイルの成分が家庭用洗剤(食器洗剤、洗濯洗剤、漂白剤、バス・トイレ洗剤)または漂白剤に含まれる塩素に反応してしまうことがあります。
また柑橘系に含まれる「d-リモネン」という物質も、ジェルネイルを変化させてしまう場合があると言われています。この成分もまた洗剤に含まれていることがあり、知らずに触れていることも。
全ての洗剤や柑橘系成分がジェルネイルに悪影響を及ぼすわけではないようですが、場合によってはツヤが失われるだけでなくネイルが剥がれやすくなることもあります。
ツヤを守るための対処法
では、ジェルネイルのツヤを守るための対処方法を見ていきましょう。
1.ネイルオイル・キューティクルオイルで保湿ケア
ネイルオイルは、爪や爪の周囲の皮膚を保湿し、健康的な状態に保つためのオイルです。
主に、アーモンドオイル、ホホバオイル、ライスブランオイルなど植物性から、スクワランなどの動物性オイル、ワセリンなどの鉱物油があります。
それぞれ、用途や香りなど違いがありますが、乾燥した爪や皮膚を柔らかく保ち、裂けたり切れたりするのを防ぐために使用されます。
また、爪の成長を促進する効果もあり、爪の強度を増したり、キューティクルの健康を維持したりする効果もあります。
ジェルネイル硬化後も爪周辺の保湿ケアをしっかりとすることで、乾燥によってジェルが弱るのを防ぎ、ツヤをキープしやすくなります。
2.水に触れたらしっかりと拭く
前述のとおり、水はネイルを劣化させる原因になります。とはいえ、水に触れないで過ごすというのも難しいので、ネイルが水に濡れた場合は、しっかりと拭いて乾燥させるようにしましょう。
■その他のジェルネイルの持ちを良くする方法はこちら
『セルフジェルネイルの持ちを良くする方法!リフトしやすい原因と対策』
ツヤを復活させるための方法
ジェルネイルのツヤが失われた場合でも、復活させる方法があります。
STEP1.爪の表面をキレイにする
ネイルに付いた汚れや油分を落とすため、爪の表面をクリーナー(消毒用エタノール)で拭いてキレイにします。
だいたいはこれでキレイなツヤが復活します。それでもツヤが出ない場合はSTEP.2へ。
STEP2.トップジェルを塗って硬化させる
ジェルネイル用トップジェルを、薄く塗り、通常通り硬化させます。
以上の方法で、ジェルネイル表面の細かな傷もカバーでき、簡単にジェルネイルのツヤを復活させることができます。
なお、より長持ちさせたい場合には、最初にネイルバッファで軽くトップジェル表面をサンディングしてからダストを払い、STEP1の工程に進むと、より上から乗せるトップジェルが密着しやすくなります。
日々のケアでジェルネイルを美しくキープ!
手の爪は日常でのちょっとした行為でもダメージを受けやすく、ジェルネイルのツヤがなくなる原因にもなります。
そのため、ジェルネイルを美しくキープするためには、掃除などの際には手袋をしてカバーし、こまめに保湿ケアをするようにしましょう。