鏡を見た時や写真を見た時などに、二重あごが気になることはありませんか?
二重あごは、実際よりも太っているように見えたり老けてみえてしまったりと、あまりいい印象を与えない要因にも。そのため、すっきりとしたフェイスラインになりたいと思う方は少なくありません!
そこでここでは、二重あごになりやすい原因と、二重あご解消のためのエクササイズ方法や日常生活内での注意点などをご紹介します。
二重あごの原因
二重あごになるに原因は、運動不足や食べ過ぎだけに限らず、様々なものがあります。
1.表情筋の衰え
顔には30を超える種類の筋肉(総称して「表情筋」)が存在し、身体の筋肉と同様、表情筋も動かさないと筋力が衰えてしまいます。
そのため、加齢のほか、あまり人とコミュニケーションを取らない無表情な生活を続けたり、食事の際に噛む回数が少なかったり、マスクによって顔の下半分をあまり動かさないようにしていると、表情筋が衰えて代謝が悪くなり、脂肪が溜まりやすくなってしまうのです。
2.スマホの長時間利用によるストレートネック
現代病とも言うべき、スマートフォンの長時間利用によるストレートネック。
首は本来7つの骨で出来ており緩やかカーブを描いていますが、スマホを見下ろすように使用していると、頸椎が真っ直ぐ(ストレート)な形になってしまいます。
するとあごの筋肉がたるみ、基礎代謝が悪くなり、結果として老廃物が顎の下にたまって二重あごになりやすくなるのです。
3.血流やリンパの流れの悪化
スマートフォンやPC、ゲームなどの長時間利用などから姿勢が悪化すると、顔のリンパの流れが悪くなります。
というのも、鎖骨にあるリンパ節が詰まりやすくなるため。首には頭を支えるために常に約5㎏の荷重がかかっています。姿勢が悪いとリンパ節が詰まりやすくなってリンパの流れを阻害し、その影響は首や肩、顔にまで出てしまうのです。
すると、細胞内の余分な水分や老廃物が回収されず、顔がむくみやすくなることで二重あごの形成にも繋がります。
4.塩分のとりすぎ
ストレス解消のために、ついつい味の濃いものを食べてしまうと、塩分の過剰摂取で体内に余分な水分がたまってしまいむくみの原因になります。
全体的には太っていないのに二重あごになっている方は、このような食生活によるむくみが原因のことがあるとされます。
二重あご解消方法
二重あごをスッキリとさせるのは、衰えた表情筋とリンパの滞りにアプローチする必要があります。
そこで次に、簡単にできる表情筋エクササイズとリンパマッサージ、また普段から意識したい姿勢などについて見ていきましょう。
【表情筋エクササイズ】
日頃から口やあごを大きく動かすことであごの筋肉を鍛える事ができるようになります。食事の際に噛む回数を増やしたり、硬いものを食べるようにしたりするのも良いでしょう。
さらに、舌を出すエクササイズもおすすめです。口を開けて舌の根元から真上に突き上げます。疲れたら舌を引っ込め、これを10回程度くりかえしてください。
【リンパマッサージ】
停滞しがちな首まわりのリンパを流すためのマッサージです。
1:首全体にマッサージクリームを塗る。
2:首の下から左右の耳の下までさすり上げるようにマッサージする。
3:左右の耳の下から首を通って鎖骨のくぼみまでマッサージをする。
これを10回、3セット行うようにしてください。滞ったリンパの流れが改善されます。
【姿勢の改善、正しい座り方】
すべての体のラインは美しい姿勢から。二重あごにアプローチするエクササイズだけではなく、全身の姿勢を普段から意識しましょう。
正しい立ち姿勢は、かかと、お尻、肩、後頭部が一直線になっているのが理想とされています。とはいえ、なかなかチェックしながら歩くのは難しいので、「頭上から糸で吊るされている」イメージで歩くと姿勢が良くなると言われています。
座っているときの姿勢は、骨盤を立てることを意識しましょう。
あごを引き、足の裏が床面について、膝が直角になるようにします。また、腰の後ろにタオルをまるめて身体で挟むようにすると、背骨のS字カーブが保たれやすくなります。
【スマホを見るときの姿勢】
人によってはほぼ毎日何時間も使用するスマホですが、できるだけスマホを持つ位置を目線まで上げ、下を向かないようにしましょう。
腕が疲れたら見るのを一時中断するようにして、できるだけ長時間の利用は控えましょう。
【食生活】
二重あごの原因についてもお伝えした通り、柔らかいもの、味の濃いものを食べ続けると二重あごになりやすくなります。
塩分は控えめに、一度に噛む回数を増やすことであごの筋肉を鍛えつつ、身体に余分な水分がたまらないようなメニューを心がけてください。
日常生活の改善から二重あごにアプローチを!
気になる二重あごは、姿勢を正して、表情を豊かにすることで予防・改善できます。
まずはスマホやPCを使用する際の姿勢に注意して、表情筋をよく動かすように心掛けましょう。