顔と同じく、意外と他人から見られている首元。首にシワがあると年齢よりも老けてみえてしまうため、どうにかしたいと思われている方は少なくありません!
首のシワもまた、放置しているとますます深く刻まれて数も増えてしまうため、できるだけ早く対処することがおすすめです。
そこでここでは、首のシワができる主な原因とその改善・予防方法についてご説明します。
首のシワ2種の主な原因
首のシワは大きく分けて2種類あり、それぞれに主な原因は異なります。
【横ジワ】
年齢にあまり関係なく、日常生活でのクセなどでできやすいのが横ジワです。
たとえば、毎日高い枕で寝ていると、就寝中に首が前に倒れている時間が長く、折りたたまれてできた横ジワが刻まれてしまうことがあります。
また最近では、スマートフォンの使用によって首を前に倒した前かがみの姿勢を長時間キープすることから、首に横ジワができてしまうケースも!
このように、日常的に前かがみや猫背など、ゆがんだ姿勢になっていると首元のシワが寄りやすくなり、さらには首から肩にかけて血行不良になっていると、むくみまで併発することになるのです。
【縦ジワ】
肌の弾力を司るコラーゲンの減少や水分保持力低下による乾燥、新陳代謝(ターンオーバー)の乱れが主な原因とされるのが縦ジワです。
顔にできるシワと同じく、加齢による長年の紫外線ダメージの蓄積やコラーゲン産出量の減少、ターンオーバー周期の遅れ、皮膚自体の厚さが薄くなる加齢現象、また顔や首元にかけての筋力の低下(筋肉の衰え)など、複合的な要因によって首の肌がたるみ、縦ジワとなって現れます。
シワを改善・予防するには
では、できてしまった首のシワを薄くしたり、これからのシワを予防したりするためにはどうすればよいのか見ていきましょう。
【首のシワ改善・予防方法1.枕の高さチェック】
まずは普段使っている枕の高さが合っているからどうかチェックします。
普段寝ている姿勢で横たわり、手鏡で首の状態を確認しましょう。その時に首に横ジワができていたら、枕が高すぎるために頭部が持ち上がり過ぎ、首が前方に折れ曲がっています。
できるだけ頭部と肩の部分にすき間ができない高さに枕を調整して、首のシワ改善予防だけではなく、首から肩にかけて負担がかからないようにしましょう。
【首のシワ改善・予防方法2.首までスキンケア&マッサージをする】
顔にはエイジングケア用のスキンケア化粧品を使用している方でも、首にまでは手をかけていないことは珍しくありません。
ですが、首もまた顔と同じく見た目年齢を左右する大切なパーツと捉えて、スキンケアを毎日しっかり行いましょう。同時にマッサージを行うのもおすすめです。
化粧水・美容液・乳液・クリームはもちろんですが、時にはスペシャルケアとして、首にもフェイス用パックをするのも効果的です。
■ネックラインのマッサージ方法
①ネックラインにスキンケアアイテムを塗布します。手の平にも塗布し、滑りを良くします。
②両手の人差し指で首の付け根から両肩の肩口方向に向かって、数回撫でるようにしてリンパを流します。
③右手の平をアゴのすぐ下、左手の平を右手の下に、首をつかむようにして置きます。
④右手の平を上にゆっくりと持ち上げ、アゴ先が上を向くようにします。同時に、左手の平は下方向にゆっくりと引っ張ります。
⑤④をゆっくりと数回行い、首のしわを伸ばします。
⑥右手の平は左の首の根元から、左手の平は右の首の根元から数回、左右交互に鎖骨へと動かしてリンパを流します。
【首のシワ改善・予防方法3.紫外線対策をする】
スキンケアと同様、紫外線対策を首にも欠かさないようにしましょう。
特に夏場は、首元が大きく開いた服装をしがちです。
そのため首元の紫外線対策を油断していると、紫外線が肌奥にまでダメージを与えて、肌のハリ・弾力に欠かせないコラーゲンやエラスチンを破壊し、水分保持に欠かせないヒアルロン酸までも損なわれてしまい、ハリのない乾燥シワ肌に!
できれば出かける前だけではなく、外出先でもスプレータイプの日焼け止めなどでこまめにUVカットを行いましょう。
ちょっとした改善が数年後のシワ予防に!
首は、重い頭部を毎日支えている重要なパーツです。
そのため、見た目のシワ改善・予防はもちろんのこと、血行不良なリンパの滞りを流して疲労感をすっきりさせるためにも、日常生活でのちょっとした姿勢改善やマッサージで首元をいたわるようにしましょう。