鏡の中に突如としてあらわれた、おでこにシワができた自分の顔。年齢を重ねるにつれ、肌の衰えを感じるようになってガッカリ……。そんな方も少なくないのではないでしょうか。
これ以上おでこのシワを増やしたくないけれど、改善策を一から探すのは大変なもの。そこでここでは、気になるおでこのシワに効果的な対策をお伝えします!
前半部分ではおでこにシワができる原因を、また後半部分では今からできる予防策も紹介。シワのないつるりと健康的なおでこを手に入れて、老け見えもスキップしましょう。
おでこのシワができてしまう原因とは
まず、おでこにシワができる原因をお伝えします。一見同じ風に見えるおでこのシワでも、肌の状態や何気なく身についてしまっているクセなど、原因は一つではありません。
■肌の乾燥
目尻や口元の小じわを招くように、肌の乾燥はおでこのシワの原因にもなります。
空気の乾燥や生活習慣の乱れをはじめ、正しくないスキンケアなど、さまざまなことがきっかけで起こるのが乾燥の怖いところ。
特におでこ周りは汗腺が多いため、べたつきがちで保湿を怠っている方も少なくありません。汗でスキンケアが流れてしまいやすいことにも要注意です。
■表情グセ
なかなか気が付きにくいのが、表情のクセがつくり出すおでこのシワ。普段まゆげを上げ下げするクセがある方は、おでこ周りの皮膚が動いてシワが刻まれやすい状態です。
単なるクセ以外にも、実はまぶたの筋力が衰えていて、目を開けるときにおでこに力が入っているケースもあります。ハリや弾力が失われると、改善できないシワに発展してしまう場合も!
■加齢や紫外線
乾燥やクセなどがない場合は、加齢や紫外線が原因として挙げられます。
肌にハリや弾力を与えるコラーゲン量は、年齢を重ねるごとに徐々に減少。コラーゲン量が豊富なうちはピンとハリのある肌を保てるものの、これらが減少するとシワも刻まれやすくなってしまいます。
肌が抱えるコラーゲンやエラスチンを破壊する紫外線も、おでこのシワには大敵です。
おでこのシワを目立たなくする3つの改善策
次に、おでこにシワができた時に取り組みたい改善策をご紹介します。
おでこ周りの筋肉にはたらきかけるマッサージのほか、生活習慣にもフォーカスしてみましょう。
1.おでこ周りのマッサージ&トレーニング
おでこのシワを改善するためには、マッサージやトレーニングが効果的です。
おでこのシワは筋肉の緊張が関係しているため、乾燥が原因とはいえスキンケアだけでは補いきれないもの。頭皮・眼瞼挙筋・前頭筋&眼輪筋の3つにはたらきかけるのがポイントです。
【おでこのシワ改善マッサージHow to】
■STEP1:頭皮マッサージ…まず、頭皮をほぐすことからスタート。
おでことは遠いイメージをもたれがちですが、頭部は同じ皮一枚で繋がっています。頭皮をしっかりほぐすことによって緊張を解き、シワができにくく改善しやすいベースを整えましょう。
■STEP2:眼瞼挙筋トレーニング…おでこを使うクセを改善するため、まぶたの力で目を開閉する練習を。
両手をおでこに当て、おでこの皮膚が動かないよう意識しながらまばたきを10回ほど繰り返します。おでこが動かなくなるのを感じたら準備OKです。
■STEP3:前頭筋&眼輪筋トレーニング…おでこのシワを司っているのが、目の周囲にある眼輪筋。
こぶしでおでこの前頭筋をほぐしてから、徐々に眼輪筋にアプローチしていくのが効果的です。人差し指でまゆげを引き上げながら、まぶたの筋力アップを目指しましょう。
2.保湿重視のスキンケア
乾燥が原因のおでこのシワには、日々のスキンケアを保湿重視型にチェンジ。
肌をたっぷりのうるおいで満たすため、保湿を謳ったアイテムを選ぶとGOODです。ローションを使用したとは、乳液やクリームなどできっちり蓋をすることも大切。
より効果的に改善したいのであれば、シワに特化した化粧品や医療部外品を取り入れるのも一つの手です。
3.ライフスタイルの見直し
特別なアイテムを用いず、生活の中ですぐに取り掛かれる方法もあります。一つ目が、マツエクやつけまつげを控えること。
まぶたに物理的な重みがかかると、眼瞼下垂が進んで皮膚のたるみを招いてしまいます。また、寝姿勢がうつぶせ・横向きといった方も改善の余地あり。
ほうれい線や顔の左右差といったトラブルも生み出すため、仰向きに修正しましょう。
おでこにシワをつくらない!今すぐできる予防策3選
続いて、おでこにシワができないようにする予防策を3つご紹介します。
表情のちょっとした意識をはじめ、紫外線対策やサプリの導入など、できる予防はたくさんありますよ。
1.表情のつくり方を意識
表情のクセがおでこのシワの一因であるように、何気なくしている表情に注目してみるのも大切なこと。驚いた時や何かリアクションを取る時、まゆげが上がっておでこにシワが寄っていないか意識してみましょう。
改善策でもご紹介した眼瞼挙筋トレーニングを日常の空き時間などに取り入れ、シワができやすい表情を研究してみるとよいですよ。
2.ハリ・弾力を与えるアイテムを習慣化
年齢肌がおでこのシワをもたらすことから、加齢によるハリ・弾力を食い止めるのが健やかな肌を手に入れる第一歩です。
改善策と同様、スキンケアはおでこのシワにアプローチする重要なツール。コラーゲンやビタミンなどが入ったアイテムを選ぶと共に、サプリの導入や食生活の見直しを実施するなど、内側からのケアも忘れてはいけません。
3.紫外線対策を万全に
紫外線から肌を守ることも、おでこのシワ予防のベースとなる方法です。
特に暑さ厳しい夏場に多いUV-A波は、シワの原因ともなるコラーゲンやエラスチン本来の機能を低下させます。
また、屋外はもちろん、窓ガラスから漏れ入る室内の紫外線も侮れません。シーンに応じた日焼け止めを塗り、外出時は日傘やストールなどで紫外線から肌を守りましょう。
マッサージや保湿でシワのないおでこ美人に!
思わずテンションの下がってしまうおでこのシワは、手軽にできるマッサージや保湿の徹底などで目立たなくできます。
乾燥や加齢のほか表情のクセが招くこともあり、目の開け方のちょっとした意識で改善できることも。ハリのある肌に欠かせないコラーゲンなどを多角的に摂りながら、シワのないつるんとしたおでこ美人を目指しましょう。