セルフジェルネイルを始めてまだ間もない方などは、あまり上手に活用できていないツールとして挙がるのが「ウッドスティック」。
見た目が地味な木の棒、ということもあり、それほど便利なアイテムのようには思えないかもしれませんね。
ですが、ウッドスティックはキレイなネイルを叶えるのに欠かせない、重要なツールのひとつなのです! そこでここでは、ウッドスティックの使い方についてご紹介します。
ウッドスティックってなに?
ウッドスティック(別名「オレンジスティック」)とは、ジェルネイルをはじめとしたネイルアートを施す際に使用する道具のひとつ。名前通り、見た目は木(ウッド)の棒(スティック)という、シンプルなツールです。
ウッドスティックを購入した際は、基本的に先端部分は四角く平たい形状です。
ですが、簡単に自分で使いやすい形に削ることができるため、プロのネイリストはもちろんのこと、セルフネイルに慣れている方は、自分好みの形にあらかじめ削って用意しています。
【ウッドスティックの削り方】
①ファイル(使い古したものでOK)にウッドスティックの先端を当てます。
②こすりながら、長さや形を微調整していきます。
③スポンジバッファまたはシャイナーで、表面をなめらかにして完成です。
使用後に先端が汚れたら、再度削れば再びキレイなウッドスティックになるため、繰り返し使用することができます。
【ウッドスティックの使いやすい形状例】
■ラウンド型:甘皮処理用
■ナイフ形:はみ出たネイルやジェルの修正用
■先細(鉛筆)型:ネイルアート用
ウッドスティックの使い方
ここからは、ウッドスティックの便利な使い方を4つ、ご紹介します。
【1.甘皮処理などの自爪ケア】
自爪ケアにウッドスティックを使用する際は、ウッドスティックの先端にコットンを巻きつける下準備を施します。
①ウッドスティックの先端を軽くぬるま湯で湿らせます。
②コットンをくるくると回しながら、ウッドスティックの先端に巻きつけて「コットンスティック」を作ります。
③ぬるま湯に5分程度自爪を浸し、爪を柔らかくします。
④コットンをぬるま湯で湿らせたコットンスティックで、爪のサイドから甘皮(キューティクル)に向かって、クルクルと円を描きながら軽くこすります。
⑤剥がれた余分な甘皮を、湿らせたガーゼで取り除き、キューティクルオイルで保湿すれば完成です。
【2.はみ出たネイルやジェルの修正】
■マニキュアの場合:
①上述した【1.甘皮処理などの自爪ケア】と同じく、コットンスティックを作ります。
②コットン部分に除光液をあらかじめ塗っておき、はみ出したカラーを拭います。
■ジェルネイルの場合:
コットンは巻かずに、ウッドスティックの先端ではみ出したジェルを拭います。
はみ出したジェルを丁寧に拭うと、ジェルネイルのリフト(浮き)を防ぐ効果があります。セルフジェルネイル派には欠かせない工程です!
【3.ネイルアートのパーツ乗せ・ドット描き】
細くとがらせたウッドスティックの先端部分に軽くジェルをつければ、ストーンなどの細かなデコラパーツを簡単に取ることができるため、重宝します。
また、先端を使ってドット柄を描くこともできるため、1つ用意しておくと便利です。
【4.ジェルオフ時】
ジェルネイルのオフをセルフで行う際、ウッドスティックがあると自爪を傷めにくく、落とすことができます。
①ジェルネイルの表面をファイルで軽くサンディングし、傷を入れます。
②爪の大きさに切ったコットンに専用リムーバーやアセトンをしみこませ、各爪に乗せます。
③コットンの上からアルミホイルを巻き、15~20分程度置きます。
④ウッドスティックの先端で、柔らかくなったジェルを取り除きます。
⑤オフ後は、キューティクルオイルで保湿ケアをしましょう。
金属のプッシャーよりもウッドスティックのほうが自爪を傷つけにくいため、慣れていない方ほどウッドスティックを使用されることをおすすめします。
幅広く活用できるウッドスティック!
セルフネイルを施す時からジェルネイルをオフする時まで幅広く活用できるウッドスティック。
使うほどに扱いやすい形状が分かってくるため、自分好みのアレンジで先端部分を削って、ぜひ上手にウッドスティックを使いこなしてくださいね。