セルフジェルネイルを楽しむ方も、サロンでジェルネイルを施術してもらう方も、よくあるネイルの悩みは「ジェルネイルが浮く」問題。
3~4週間持つはずのジェルネイルが1週間程度で浮いてしまったら、もったいなくてそのまま放置していたり、浮いた部分が気になって無理やり剥がそうとしたり、自爪に良くない対処方法をされている方も多いようです。
そこで、ジェルネイルが浮きやすくなる主な原因と避けるための方法をご紹介します!
ジェルネイルが浮く原因
通常なら3~4週間程度キープできるはずのジェルネイルがすぐに浮いてくる(リフトする)場合、何らかの原因が影響していると考えられます。
一般的に多い原因を順に挙げていくため、心当たりがあるなら次にジェルネイルを施される時は注意してみてくださいね。
【リフトの原因1.サンディングが足りない】
セルフジェルネイラーに多いのが、ジェル塗布前の準備段階(プレパレーション)できちんとサンディングができていない、という点。
自爪表面をファイルで削るサンディングは、ジェルを密着させて浮きにくくするための重要なステップです。そのため、使用ジェルに適した方法でサンディングする必要があります。
サンディングが不得意・面倒と感じるなら、「サンディング不要」のジェルネイルブランドを試して、ネイルが浮かないかどうかチェックしてみてください!
【リフトの原因2.自爪に問題がある】
ジェルネイルの土台となる自爪自体に問題がある場合、ジェルネイルがうまく乗らずに浮いてしまいます。
たとえば、「自爪が薄い・もろい」「自爪が乾燥している」「自爪が柔らかい」などの自爪の状態によってジェルネイルが通常の爪よりも密着しづらく、ちょっとした衝撃で浮きやすくなることがあります。
ジェルネイルのやりすぎで自爪が薄くなっていたり、二枚爪や割れやすくなっていたりする場合は、しばらくジェルネイルはお休みし、自爪を健康な状態に戻すことをおすすめします。
乾燥を防ぐためにも、キューティクルオイル(ネイルオイル)やハンドクリームでネイルケアを行いましょう。
生まれつき自爪が柔らかい場合は、出来るだけソフトなテクスチャーのジェルを選ぶことをおすすめします。
【リフトの原因3.油分・水分が残っている】
ジェルを塗布する前のプレパレーションの段階で、自爪表面に「油分」または「水分」が残っていると、ジェルをはじいてしまうため密着せず、浮きやすくなります。
プレパレーションではエタノールや専用のプレプライマーを使用して、きちんと自爪表面を拭き取るようにしましょう。
【リフトの原因4.正しく硬化できていない】
硬化ライト(ランプ)の硬化時間を正しく守っていなかったり、カラーによっては硬化が甘かったりすると、ジェルの中までは固まっておらず、浮きやすくなってしまいます。
ストーンやホロなどのデコパーツが多い場合も硬化しにくいため、硬化時間を意識してライトを照射するようにしましょう。
【リフトの原因5.指先の衝撃が多い】
日常生活で指先をよく使用する方は、どうしても指先に衝撃を与えてしまうため、ジェルネイルが浮きやすくなったり、欠けてしまったりしてしまいます。
また、ジェルネイルを施しているのに爪切りを使用する方もいらっしゃいますが、爪切りは衝撃が大きいため、ジェルネイルにも自爪に負担をかけます。どうしても長さや形が気になる場合は、ネイルファイルで丁寧に気になる部分だけを削るようにしましょう。
【リフトの原因6.水仕事、入浴などによる水分過多】
ジュルネイルは水に弱く剥がれやすくなる性質があります。そのため、水仕事が多い方や入浴・サウナなどによるネイル部分の水分過多によって、浮いてしまうことがあります。
手洗い以外で水を使用する場合は、できる限りゴム手袋などをして指先を保護するように心がけましょう。
ジェルネイルは浮いたらすぐにオフ!
ジェルネイルが浮いてしまうと、浮いた部分が引っかかりやすくなるばかりではなく、ジェルネイルと自爪のあいだに水分が入ることでカビが生え、さらには緑膿菌が繁殖して「グリーンネイル」になってしまうリスクがあります。
また、無理に浮いた部分を指で引きはがすと、自爪の層までもジェルと一緒にはがしてしまい、爪が傷むことになるためご注意ください!
ジェルネイルが浮きやすい方は、リフトする原因を避けるようにし、さらには日常的にネイルとネイル周辺を保湿するようにしましょう。