セルフジェルネイルは、自宅でいつでもジェルネイルが楽しめる点に人気が集まっています! ですが、上手く仕上げるにはいくつかの工程と道具が必要です。
そこでここでは、セルフジェルネイルをきれいに正しく施すために必要な道具についてご紹介します。
作業の流れとそこで必要な道具の各種紹介
作業の流れに沿って、各工程に必要な道具を順番にご紹介していきましょう。
【手指を消毒する】ツール:コットン、ネイルクレンザー
石鹸で手を洗い、ネイルクレンザーを染み込ませたコットンで爪や指先、手の甲などを消毒します。その際、爪表面の油分をしっかりと取り除きましょう。
なお、特別なコットンは必要ありません。市販の化粧用のものなどを使用してOKです。
【爪の形を整える】ツール:エメリーボード
爪のでこぼこをなくし、左右のラインが整った形になるようにエメリーボードで削ります。
エメリーボードとはネイルファイルの一種で、主に爪の長さや形の調整に使われます。素材はステンレス、紙製、木製、ガラス製など様々あります。
ネイルファイルには目の粗さが数字で表されています。数字が小さいほど目が粗く、一度にたくさん削れ、数字が大きいほど細かくなめらかに削れます。
■詳しくはこちらの記事へ
『ネイルファイルの使い分け方法|ネイルファイルを正しく選んで健やかなネイルケアライフを!』
【甘皮の処理】ツール:セラミックプッシャー
爪の根元にある甘皮を押し上げる処理をします。キューティクルリムーバーを使って甘皮を柔らかくし、セラミックプッシャーを使って押し上げます。
同じようなツールとしてメタルプッシャーがあります。
■詳しくはこちらの記事へ
『【ネイルケア・甘皮処理】 初心者さん向け甘皮処理方法とエメリーボードの使い方』
【サンディング】ツール:バッファー(ゼブラファイル)
サンディングとは、ジェルネイルを塗る前の下処理で、ジェルが爪にしっかり密着するように爪を削る作業です。
バッファーの中でも「ゼブラファイル」と分類される#100~180くらいのネイルファイルが、サンディングに適しています。
【爪の削り粉を払い、油分を除去】ツール:ダストブラシ
サンディングで出た爪の粉をコットンやダストブラシで除去します。粉が残ったままだとジェルの乗りが悪く、凸凹になってしまいます。
ダストブラシは毛の密度が濃く、ふんわりボリューム感があって、毛の短いものがおすすめです。毛が短いとコシが強く、爪の細かい隙間に入り込んだダストもかき出してくれます。
【ベースジェルを塗る】ツール:スクエアブラシ
下準備が整ったところでベースジェルを塗っていきます。基本的に、ジェルは3段階に分けて塗ります。
1段階目は、ベースジェルの塗布です。ベースジェルの塗布にはスクエアブラシがおすすめ。先端が四角く、幅があり均等に塗るのに適したブラシです。
【ジェルの硬化】ツール:UV/LEDライト
ベースジェルを塗ったら、一度硬化させるためにUVライトまたはLEDライトを当てます。製品によって異なるものの、一般的にはUVライトなら2~3分、LEDライトなら30秒~1分ほどで硬化できます。
UVライトとLEDライトの違いは硬化までの時間の他に、UVライトは価格が比較的安価ですが、ライトの交換が必要になります。LEDライトはUVライトに比べると少し高価ですが、ライトが長寿命です。
■詳しくはこちらの記事へ
『ジェルネイルLEDライトとUVライトの選び方|おすすめジェルネイルライトランキング!』
【カラージェルの塗布】ツール:ネイルアートブラシ
次に、カラージェル塗布を行います。
ネイルアートブラシは形状によって得意とするデザインが異なるため、できれば3本以上持っておくと便利。ここでは代表的なものをご紹介します。
■ラウンドブラシ
毛先が丸くカットされているブラシ。爪の生え際やキューティクルのギリギリのラインを狙うのに適しています。別名「オーバルブラシ」とも呼ばれています。
■スクエアブラシ
毛先が真っ直ぐカットされており、ボーダーやブロックアートなど太めのラインを描くのに適したブラシ。
使い方によっては全工程をスクエアブラシで行うことも出来るため、用途に合わせて複数本持っておくのも良いでしょう。
■フレンチブラシ
毛先が斜めにカットされており、文字通りフレンチネイルのラインを描くのに適したブラシ。
テクニックを擁する複雑なデザインも簡単に塗れるため、サイズ違いのものを用意しておくのが良いでしょう。
【毛の材質にも違いが】
ネイルアートブラシには、動物の毛を使用したものと、合成繊維のナイロン毛を使ったものがあります。
動物毛は弾力があってまとまりがよく、広い面を均一に塗るのに適しています。
ナイロン毛は硬くてコシが強いため、細いラインや緻密なアートを描くときに向いています。反面、ジェルの浸透がよくないので広い面を塗るには適していません。
用途に合わせて使い分けることをおすすめします。
【キャップを付けて毛先を保護しましょう】
ジェルネイルは紫外線によって硬化する性質があるため、毛先にジェルが残っていると筆も硬化してしまいます。また、一度硬化すると、ほぼ元には戻りません。
そのため、使用後はしっかりと筆を洗浄した後でキャップをし、光にさらさないようにしましょう。
【ジェルがはみ出してしまったら】ツール:ウッドスティック
うっかりジェルを塗りすぎて爪からはみ出てしまった場合は、ウッドスティックで取り除きます。
ウッドスティックとは竹串よりやや太めの木製の棒で、先端が削られて細くなっています。
はみ出た部分にウッドスティックを立てて皮膚とジェルの間に少し隙間をつくるように拭います。ウッドスティックはこの他にもストーンを置いたり、先端にコットンを巻き付けてバトネを作ったり、用途は多彩です。
基本的に消耗品のため、多く用意しておくと使い勝手が良いでしょう。
※カラージェルの2度塗り、2回目の硬化については省略します。
【トップジェルを塗る】ツール:スクエアブラシ
トップジェルはベースジェルと同じように塗るため、スクエアブラシがおすすめです。
【未硬化ジェルを拭き取る】ツール:キッチンペーパー、未硬化ジェルクリーナー
爪の大きさに切ったキッチンペーパーに未硬化ジェルクリーナーを染み込ませて、爪を一枚一枚覆いかぶせるように拭き取ります。
■詳しくはこちらの記事へ
『ジェルネイルのふき取り注意点|未硬化ジェルの役割と正しいふき取り方まとめ』
【キューティクルオイルで保湿】ツール:キューティクルオイル
トップジェルの上からキューティクルオイルを塗ると、更にネイルが長持ちします。
爪の甘皮部分と側面を塗り、最後に爪表面にも塗って指全体をマッサージしましょう。
【ジェルネイルをオフ】ツール:ジェルネイルリムーバー
ジェルネイルは、専用の道具でオフしないと自爪を痛めてしまいます、マニキュアの除光液を使うのもNGです。
ジェルネイルを正しくオフするためには、リムーバーを染み込ませるために、先にジェルネイルの表面を削ります。
そして、コットンにジェルネイルリムーバーを染み込ませ、そのコットンを爪の上にのせてアルミホイルで覆い、10分から15分ほど待ちます。
リムーバーの効果でジェルネイルがふやけたら、ウッドスティックで少しずつ落としましょう。
■詳しくはこちらの記事へ
『ジェルネイルのセルフオフ方法!無理に剥がさず簡単にジェルを落とす基本まとめ』
ジェルネイル施術のツールまとめ
あらためて、ジェルネイルに必要なツール類についておさらいしてみましょう。
・UV/LEDライト
・ベースジェル、カラージェル、トップジェル
・ジェルリムーバー
・ネイルクレンザー
・エメリーボード
・バッファー
・ダストブラシ
・キューティクルオイル
・コットン、キッチンペーパー
・アルミホイル
・ブラシ(スクエア、ラウンド、フレンチ)
たくさんあって大変なように見えますが、用途を理解すればどれも便利なツールです。
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