薄着になりがちな夏場はもちろん、シルエットが出やすいスキニーなどのパンツスタイルには美脚が欠かせません。しかし下半身痩せだけいつも失敗する…そんな人も少なくないのではないでしょうか。
そこでここでは、太ももや内ももが痩せにくい理由をさまざまな角度から追求していきます。
記事の後半では、おすすめの内太もも痩せアプローチ法もご紹介。自分にぴったりの方法で、今度こそ憧れの引き締まった足元を狙ってみてはいかがでしょうか。
内太ももが痩せにくい理由を解説
ダイエットをしてほかの箇所はサイズダウンしたのに、太ももや内ももだけ痩せないという人も多いものです。
とくに内ももは日常生活において動かす機会が少なく、代謝があがらず脂肪が燃えることが極めてないから。加えて骨盤が前傾しやすい女性は、鼠径部(そけいぶ、足の付け根の上の三角部分)や股関節のめぐりが悪くなりがちなことも影響しています。
内もも痩せを目指すなら、大内転筋・長内転筋ほか5つの筋肉からなる「内転筋群」(太ももの内側の筋肉の総称)がキーポイント。内転筋郡を鍛えることで代謝アップを促し、太もも・内ももを引き締めるとともに、運動パフォーマンスの向上も狙えますよ。
あなたはどのタイプ?内太ももが痩せにくいタイプ3種
内ももが痩せにくいとひと口にいっても、その原因はひとつではありません。
効果的に引き締まった内ももを叶えるためには、自分がどのタイプに当てはまるか知ることも大切です。
タイプ⑴加齢による筋力の低下型
若いころは痩せることができたのに、という人は、年齢を重ねたことによる基礎代謝の衰えが考えられます。
基礎代謝が落ちると、摂取したカロリーをうまく消費できず脂肪が蓄積。さらに少しの運動では燃やしきれず、運動習慣がない人はどんどん脂肪がついていってしまいます。
加齢による痩せにくさは、有酸素運動&筋トレによるカロリー消費に注目です。
タイプ⑵摂取カロリー過多の脂肪蓄積型
きちんと体を動かしているのに痩せない人は、摂取カロリーが消費量を上回っている可能性があります。
いくら運動をしたからといって、食べる量が多いのでは元も子もありません。とくにスナック菓子やカップラーメン、ハンバーガーなどのジャンクフードは総じて高カロリー。
まず食生活から見直し、無理のない範囲でサプリメントを試みるのもおすすめですよ。
タイプ⑶冷え・体質からくるむくみ型
前述したとおり下半身のめぐりが悪くなりがちな女性は、むくみが原因で痩せにくいといったことも多く起こります。
血がスムーズにめぐらなければ、老廃物が留まってブヨブヨの状態に。元々冷え体質な人はもちろん、冷房の効いた環境で過ごすことが多いうえ、ほとんど体を動かさない人は要注意。
マッサージやストレッチに目を向けるといいですよ。
太もも&内もも痩せする方法5選!
ただでさえ痩せにくい太もも&内ももですが、その分アプローチの仕方はたくさん。自分に合った方法がきっと見つかる、5つの方法をご紹介します。
1.スクワットなどの筋肉トレーニング
筋力アップをはかりたいのなら、筋トレメニューを試してみましょう。
日頃運動をしなくても手軽に取り掛かれて、器具の用意も要らないスクワットがおすすめ。通常のスクワットより負荷の高い「ワイドスタンススクワット」ならより効果的です。
最初は無理のない回数に設定し、慣れてきたらここにダンベルをプラスしたり、体勢や呼吸法も整えたりするとGOOD。そのほか、脚でボールを挟んで保つトレーニングも試してみる価値ありですよ。
2.燃えたいならエアロバイクほか有酸素運動
筋トレだけで補いきれない分は、エアロバイク・ウォーキング・ジョギングなどの有酸素運動でカロリーを消費。燃えたい人にぴったりの運動で、健康維持にも役立ちます。
なかでも脚に大きな負荷をかけて行うエアロバイクは、太もも・内もも痩せを掲げる人にイチオシ。エアロバイクは一定時間こぎ続けることが基本なので、スピードを調節しながら無理なく足を動かしましょう。
こぐ前には筋肉をほぐすストレッチもお忘れなく。
3.マッサージによるむくみ解消
太ももが全体的にブヨブヨしているむくみには、筋肉や脂肪をもみほぐしていくマッサージがおすすめ。気になる部位にアプローチをかけていくことで、血行を促進して老廃物が流れやすい状態になります。
お風呂後などであたたまった体に、内ももからリンパの流れに沿って上に上に流していきましょう。力の入れすぎは痛みを伴うため、少し痛いくらいの力加減でゆっくりと行うのがコツ。
手がすぐ疲れてしまう人はグッズを使ってもOKです。
4.伸ばして引き締めるストレッチ運動
筋トレやマッサージの前後に取り入れたいのが、体の柔軟性を高めるストレッチ運動です。
走ったりするハードなトレーニングではなく、ゆっくりとポーズを保ちつつ伸びるような動きが多いため体力に自信がない人にもうってつけ。立ち姿勢はもちろん、座ったり寝転んだりしても行えます。
なかにはテレビを見ながらや電車待ちの時間などに、簡単にできるものも多いですよ。すきま時間に取り組んでみてはいかがでしょうか。
5.器具やサプリメントでサポート
もっと本格的に太もも・内もも痩せトレーニングがしたい人は、自宅で使える運動器具を視野に入れるのもひとつの手です。
バネの反発力を利用する、太ももに挟んで使う器具のほか、両足を左右に大きく動かして負荷をかけるマシンも効果的。ジムさながらの運動ができるのに、お財布にやさしくコスパな商品もたくさんあります。
また、食生活が片寄りがちな人は、サプリメントで太ももまわりにはたらきかけていくこともポイントです。
マイペースに引き締まった内ももを目指して
女性の憧れてやまないスラッとした足元は、とくに痩せにくい太もも・内もも痩せ対策で印象を変えられます。
筋肉の衰えやむくみなど、まずは自分の痩せにくさを知ることが先決。そのうえで無理のない範囲で計画を立て、運動を継続することが何より重要な要素です。
根気よくマイペースに、自慢の美脚を目指していきましょう。