セルフジェルネイルに慣れてきて、いろいろとアイテムを増やしたくなってくる頃に、気になり始めるのがジェルネイルのボトルをはじめとした保存方法です。
どんな場所でどんな保存方法が適切か、どれくらいで使い切ればいいのか、お気に入りのボトルと上手に付き合う方法について説明します。
ジェルネイルの使用期限はどれくらい?
ジェルネイルには、使用期限が存在します。未開封の状態で3年、開封後は1年くらいが目安と言われています。
セールなどでお求めやすい価格でジェルを手に入れたとしても、実は使用期限が迫っているということも考えられます。購入前に必ずボトルに記載されている使用期限を確認するようにしましょう。
使ってはいけないジェルの見分け方
【粘性が高い】
正常な状態の商品に比べると、粘性が高く糸を引くような状態になることもあります。さらにひどい状態の場合、ドロっとしたかたまりが出てくる場合も!
このような場合、なにかしらの影響でジェルの硬化が進んでしまったものと考えられます。
【変色している】
透明なはずのトップコートやベースコートに黄ばみが出ている場合、成分が劣化している可能性があります。
ただし、使用前に攪拌が必要なジェルの場合は、攪拌することで正常に戻る場合もあるので、事前に使用方法を確認しましょう。
【異臭がする】
そもそもジェルは独特な臭いがするものですが、いつもと違う臭いがした場合は、これも成分が劣化もしくは変化している可能性があるので、利用は控えるほうが良いでしょう。
使用期限が過ぎたジェルを使うとどうなる?
【塗りにくい】
粘性が高くなっているので、ブラシでのコントロールが難しくなります。ムラができたり、ダマができたりするので、思ったような塗布ができなくなります。
【硬化不良、耐久力の低下】
成分の劣化により、ジェルがしっかり硬化しなくなることがあります。その結果、本来2~3週間もつはずのネイルがはがれるなど、定着しなくなることがあります。
なお、硬化不良はグリーンネイルの温床にもなるため、自爪の健康のためにも注意が必要です。
正しい保管方法とは
【日の当たらない涼しい場所】
ジェルは液体のため、含まれる成分が気温の影響を受けやすく、特に直射日光の当たる窓辺などに置くのは厳禁です。
できるだけ室内の気温が安定し、なおかつ涼しく、直射日光の当たらない場所を選びましょう。
なお冷蔵庫での保存が良いという説もありますが、冷蔵庫と室内温度の温度差がある夏場などにはやはり、ジェルにとって良い環境とは言えません。
【ボトルに付着したジェルを放置しない】
セルフネイル施術時に、ジェルボトルの周囲にジェルが付着してしまうことがあります。これをふき取らずにふたを閉めてしまうのはNGです。
また、ふたのフチから漏れているジェルがあった場合、そのまま硬化してしまうことも。さらに、その硬化したジェルが誤ってボトルの中に入ってしまうこともあります。
そうなると、塗布する際に余分な塊となってしまいます。
以上から、施術終了後には必ずボトルに付着したジェルをふき取るようにしましょう。
【ボトルが漏れないようにきちんと立てる】
ジェルのボトルの中には、細長いリップスティックのような製品もあります。こういった形状だと立てて保存するのは少々面倒かもしれません。
が、万が一ボトルの締め方が甘かったときには漏れ出てしまうリスクがあるため、必ずしっかり立てて保存しましょう。
【ジェル容器についているアルミ箔は全部はがす】
新品のジェルのコンテナを開くと、さらにアルミ箔の内フタが付いている商品が多くあります。
中途半端な状態で内フタを残すと隙間ができてしまい、そこから外気が入ってジェルの劣化を促してしまうことがあります。そのため、一度アルミ箔をはがしたら、全部きれいに取り切りましょう。
内フタが残ってしまった場合は、ハサミやカッターで除去することをおすすめします。
【持っているボトルを把握できるようにしておく】
どんどん新しいアイテムを買い揃えていくと、古いアイテムの管理が疎かになりがち。
ボトルの形状が異なると余計に管理しづらいものですが、専用の箱や棚を用意して、一目で何をどれくらい所持しているかわかるようにしておきましょう。
そうすれば、「知らないうちに使用期限が切れていた」ということが防げます。
【ジェルのご利用は計画的に】
一度塗布したジェルは2~3週間持つため、1年間で使い切ることを考えると、ジェルボトル1本あたりの利用回数はおよそ20~30回ということになります。
ジェルの残量と使用開始から何日経過したかを意識して使うと、無駄なく使いきることができるでしょう。
ジェルは正しく保管してトラブルを回避!
ジェルネイルのボトルは安価なものから高価なものまで様々なグレードが展開されていますが、気に入って購入したからにはできるだけ無駄にはしたくないものです。
少し手間なこともあるものの、ジェルの正しい保管方法を把握し、トラブルのない楽しいネイルライフを送りましょう。