ジェルネイルやネイルパーツなど、自分好みに爪を飾ると気分がアップしますよね。
ですがその反面、指先が荒れたり、爪が傷んでしまったり、オフ後の自爪の形や状態に悩みを抱えている方は少なくありません。
このような自爪に関する悩みを抱えている人におすすめなのが、セルフ育爪です。正しい方法で育爪をすることで、健康的なツヤのある爪や自分の理想に近い爪に形に育ててみませんか。
ここでは、セルフでできる育爪の方法をご紹介します。
育爪とは
育爪とは、自分の爪をしっかりとケアして、より健康的な爪へ育てること。
育爪では、ネイルやマニキュアなどを一切つかわず、自爪を美しくすることを目指します。
綺麗な爪とは
綺麗といっても十人十色、様々な感覚があることは当たり前です。
ここで目指す「綺麗」な爪とは、健康的で血色がよく、艶のある爪になります。爪が健康的でないと、縦横にラインが入ってしまったり、欠けやすかったりといろいろトラブルを抱えてしまいます。
そういった悩みを抱えず、理想の自爪を目指すのが育爪なのです。
育爪をセルフでする方法
【1、爪きりを使わず、ファイルで長さを調整】
爪きりを使用すると、バチンという衝撃によって爪に負担がかかり、二枚爪になってしまったり、爪の層がはがれてやすくなってしまったりします。
そのため、ファイル(爪やすり)を使って適度な長さに爪を調整します。
ファイルを使う際は、爪に対してファイルを45°の角度で当て、一方向にゆっくり動かして爪を削るようにしてください。ファイルを垂直にあててしまうと、爪の先端が平べったい真四角になってしまいます。
また、爪のサイドも脇から中央に向かって削ります。この際も一方向で削ることがポイントです。両方向で削ってしまうと二枚爪になるリスクがあります。
白い部分の爪の長さは、長すぎても折れやすくなってしまうため、1~3mm程度の状態を目指しましょう。
また、削りすぎて深爪にならないように注意してください。爪を切りすぎてしまうと、爪のピンク色の部分の成長を妨げ、綺麗な爪にならないことがあります。
【2、甘皮の処理】
甘皮とは爪の根元の皮膚部分のこと。爪の根元を保護し細菌やその他の異物の侵入を防ぐ役割があります。
この甘皮部分の手入れをすると、「爪が長く見える」「栄養が行き届きやすくなる」「爪が乾燥しにくくなる」など、美爪にとってたくさんのメリットがあります。
まず、お湯をいれた洗面器やフィンガーボールなどに指をつけ、甘皮をふやかします(目安は10~15分)。なお、湯船にしっかりとつかった入浴後に行えば、効率的に行えます。
次に、キューティクルリムーバーを甘皮部分を中心に塗ります。キューティクルリムーバーは、固くなった甘皮や皮脂などを柔らかくして浮かせてくれます。
浮いた甘皮は、プッシャーやウッドスティック、綿棒で押し上げ、ガーゼやコットン、綿棒で取り除いてください。
爪の両サイドで固くなってしまっているささくれなどがあれば、キューティクルニッパーや、キューティクルカッターで処理しましょう。
これらの処理の注意点は、やりすぎないことです。甘皮がとれないからといって強くこすってしまうと、爪に負担をかけてしまいます。上手に取れない場合は再度お湯につけて、ふやかしてから処理してみてください。
なお、甘皮処理の頻度は2週間に1度程度に抑えましょう。頻度が多すぎると爪が傷む原因になるため、ご注意ください。
【3、オイルでの保湿ケア】
セルフ育爪で簡単ながら欠かせないケア方法は、ネイルオイルでの保湿ケアです。
爪は乾燥していると硬くなり、衝撃を受けたときに欠けやすくなってしまいます。そこで、爪用美容液やネイルオイルで保湿することで、乾燥による爪の欠けや縦線・ささくれなどを防ぎ、自爪を丈夫にしましょう。
オイルを塗る際は、爪の表面だけでなく、爪の裏側や爪と指の間にも塗ることがポイントです。爪と指の間の皮膚に余分なものが挟まることを防ぎ、爪の成長を促します。
オイルを塗る推奨の頻度は、1日5回以上を目安に、手洗いをした後や乾燥が気になる時など。とにかく爪を乾燥させないことが大切と意識しましょう。
【4、爪を使わない】
日常的に爪を酷使していると、どれだけケアをしていても爪に負担がかかってしまいます。
たとえば、「爪を使ってテープをはがす」「爪で缶のふたを開ける」「爪で汚れをこする」などがあげられます。
これらの行動は爪に負担をかけ、爪が割れたりかけたりしてしまう原因となるため、できる限り爪を使わず別の方法で対処をしましょう。
また、食器洗いを素手で行ってしまうと、食器用洗剤で爪の油分がはがれ、荒れたり乾燥したりする原因となってしまいます。可能な限り食器洗い用の手袋をつけて、洗い物をするようにしてください。
育爪で手元ハッピーに
自爪が綺麗になると、手元を見た際に気持ちも上向きになったり、ネイルジェルののりがよくなったりと様々なメリットがあります。
育爪の効果が出るまで時間はかかりますが、ぜひお試しになってみてくださいね。