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簡単セルフヘッドマッサージのやり方|美肌作りから頭痛・肩こり・疲れ解消まで叶う頭皮ケア方法


なんとなくいつも頭が重く体調不良が続く……。頭痛、肩こり、眼精疲労に不眠など、これという特定の原因はないものの、体がだるくてやる気が出ない……。このようなお悩みを抱える方は多いですよね。

セルフ頭皮マッサージ

このような日々の体調不良の原因のひとつとして、パソコンやスマートフォンの操作を長時間行っていることによる、血行不良が考えられます。

そこで、セルフやプロによる肩もみや足もみなどのマッサージ施術がメジャーな解消方法として挙げられますよね。しかし、実はここ数年で注目度が上がっているのが「ヘッドマッサージ(頭皮マッサージ)」なんです!

頭皮のコリをほぐすヘッドマッサージは、頭をスッキリさせるだけではなく、意外にも肩こり・不眠解消、さらには顔のたるみなどエイジングサインの改善・解消にまで効果を発揮する優れもの。

そこでここでは、自分で簡単にできるセルフヘッドマッサージ方法をご紹介します!

ヘッドマッサージの効果って?

そもそも、なぜヘッドマッサージ(頭皮マッサージ)をすると、冒頭でご説明したような良い効果が起こるのでしょうか。

「頭皮」と聞くと、「髪の毛が生える、頭部を覆っている皮膚」とシンプルに捉えてしまいがち。ですが実際には、頭皮は顔の皮膚と「ひと繋がりになっている」大切な肌の一部なのです。

さらには、頭皮は顔の肌を「ぐっと持ち上げ支える役割」も果たしています。

そのため、頭皮が凝り固まり、柔軟性がなくなると、顔の肌までもたるんでしまう一因に。また、頭皮の血行不良は、そのまま顔の血行不良にもつながるので要注意です!

ハリ・ツヤ・キメの細かさなど美肌の条件は、肌細胞の新陳代謝(ターンオーバー)が正常に行われることで整います。顔のスキンケアをどれだけ丹念に行っても、期待以上の美肌効果は得られていないのなら、頭皮ケアから見直してみましょう。

また、頭皮の血行を良くすると、血行とともにリンパの流れも改善するため、頭痛・肩こり・眼精疲労もすっきりと解消されて気分も上向きに!

頭部は交感神経のバランスも司っているため、頭皮マッサージによって結果的に、全身の心身の「コリ」までもほぐせることが期待できるのです。

簡単セルフヘッドマッサージ

ではここからは、自分でできる頭皮マッサージ方法をご説明します。

ヘッドマッサージに使えるブラシ

まずは基本の、大きめヘアブラシを使った頭皮マッサージから始め、こり固まった頭皮全体をほぐしましょう!

【ブラシを使った頭皮マッサージ】

額の筋肉に対して引き上げ作用のある「頭頂部」(頭のてっぺん部分)をほぐします。頭頂部には「百会」というツボがあるため、そのツボを意識して行いましょう。

①ブラシを使って、頭頂部から毛先の方向へブラッシング。左右、真ん中と、全体的に気持ち良い程度の力で行ってください。

②今度は、生え際から頭頂部に向かってブラッシング。耳の上の側頭部から始め、首の後ろ、反対側の耳の上へと移動していきましょう。

③こめかみ部分もリンパが滞りやすいため、ブラシを使ってほぐしていきましょう。耳の上のこめかみあたりにブラシを当てて、小さく円を描くようにマッサージします。少し後方にブラシの位置をずらし、再度マッサージしましょう。

④頭頂部より少しだけ額寄りの部分にもツボが集まっているため、その部分もブラシを使ってほぐしていきましょう。ピンポイントではなく、前後左右に位置をずらしつつ、全体的に気持ち良い程度の力で行ってください。

⑤後頭部(特に首の付け根あたり)を、ブラシで軽くたたいて刺激を与えます。

ブラシを使って頭皮から髪を梳くだけでできる基本の頭皮マッサージなら、テレビを観ながらでも気楽にできますよね。

ちょっとした空き時間に頭皮全体を1回ずつ梳くだけでも、頭皮ほぐし効果が得られておすすめです!

【指を使った頭皮マッサージ】

次は指を使って、頭皮を効果的にほぐしていく頭皮マッサージ方法です。

①片手の親指と人差し指を、額の生え際に置きます。その時、親指・人差し指は、左右の黒目の位置を上(額方向)に伸ばした箇所に置きましょう。

②親指と人差し指にグッと力を入れ、頭皮をつかむような感じで、真ん中に寄せていきます。約2秒つまんだら、頭頂部に向かって位置をずらし、再度同じように2秒つかみます。4~5箇所、頭頂部に向かって移動してつかむ動作を繰り返しましょう。

③両手の平を広げ、それぞれの側の「人差し指と中指」で左右の耳をつかみます。その状態から5本の指全てを使って、ゆっくりと側頭部の頭皮を引き上げるようにして、頭頂部に向かって指を移動させていきます。

頭頂部まで行ったら、ぐっと両手で頭皮を持ち上げます(実際にそこまで頭皮は動きませんが、イメージとして)。側頭部から頭頂部までの移動を、数回繰り返しましょう。

④片手で握りこぶしを作ります。同じ手のヒジをテーブルに置き、握りこぶしの第2関節のでっぱりを後頭部(耳の付け根下からスタート)に当てて、グーっとゆっくり押していきます。これを後頭部全体に行います。硬くなっている箇所は、数回繰り返してほぐしましょう。

頭皮美人は健康美人!

これまで手グシで髪の毛だけを整えていた方、意外と多いのではないでしょうか。しかしそんな方こそ、今日からはブラシを使って頭皮からマッサージをしてみてください。日に日に頭皮がほぐれ、顔に自然な血色が戻ってくるかもしれません!

ヘッドマッサージ

これまで見過ごしていた頭皮の柔軟性こそ、美と健康の始まり! ぜひ簡単セルフヘッド(頭皮)マッサージをお試しください。