キレイに長さを出したり、ストーンが乗っていたりと、凝ったデザインをした時にかぎって剥がれてしまう（浮く、リフトする）ジェルネイル。
時間があるときはまだ落ち着いて修復できますが、急いでいるときに起きてしまうと大変ですよね。そんな時に知っておきたい、ジェルネイルが剥がれたときの応急処置方法をご紹介いたします。
ジェルネイルが剥がれる主な理由
まずは、ジェルネイルが剥がれてしまう主な理由を見ていきましょう。
【１．サンディングなどネイル施術が不十分】
ジェルネイルが剥がれる一番の原因は、サンディングなどの下処理（プレパレーション）が不十分だったとき。
名前の通り「土台」になるベースネイルジェルは、サンディングした爪のデコボコを利用して爪に付着します。そのため下準備のサンディングが甘いとベースネイルの付着が不完全になり、結果的に剥がれやすくなります。
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『リフトを防ぐプレパレーション方法＜ジェルネイルのやり方シリーズ＞』
【２．爪の酷使】
パソコンのタイピングや、重い荷物を運ぶ仕事、あるいは水仕事など、指先を酷使する仕事をしているといつの間にかネイルにも負荷がかかり、少しずつダメージが蓄積され、剥がれてしまう原因になります。
【３．ネイルチップが爪に合っていない】
ネイルチップを使っていた場合、チップの形状が爪にマッチしていないと、チップと爪の間に隙間ができやすく、剥がれるなどのトラブルの原因になります。
【４．自爪の状態に不具合がある】
爪そのものに問題がある場合もあります。
土台となる自爪が柔らかすぎたり乾燥していたりと、爪が弱っているときの症状があると、ジェルが通常よりも密着しにくくなります。
なお、乾燥しすぎていると爪周辺の角質や甘皮ができやすくなり、このような状態もジェルが密着しにくくなる原因になります。
ジェルネイルが剥がれたときの応急処置
次に、ジェルネイルが剥がれてしまった時の、覚えておきたい応急処置方法を見ていきましょう。
【１．同色のマニキュアを塗る】
ジェルネイルの先端部分だけが欠けたり、一部だけが剥がれたりした場合は、マニキュアの接着効果で補修しましょう。
欠けたり剥がれたりした部分を放置しておくとそこから水分が侵入し、カビなどが発生するグリーンネイルになってしまいます。トップコートがあればトップコートを使うとなお良いでしょう。
■グリーンネイルについて詳しくはこちら
『グリーンネイル（自爪が緑色）の原因と対処法｜リフトしたジェルネイルで菌が繁殖する！？』
【２．ネイルグルーを使う】
ネイルチップが剥がれた場合には、ネイル用の接着剤であるネイルグルーを使いましょう。
両面テープで接着していた場合は、一度両面テープをしっかり剥がしてからグルーをつけると良いでしょう。そもそもネイルチップの使用の目安は1日1回で、使いまわすことはしません。あくまで応急処置用と考えてください。
【３．ネイルニッパーでカットする】
ネイルが激しく浮いてしまっているときは、ネイル用のニッパーでカットしてしまいましょう。
自爪と浮いているネイルの間にニッパーを入れて、ネイルをカットします。あとはファイルで切断面をなじませ、トップコートで保護しましょう。
【４．ネイルサロンに行く】
ネイルサロンで施術してもらっていた場合は、そのお店で修復してもらうのがベストです。その際にはネイルリペア保証期間内であるかどうかの確認も忘れないようにしましょう。修復料金が無料になる場合があります。
いずれの方法をとるにしても、剥がれた部分を無理やり取ろうとするのはNG！
強引に剥がそうとすると正しく付着している部分まで引っ張られて剥がれることもあり、剥がれる面積が大きくなってしまうこともあります。急いでいても無理は禁物です！
ネイル応急処置の後にやっておきたいこと
ジェルネイルが剥がれてしまった時に、やむを得ず応急処置をしてしまうのは仕方がありません。
ですが、その後には以下のような見直しチェックも必要です！
【１．健康チェック】
先述したように自爪が弱っていると、ジェルネイルは剥がれやすくなります。
爪が柔らかくなっていたり、逆に硬くなりすぎていたりする場合は、健康状態に問題があるときです。保湿やハンドクリームを使うことも良いのですが、睡眠時間や栄養バランスの取れた食事が取れているか、今一度生活習慣を見直してみましょう。
【２．自分にあったネイルかどうかを見直す】
ジェルネイルにもハードジェルやソフトジェルなど様々なカテゴリーがあり、さらにジェルの製品ごとにも特長があり、バリエーションは多種多様です。
普段使っているジェルネイルが何度も剥がれるようであれば、思い切って違う製品を試してみるのも良いでしょう。
剥がれにくくするための日ごろからのケア方法
最後に、ジェルネイルを剥がれにくくするための、普段から気をつけておきたいケア方法について見ていきましょう。
【１．作業時には手袋を使う】
ネイルが剥がれる原因の多くは、物理的ダメージによるものです。
特にかなり長さを出している時や、大きなストーンを乗せているときなどは、手袋（水仕事ならゴム手袋）を着用して、爪にかかるダメージを軽減しましょう。
【２．毎日の爪先チェック】
ネイルと自爪のわずかな隙間に物が挟まり、それがきっかけで大きく剥がれることもあります。
日ごろから爪先の状態をチェックし、小さな裂け目を見つけたらトップコートでカバーしたり、ファイルで削ったりするなどして、未然にトラブルの芽を摘んでおきましょう。
コツを押さえて健やかにジェルネイルを楽しもう！
トラブルは、普段慣れないことをするときに起きやすいものです。指先は、何をするにも使う部分ですので、感覚的に動かしてしまいがち。だからこそ普段から5ミリでも長いネイルにすれば、その感覚は大きく変わってしまいます。
せっかくの特別なネイルが台無しにならないよう、ちょっとしたテクニックを使って楽しく健やかなネイルライフにしましょう。