日常生活において、ふと目に入りがちな自爪。爪に縦線がでていたり、シワやでこぼこがあったりすると気になるものです。
また、爪のトラブルが目につくと、自力で改善したいと思われる方も多いのではないでしょうか?
そこでここでは、そのように気になる爪の縦線やシワ、でこぼこの原因や対策をご紹介します。
縦線や縦ジワの原因
爪のトラブルとして一番多くあげられる縦線(縦ジワ)。主な原因を見ていきましょう。
【加齢による老化】
縦線の原因は「加齢による老化」とされています。
爪の変化は20代くらいではまだあまり目立たないものですが、40代から50代以降で悩む方は増加します。それは、年齢を重ねると肌のコラーゲンなどが減少しシワができるのと同様、爪を形成する成分も加齢によって減少し、シワのような縦線ができてしまうため。
【栄養不足】
しかし年齢に関係なく比較的若い方でも縦線が出るときがあります。そういった場合は、「栄養不足」や「乾燥」が原因と考えられます。
栄養不足については、爪を作る成分が不足することにより縦線ができていると言われています。必要な栄養は、タンパク質やコラーゲン、亜鉛など。栄養の偏りのないバランスの取れた食事を心がけましょう。
【乾燥】
ジェルネイルなどを落とすアセトンリムーバーを使用したり、水仕事がつづいたり、十分に水分摂取しなかったために爪に必要な水分量が不足した場合、縦線が出ることがあります。
また、乾燥は、爪の欠けや二枚爪などの原因にもなるので、注意が必要です。
でこぼこの原因
爪がでこぼこしている、主な原因を見ていきましょう。
【乾燥】
爪がでこぼこしている際にまず気になるのが、乾燥です。縦線の原因でも紹介しましたが、爪は水分を必要としており、水分が失われている場合、爪の表面がでこぼこすることがあります。
【衝撃】
次に、爪に外部からの衝撃が加えられた場合、これも爪がでこぼこしてしまうことに。
例えば、扉に指を挟むような衝撃から、ゆるい圧迫がつづくことなどで、でこぼこが出てくる場合があります。また、リムーバーや洗剤などの薬品により爪がもろくなり、表面がでこぼこになることもあります。
【疾患】
最後に想定できる原因として、なにかしらの病気の可能性があります。考えられるものとして爪の下に良性の腫瘍ができることや、真菌への感染、乾癬の発症、貧血症状が挙げられます。
自爪のトラブル対策
【乾燥を避ける】
縦線やシワ、でこぼこの共通要因として乾燥があるため、まずは何より乾燥を防ぎましょう。
保湿クリームや爪用のオイル、ハンドクリームなどを使用して、しっかりと保湿。また、爪美容液を使うことで、より爪に水分を与えることができるといわれています。
なお、乾燥を引き起こしやすい強いリムーバーなどは、使用頻度に気を付けてください。
【栄養バランスの良い食事を摂る】
爪に良い栄養を摂取するように心がけましょう。
健康な爪は日に0.1mm程度伸びるといわれており、良好な状態ほど伸びは良いとされています。しかし、栄養バランスが崩れたり、体調がよくない場合は爪の成長に影響を与えてしまいます。
※体調に不安がある場合は、気になった場合は迷わず専門の医療機関を受診されることをおすすめします。
栄養バランスの場合は、タンパク質やケラチン、アミノ酸、コラーゲン、亜鉛などを摂取するように心がけてください。その際、ビタミン類も一緒に補給すると効果的といわれています。
【爪切りに気をつける】
爪の形を整える際は爪切りを使用することを避け、専用の爪やすりなどを使うことを心がけてください。爪きりでは爪に余計な負荷がかかってしまい、爪が割れたり欠けたりするからです。
【爪磨きはほどほどに】
爪磨きは、縦線やシワ・でこぼこなどに一定の効果はみられます。ですが、爪表面を磨くことで高低差をならし、低い部分に高さを合わせてしまうことから、結果的には爪を薄くしてしまうことに。
爪が薄い状態ではその分、爪がもろくなってしまうため、割れてしまったり欠けてしまったりする可能性が高くなります。もし爪磨きをするとしても頻度を抑え、自爪がもろくならないように注意しましょう。
ジェルネイルで補強するのも一つの手
いろいろと気を付けていても、縦線などはどうしても出てしまうものです。
根本的な改善につながるわけではありませんが、でこぼこを綺麗に隠し、強度も出す方法としてジェルネイルは効果的といえます。
ただし、ジェルネイルは無理に引きはがしたりせず、オフの後のネイルケアもしっかり行うことは大前提となります。
健やかな自爪で気持ちまで上向きに!
気になる自爪トラブルの原因に、心当たりはありましたでしょうか。
爪の縦線やシワ、でこぼこの原因を知り対策を行うことで、自爪の問題が少しでも解決し、あなたの日常がより豊かなものになれば何よりです!