お気に入りのジェルネイルやマニキュアを施した手元を見ると、気分が上がる! というネイル好きさんは多いですよね。
ですが、理想どおりのネイルを楽しむには、自爪のコンディションも見逃せません。そこで自爪に関するお悩みを聞くと、上位に挙がるのが「ネイルベッド」問題。
ネイルベッドとは爪のピンク色の部分(爪と指の皮膚が接している部分)を指し、この部分が長いとすらりとしたキレイなネイルに見えるメリットがあります。反面、ネイルベッドが短い人は「生まれつきの爪の形だから……」と思い込んでいることも多いですよね。
しかし、実はネイルベッドは自力で伸ばすことができるんです! そこでここでは、ネイルベッドの伸ばし方についてご紹介します。
ネイルベッドとは
ネイルベッドとは、爪と指の皮膚が接しているピンク色の部分のこと。
ネイルベッドの上にある、指から離れて白く伸びている爪部分は「フリーエッジ」と呼びます。
ネイルベッドが縦長に長い形をしているほどにネイルが縦長になるため、手元がスラリとした美しい印象を演出できます!
ですが、「ハイポニキウム」という部分が何らかの原因で育っていないと、ネイルベッド部分も短いままで伸びません。つまり、ネイルベッドを伸ばすには、ハイポニキウムがキーとなるのです!
ハイポニキウムとは
ハイポニキウムとは、爪先を指の腹側から見た時に見える、透明もしくは白っぽい薄皮のこと。別名「爪下皮(そうかひ)」とも呼ばれます。
ハイポニキウムは、爪と皮膚をつなぎ、爪と皮膚の間に細菌などから指先を守る役割があります。さらに、ハイポニキウムは爪と一緒に伸びるので、ハイポニキウムを育てることでネイルベッドもすらりと伸びることに!
ですが、ハイポニキウムはとても薄くて破れやすい薄皮です。そのため、爪をいつも深爪になるまで切っていたり、爪を噛んだり、爪先に衝撃を与えやすい行動をしていると、ハイポニキウムまでダメージを受けてしまうのです!
ハイポニキウムとネイルベッドを伸ばす方法
では、どのようにすればハイポニキウムとネイルベッドを伸ばすことができるのでしょうか。
先述したように、ハイポニキウムを伸ばすには深爪は厳禁。そのため、深爪しやすい人は、フリーエッジを2~3mm 残すように目安をつけて、短くならないように注意しましょう。
爪を切る際は、爪切りではなく、ネイルファイル(爪ヤスリ)を使って、丁寧に適切な長さになるまで整えるのをおすすめします。
また、爪の噛みグセがある場合は、ジェルネイルを施すことで爪を無意識に嚙み切れないようにする方法があります。
爪先まで保湿ケア
乾燥するとハイポニキウムは剥がれやすくなるため、ハンドケアをする感覚で、爪先の裏側までキューティクルオイルやネイルオイル、ハンドクリームなどで保湿をしましょう。
【おすすめハンド・ネイルマッサージ方法】
①お風呂上がりや、洗面器に張ったお湯で手を温めて、手肌・爪を柔らかくします。
②保湿系の化粧水を手全体に浸透させます。
③ハンドクリーム・オイルを両手の甲から爪先までしっかりと伸ばします。爪先の裏側のハイポニキウムのケアも忘れずに!
④ハンドクリーム・オイルを両手の平に伸ばします。
⑤各指の根元から先に向かって引っ張りながら、それぞれの指にクリーム・オイルをなじませます。
⑥指と指の間をもみほぐします。
⑦手の甲の、各指の骨と骨の間を、反対側の手の親指の腹で、指の根元側から手首側に向かってこすります。
⑧両手を数回開いたり閉じたりすることで、手の血行を促進させます。
ハイポニキウムを育ててネイルベッドを長くしよう!
自爪の形は、爪先裏のハイポニキウムを育てることで変化します。
これまでネイルベッドが短いのを生まれつきと諦めていたのなら、今日からすぐにハイポニキウムを大切に育ててみてくださいね。