ジェルネイルをしていると、必ずと言って良いほど出てくるのが「リフト」問題。
「リフト」とは、「ジェルネイルがすぐにリフトしてしまって……」といったように使うジェルネイル用語ですが、この言葉の意味を正しく理解している方は意外と多くはないかもしれません!
そこでここでは、そもそもジェルネイルに関する「リフト(する)」とはどのような意味なのか説明した後で、リフトする原因と対策をご紹介します。
ジェルネイルのリフトとは
リフト(lift)とは、英語で「持ち上がる」という意味。ジェルネイルに関して使用する場合は、自爪についているジェルネイルのある一部分が浮いている状態、を指します。
つまり、完全にジェルネイルが剝がれてはいないが、自爪とジェルの間にすき間ができてしまっている状態なのです。
一見すると完全に剥がれていないため、そのままにしておいても良いように思われる方もいるかもしれません。しかし、自爪とジェルの間に水分やゴミなどが入ったままになると細菌が繁殖し、その細菌によって自爪が緑色になる「グリーンネイル」になることも!
また、浮いた部分が服などに引っ掛かることで、無理にジェルが剥がれてしまう可能性も高まります。
このように、衛生面や安全面、健康面において様々なリスクがあるため、ジェルネイルのリフトを放置したままにするのは避けましょう。
ジェルネイルがリフトする原因と対策
では、なぜジェルネイルがリフトするケースがあるのでしょうか。その主な原因とその対策を以下に見ていきましょう。
【原因1.プレパレーションが不十分】
「プレパレーション」とは、いわゆる「(ジェル塗布前の)下準備」のこと。
プレパレーションを適切に行わずに自爪にジェルを塗布してしまうと、ジェルが自爪に密着せずにリフトしやすくなってしまいます。
そのため、(サロン施術ではなく)セルフジェルネイルだとリフトしやすいと感じる方は、プレパレーションの見直しから始めましょう。
※プレパレーションの方法について詳しくは、以下の記事をご覧ください!
リフトを防ぐプレパレーション方法<ジェルネイルのやり方シリーズ>
【原因2.ライトに問題がある】
UVライトの使用期間が長いなら、ライトの寿命が来ているのかもしれません。
また、LEDライトの場合でも、ジェルとメーカーが異なる場合は、ライトとジェルの相性が良くない可能性もあります。
心当たりがある場合は、ライトを適切なものに変更するようにしましょう。
※硬化ライトについて詳しくは、以下の記事をご覧ください!
ジェルネイルLEDライトとUVライトの選び方|おすすめジェルネイルライトランキング!
【原因3.指先・水を良く使う】
日常的に指先に衝撃を与えやすい生活環境であったり、水仕事が多かったりすると、ジェルがリフトしやすくなります。
シャンプーなどで指先を濡らしたり負担をかけたりすることもリフトの原因となるため、たとえばシャンプー時にはゴム手袋をしてシャンプーブラシを使うなど、できる限り負担をかけないように心掛けましょう。
【原因4.自爪が薄い・油分が多い】
自爪が薄い・柔らかい場合、自爪がしなりやすいためジェルが密着しにくくリフトしやすいと言われています。この場合は体質もありますが、自爪が健康的に育つように、日ごろからネイルオイルでマッサージするなど、ネイルケアを行いましょう。
また、自爪や手の油分が多い場合も、ジェルが密着しにくくリフトしやすい傾向に。そのため、プレパレーション時には、エタノールなどで自爪表面の油分を拭き取るようにしましょう。
リフトしたらすぐにオフしましょう!
爪先部分のジェルネイルがリフトすると爪切りで切る方もいますが、それは絶対にNGです。
リフトした場合は、できるだけすぐにジェルネイル全体をオフし、リフトを放置しないようにしましょう!