全方位手抜かりなくオシャレに決めていても、メイク崩れがひどいと魅力が半減してガッカリしてしまいますよね。
どれだけ丁寧にメイクしても、いつもすぐに崩れが気になってしまうなら、スキンケアやメイク方法自体に崩れやすい原因があるのかもしれません!
そこで、長時間メイクしたての美しさをキープするための、化粧崩れ防止対策をご紹介します!
メイクの持ちはスキンケアから!
まずは、スキンケアから見ていきましょう。というのも、そもそもベースメイクを乗せる肌状態に問題があれば、どれだけ機能性の高いメイクアイテムを使っても、その効果は半減してしまうため。
「スキンケアからがメイクの始まり」と考えて、今現在のご自分の肌状態をチェックしてください。
【肌の水分量と皮脂分泌量の関係】
「皮脂分泌が多くてメイク崩れする脂性肌だから、スキンケアは保湿よりも皮脂抑制を重視!」という方、もしかするとそのスキンケア方法がさらなる皮脂分泌を生んでいるのかもしれません。
皮脂は毛穴の奥にある皮脂腺から分泌され、肌表面に皮脂膜を張ります。皮脂膜は肌内部から水分が蒸発するのを防ぎ、外的刺激から肌を守る役目があるため、本来皮脂は肌の健康を守る大切な物質なのです。
そのため、「私は皮脂分泌が多い脂性肌だから、保湿で肌をベタベタさせるよりもさっぱりさせたい」と考え、肌の水分量を増やさずに皮脂を取り除くスキンケアをしていると、肌は「水分をこれ以上逃してはいけない! 皮脂も足りないからもっと分泌しなくちゃ!」とさらに皮脂を分泌させることになるのです。
つまり、肌の水分量を上げることが、結果的には過剰な皮脂分泌を抑えて、水分・油分のバランスの取れた健やかな肌を作る、ということですね。
メイク前は余分な油分をオフ
「過剰な皮脂分泌を抑えるには、保湿が重要」ということから、朝のスキンケアに油分たっぷりのクリームを塗る方もいるかもしれません。ですが、残念ながらメイク前に油分をたっぷりと塗ってしまうと、過剰な皮脂と同じくメイク崩れの原因になってしまいます。
そこで、スキンケアのポイントとしては「夜にしっかりと保湿対策をし、朝のメイク前は乳液などの油分が軽めの美容アイテムを使用する」ようにしてみましょう。
化粧水は(肌に浸透する適量を)数回に分けて肌に浸み込ませ、水分補給ができた段階で保湿美容液・クリームもしくは乳液を塗ります。
※常に皮脂分泌が多いと感じる方、ニキビ肌の方は、適度に皮脂抑制効果・メラニン抑制効果のある「ビタミンC誘導体」配合の化粧水をおすすめします。
また、朝のスキンケア後に肌表面に油分が多いと感じるなら、顔にティッシュペーパーを乗せて、(肌をこすらないように)軽く押さえてティッシュオフをしてくださいね。このひと手間で、メイクの持ちが左右されますよ。
メイク崩れ防止メイク方法
次に、メイクの工程でメイク崩れを防ぐポイントを見ていきましょう。
まずは基本のポイントから。メイクがすぐに崩れると困るからと、ファンデーションを厚塗りしていませんか? 実はファンデーションを厚塗りすると、反対に崩れやすくなってしまうため要注意!
特に皮脂分泌量が多く崩れやすいTゾーン(額から鼻筋)は、薄めにつけるようにしてください。
ファンデーションは軽く肌の色ムラを整える程度にし、シミやクマ、ニキビ・ニキビ跡など隠したい部分だけコンシーラーを重ねて自然にカバーしましょう。
【パウダーを挟んで崩れにくく!】
どうしてもメイク崩れがおさまらないなら、パウダーファンデーションと一緒に、色の付かないおしろいパウダーを併用することをおすすめします。
①化粧下地を塗ります。※ハンドプレスやティッシュオフをします。
②おしろいパウダーを塗ります。
③パウダーファンデーションを塗ります。
④おしろいパウダーを塗ります。
⑤余分なパウダーをメイクブラシで優しく落とします。
油分を含まないパウダーを挟むことで、余分な皮脂がパウダーに吸着し、肌表面はサラサラの状態をキープできますよ。
メイク崩れしにくくメイク乗りは良く!
メイク崩れはスキンケアから対策を講じることで、いつの間にか崩れが気にならなくなるはずです。
見逃しがちな肌の水分量を上げることで皮脂分泌量のバランスまで整えれば、肌の状態まで上向きに!その結果、メイク崩れはしにくくなるだけではなく、メイク乗りまで良くなりますよ。