ジェルネイルを自分で好きにデザインしたいセルフジェルネイラーさんのなかには、「長さ出し」も自分でチャレンジしたい方は多いですよね。
「でも、いきなり自分でジェルネイルの長さ出しなんてできるの?」と、なかなか一歩が踏み出せない、なんて声もよく聞かれます!
そこで、セルフジェルネイルキット愛用者の方はもちろん、これからセルフジェルネイルに挑戦しようと考え中のセルフジェルネイル初心者さんにもぜひチェックいただきたい、ジェルネイルの長さ出し方法についてご紹介します!
長さ出し方法の種類
「ジェルネイルの長さ出し」とは、自爪よりも長さのあるジェルネイルデザインを施したい時に、ジェルや専用チップを付けることで、まるで自爪の延長のようにネイルを長くすることを指します。
自爪が弱く割れやすいためにあまり伸ばせない方や、一本だけ自爪が割れて短くなってしまった方などは、毎回ネイルサロンでケアをするよりも、セルフで好きな時に思い通りに長さが出せれば便利ですよね。
では、実際にどのような方法で長さ出しができるかと言えば、大きく分けて以下の3種類があります。
・ジェルスカルプチュア(ソフトジェル、セミハードジェル、ハードジェル)
・アクリルスカルプチュア
・チップオーバーレイ
これらのなかで、セルフジェルネイルの延長のような感覚で、一番取り組みやすいのが「ジェルスカルプチュア」。長さを出したい指に専用のネイルフォームを付け、ジェルを硬化させて長さを出し、形を整える方法です。
「アクリルスカルプチュア」は、通常のジェルではなく、専用の「アクリルリキッド」と「アクリルパウダー」の2種を混ぜ合わせてできる物質を自爪に乗せ、固まらせて長さを出し整える方法です。
「チップオーバーレイ」は、専用チップを自爪先端に付けて、長さを出して整える方法です。チップをつけるだけ、と簡単に思われる方もいるかもしれませんが、チップオーバーレイはネイリスト検定1級の必須項目であり、プロレベルの技術が必要! また外れやすいため、手元をよく使用する方にはあまりおすすめできません。
そのため、現在深爪をしておらず、自爪から0.3~0.5㎝までの長さ出しを考えているのならば、お手持ちのセルフジェルネイルキットを応用して施術できる「ジェルスカルプチュア」がおすすめです。
ジェルスカルプチュアのジェル3種類
ジェルスカルプチュアに使用するジェルの硬さは、3種類あります。「ソフトジェル」は強度が一番弱いため、0.3㎝以下の長さ出ししかできません。しかし、3種類の中で、一番オフする時間が短くなります。
「セミハードジェル」は、ソフトジェルよりも少し硬くなる分、0.5㎝程度の長さ出しが可能になります。
「ハードジェル」は、一番硬く強度が高いため、1㎝以上の長さ出しが可能になります。また、硬いほうが横に流れにくいため、長さを出しやすい利点があります。
しかし、オフする際にファイルで削らなくてはならないため、オフ時の自爪への負担も考慮して選ぶ必要があります。
理想の作りたいネイルの長さの他、自爪自体の性質やオフ時の負担などを想定し、どの硬さのジェルを使用するのか、選びましょう。
「ジェルスカルプチュア」長さ出し方法
ではここからは、トライしやすい「ジェルスカルプチュア」による長さ出し方法をご紹介します。
通常のジェルネイルの施術で必要なアイテム以外に、「ネイルフォーム」と「ハサミ」を用意しておきましょう。
①自爪の長さ・形を事前にファイルで整えます。
②ネイルフォームを自爪の先端のカーブに合うかどうかチェックし、自爪とフォームの間に隙間ができてしまう場合は、ハサミで余分な部分をカットしてカーブを微調整します。
③フォームを装着したら、横から見て真っ直ぐかどうか確認します。自爪にベースジェルを塗って、硬化します。
④クリアジェル(エクステンションジェル)を、自爪先端とフォームの境目から好みの長さまで塗ります。
⑤クリアジェル(エクステンションジェル)を、自爪部分にも塗り、厚みを均一にしてから硬化します。
⑥理想の厚さになるまで重ね、硬化します。
⑦フォームを外します。
⑧未硬化ジェルをワイプで拭き取ります。
⑨ファイルで長さと形を整えます。
⑩ダストブラシで削りカスやゴミを取り、ジェルを塗って硬化させれば完成です。
基本のツールにプラスするだけで簡単に長さ出し!
ジェルネイルの長さ出しは、必要なツールさえ揃っていれば、後は回数を重ねて慣れるだけ。長さがあると、スラリとした指先を演出できるため、手元がさらにキレイに見えますよ。
自分の思い通りのスカルプチュアネイルが楽しめるので、ぜひトライしてみてくださいね。