顔や手足のスキンケアは毎日丁寧に行っているのに、足裏・かかとのガサガサ角質は面倒だから放置……、という方、いませんか?
ですが、そのまま厚く積もったフット部分(足裏・かかと)の角質を放置しておくと、夏ならサンダルでオシャレに決めた時に魅力が半減してしまったり、冬なら角質の乾燥が進んでヒビ割れにまで症状が進行してしまったりと、見た目以上に困った状態になるリスクが高まります!
そこで、この記事では足裏・かかとのフット部分における角質ケア方法についてご紹介します。
かかとのガサガサの原因とは
まずは、あなたの足裏・かかとの現状を見てみましょう。すでに不要な角質細胞が溜まり、乾燥してガサガサになっていますか。
足裏・かかと部分は全身の体重を支えるパーツのため、日常生活を行う上でどうしても摩擦がかかってしまいます。特に、歩行時間の長い仕事や立ち仕事などをしている場合、日々の足裏への負担は蓄積されやすく、フットケアをどれだけ行っても足裏の角質が厚く積もってしまいがちに。
さらには、フット部分の不調は他の体調不良の現れであることもあります!
たとえば、冷え性の方は足元まで十分に血流が届いていないために、フット部分の皮膚の新陳代謝(ターンオーバー)がうまく機能せず、本来は垢となって自然に剥がれ落ちるはずの古い角質が残り、厚くなったりガサガサの表面になってしまったりしている可能性も否めないのです。
また、気づいていない方が多い原因のひとつに、「白癬症(はくせんしょう)」も挙げられます。
白癬症とは、いわゆる水虫のこと。カビの一種「白癬菌」が足裏に感染して起こる疾患です。
水虫と聞くと、かゆみやジュクジュクした湿疹をイメージしがちですが、なかにはかゆみが全くなく、湿疹ではなく乾燥をしてヒビ割れを起こすタイプもあるのです。
以上のような、何らかの疾患が関係して足裏・かかとの角質が溜まっている場合は、自己判断によるフットケアではなく、専門医を受診するようにしましょう。
おすすめセルフフットケア方法
ここからは、ご自分でフットケアを行う簡単な方法をご紹介します。
【1.角質を削る】
今すぐになんとかしたい場合、即効性のある「角質を削る」方法が挙げられます。
フットケア用のやすりを使えば、初めてでもごわついた余分な角質をこすり取ることができます。また、フット用の電動やすりなら、分厚くなりすぎた角質もすぐにキレイに削れて、すっきりとしたかかとが手に入りますよ。
ただし、手動・電動のどちらであっても、痛みを感じるほど削り過ぎたりしないように気を付けましょう。また、頻度は週1~2回程度に抑えるようにご注意ください。
【2.角質を磨き落とす】
やすりよりも時間は掛かるものの、手軽にフットケアしたい場合は「角質を磨き落とす」方法が挙げられます。
ボディ・フットケア用スクラブ剤を使用し、週3回程度、入浴時のついでにマッサージ感覚で行えば、血行促進にもなり一石二鳥です。
また、石けんとしての機能も併せ持ち、足裏のニオイや余分な皮脂までもケアできるスクラブ入りのフットケアアイテムもあります。
【3.角質をはがす】
ここ数年で人気が高まっているのが、角質をはがすタイプ(ピーリング)の「足裏角質パック」アイテム。
専用のピーリング剤に足裏を指定時間まで浸し、自然にベロンと皮膚が剥がれるまで待ちます。キレイに剥がれるまでに日数が掛かるものの、角質が剥がれる感覚がクセになる人も多いようです。
しかし、注意点として、中にはピーリング剤が肌に合わずに肌荒れや炎症を起こしてしまう方もいます。そのため、ピーリングを行う際は必ずパッチテストをし、浸している間に違和感がある場合は、指定時間内であってもすぐに中止するようにしましょう。
【4.ピンポイントでかき取る】
女性に多いヒールタコやかかとの一部分のみの角質が気になる場合は、該当部分のみ専用器具でかき取る方法が挙げられます。
ただし、あくまでもピンポイントで硬くなっている部分のみを取るようにし、健康な角質まで傷つけないように注意しましょう。
フットケアは継続が大事!
以上のような方法で、すでに厚く積もってしまった角質を除去しつつ、その後は必ずボディクリームを使ってマッサージと保湿ケアを忘れずに行ってください。
普段から角質を柔らかくしておくことで、いつでも「魅せられる」美しいかかとを叶えましょう!