そんなに体は太っていないのに、顔だけフェイスラインがたるんで太って見えてしまう……。顔がむくみやすくて大きく見える……。そんな、顔太りや顔むくみ・たるみに悩む女性が憧れるのは、やはりキュっと引き締まった「小顔」ですよね。
そこでこの記事では、小顔を目指すための、顔のむくみや二重あごを解消するマッサージ・エクササイズ方法をご紹介します！
むくみの原因
顔がむくみやすく太って見えやすい方は少なくありません。そのむくみを引き起こす要因として、「リンパ液」が挙げられます。
リンパ液とは、毛細血管の壁から漏れ出している水分のこと。血中の「血漿（けっしょう）」とほぼ同じ物質です。
この、毛細血管から漏れ出したリンパ液は、ほとんどが再度毛細血管に戻ります。しかし、その10％程度は、リンパ管という管に流れます。その時、リンパ液は皮下組織内の老廃物や余分な水分なども一緒にリンパ管に取り込むのです。
その後、リンパ液と老廃物・水分はリンパ管を流れ、その途中にある「リンパ節」に集まります。
顔全体から首にかけては、このようなリンパ（液）が流れるリンパ管が張り巡らされており、複数のリンパ節が点在しています。
これらのリンパ節に老廃物や余分な水分が溜まってしまうと、リンパ液の流れが滞ってしまい、むくみとなって表面に現れてしまうのです！
顔痩せマッサージ・エクササイズ方法
ではここからは、リンパの流れを良くして顔のむくみを解消する、簡単セルフマッサージ・エクササイズ方法をご説明します。
注目点として、すべてのマッサージはあまり強すぎない程度の力で行いましょう。痛みがある場合は、ゆっくりとほぐしてください。
なお、事前にフェイスクリームやオイルを塗布し、肌に摩擦を与えて傷つけないように気をつけましょう。
【顔むくみ解消マッサージ１】
①両手をチョキの形にし、右手の伸ばしたままの人差し指と中指の2本を、（耳を挟むイメージで）片側の耳の前後に置きます。
②指をチョキの形にしたままで、素早く「耳⇒首筋⇒鎖骨」まで下ろします。
③右手を下ろし終わったと同時に、左手もチョキの形で耳の前後に人差し指と中指を置き、素早く「耳⇒首筋⇒鎖骨」まで下ろします。
※右手・左手を交互に素早く4回下ろしましょう。
④両手はチョキのまま、あご先から耳たぶまでのフェイスラインに沿って、右手・左手を交互に素早く4回動かします。
⑤両手はチョキのまま、小鼻横の頬から耳たぶまで、右手・左手を交互に素早く4回動かします。
⑥①～③までを再度繰り返します。
⑦顔の反対側も同様に行います。
【顔むくみ解消マッサージ2】
①両手で両耳の一番上をつまみ、斜め上に引っ張ります。
②両手で両耳の真ん中をつまみ、真横に引っ張ります。
③両手で両耳の耳たぶをつまみ、斜め下に引っ張ります。
④両方の耳たぶを前から後ろへと3回回し、離します。
⑤両方の耳たぶの後ろにある「耳と首との接点のくぼみ」と「耳上部の前側のくぼみ」を、人差し指と中指でクルクルとほぐします。
⑥首の両側面にある筋肉を、上から下へつまんでいきます。数回繰り返します。
⑦両鎖骨の上にあるくぼみをほぐします。
【目元のむくみ解消マッサージ】
①目頭の斜め上（鼻の付け根と眉頭が交差する場所）に、親指を当てて、息を吐きながら上方向に押します。
②眉頭から眉尻へと、指の腹で順番に押していきます。
③こめかみのへこみを、指の腹でクルクルとほぐします。
④目尻から指幅1本分下を軽く押します。
⑤黒目中央の下、眼球のくぼみの縁にあるツボを指で押します。
⑥中指と薬指の2本を揃えて、頬の中央部分を内側から外側へクルクルとほぐします。
【二重あご解消エクササイズ１】
①真上を向き、首筋が伸ばします。
②口を思いっきり横に開き、「イ」の形にします。
③口を思いっきりとがらせ、「ウ」の形にします。
④顔を正面に戻します。
⑤顔は正面のままで舌を思いっきり突き出して、上方向に伸ばします。舌の先端を鼻につけようとするイメージで。
以上を5セット行いましょう。
【二重あご解消エクササイズ2】
①顔は正面のまま、舌を思いっきり下に伸ばします。「レ」のイメージ。
②舌を口のなかで丸めます。「ロ」のイメージ。
以上を10セット行いましょう。
顔のむくみ改善は毎日の習慣から！
むくみの原因は毎日蓄積されます。そのため、顔痩せマッサージ・エクササイズは毎日欠かさず行うのがポイントです！
また、生活習慣によってもリンパの流れが滞りやすくなるため、たとえば「姿勢の悪さ」「食事の時の咀嚼回数の少なさ」「表情のなさ」を改善するようにも意識しましょう！