セルフジェルネイルを楽しんでいるセルフジェルネイラーさんのなかで、よく疑問になるのが「クリアジェル」。
名前の通り、クリア(無色透明)なジェルですが、「これはトップジェルやベースジェルとは違うの?」という声は少なくありません!
そこでここでは、クリアジェルとはどのようなものなのかご説明します。
クリアジェルとは
「クリアジェル」とは、無色透明のジェル全てを指す総称です。また、無色透明のジェルだけで施術したネイル(一般的にベースジェルとトップジェルのみで仕上げたネイル)を「クリアジェル」または「クリアジェルネイル」と呼ぶこともあります。
そのため、クリアジェルという呼び名だけでは、ベースジェルのことなのかトップジェルのことなのか、判断できない場合があります。なお、ベースにもトップにも使用できるクリアジェルも存在します。
また、カラージェルの透明バージョンのような「ミキシングジェル」としてのクリアジェルがあることも。
以下、それぞれの名称のジェルの特徴を見ていきましょう。
【ベースジェル】
ベース(=下地)として最初に自爪に直接塗布する透明ジェル。上に重ねるカラージェルの密着度を高めるため、ベースジェルの品質や自爪、カラージェルとの相性によって持ちが変わってきます。
一般的には、(自爪に密着させるため)ソフトなテクスチャのものが多いとされています。
【トップジェル】
トップ(=仕上げ)として最後に塗布する透明ジェル。カラージェルやネイルアートをコーティングして保護し、ジェルネイルのツヤや強度を高める役割があります。
一般的には、(強度を高めるジェルのため)硬めのテクスチャのものが多いとされています。
【ミキシングジェル】
トップジェルでもベースジェルでもなく、カラージェルの透明バージョンと言えるのがミキシングジェル。
カラージェルの色を薄めたり、ラメネイルをする時に混ぜたりする用途で使用します。「カラージェルの一種」と覚えておくと、トップやベースと間違えずに使用できるでしょう。
【クリアジェル】
ベースジェル、トップジェルを合わせた「無力透明のジェル」全般の総称。「ベースジェルとしてもトップジェルとしても使用できる」ものや、基本的に「ベースジェル使用のみ」「トップジェル使用のみ」のものなど、メーカー・ブランドによって異なります。
また、「ミキシングジェル」としてのクリアジェルもあります。
そのため、使用可能な用途が不明な「クリアジェル」の場合は、メーカーに問い合わせることをおすすめします。
ベースジェルとトップジェルは兼用できる?
クリアジェルの中には、「ベースジェルとトップジェル、両方の使い方ができるものもある」と先述しました。
そのため、たとえば「ベースジェル」と書かれているものでも、「トップジェル」として使用できるのはないか、と思われた方もいるかもしれません。
ですが、基本的にベースジェルとトップジェルの役割は全く異なるため、兼用で使用するのは避けたほうが良いでしょう。特に役割が「ベースジェル」または「トップジェル」と明記されている場合は、絶対に別の用途で使用しないようにしてください。
ベースジェルは自爪に直接塗布する重要なジェルです。そのため、爪のトラブルを避けるためにも、ベースジェルは自爪と相性のよい専用のものを選ぶようにしましょう。
また、トップジェルの場合も、一見同じような透明ジェルでも、「ノンワイプジェル(未硬化ジェルの拭き取り不要)」や「マットタイプ」など、細かな違いがあります。
そのため、ベースジェルとトップジェルそれぞれの持ち味を活かすためにも、セルフネイルといえどもできるだけお好みにあった高品質のアイテムを使用することをおすすめします。
用途に合った正しいジェルを使いましょう!
「クリアジェル」というと、ベースジェルやトップジェルなどと並んで新しいジェルのことかと不安になる方もいるようですが、「透明なジェルの総称」と覚えておけば大丈夫です。
ただし、見た目は同じように見えてもそれぞれに用途が異なることを念頭に、正しいジェルネイルの施術を行うようにご注意ください!