せっかくキレイに仕上げたネイルなのに、爪に亀裂が入ってしまうと、本当にショックですよね。見た目が気になるだけでなく、髪や服に引っかかってしまったり、放置していると亀裂がさらに広がってしまったりすることも……。
「この割れた爪、ジェルネイルでなんとか隠せないかな?」 「そもそも、このままジェルネイルを続けても大丈夫なの?」――そんな風に悩んでいませんか?
でも、諦めるのはまだ早いかもしれません!実は、爪の亀裂の状態によっては、お持ちのセルフジェルネイルキットを使って、ご自身で応急処置や補修ができる場合があるんです。
この記事では、セルフジェルネイルを楽しんでいる時に爪の亀裂トラブルに見舞われたときにどうすれば良いか、分かりやすく解説していきます。
割れた爪にジェルネイルしても大丈夫?セルフケアできる亀裂の見極め方
爪に亀裂を見つけると、「このままジェルネイルを乗せても大丈夫かな?」「自分で補修できるレベルなの?」と不安になりますよね。
亀裂の状態によっては、セルフケアが悪化を招く可能性もあります。まずはご自身の爪の状態をよく観察して、セルフケアで対応できる範囲かどうかを冷静に判断しましょう。
<セルフケアOK!自分で補修できる可能性が高い爪の状態>
- ■表面的な浅い亀裂: 爪の白い部分(フリーエッジ)や、表面に入った浅いヒビ。
- ■爪の先端の小さな欠け: 引っかかりが気になる程度の、小さな欠け。
- ■出血や痛みがない: 亀裂部分を押しても、特に痛みを感じない。
上記のような状態であれば、セルフジェルネイルキットを使った補修を試してみる価値があります。
<要注意!専門医やネイルサロンへの相談を推奨する爪の状態>
- ■亀裂が深い: 爪のピンク色の部分(ネイルベッド)にまで亀裂が達している。
- ■出血や強い痛みがある: 何もしなくてもズキズキ痛む、触ると強い痛みがある、血がにじんでいる。
- ■亀裂周辺が腫れている、変色している: 細菌感染などの可能性がある。
- ■爪が根元から割れている、または完全に割れてしまっている。
これらの場合は、無理に自分で処置しようとすると、症状が悪化したり、細菌が入って化膿したりする危険性があります。まずは皮膚科を受診するか、信頼できるネイルサロンでプロに相談するようにしましょう。
大切なのは、無理をしないこと。
「自分でできるかな?」と少しでも迷ったら、安全のためにも専門家の判断を仰ぐのがおすすめです。
セルフジェルネイルキットで挑戦!割れた爪の応急処置&補修ステップ
では、割れた爪の補修に挑戦してみましょう!お手持ちのセルフジェルネイルキットと、いくつかのアイテムがあれば、意外と簡単にできちゃいますよ。
※手順に入る前に、必ず手指を清潔にしてください。
準備するものリスト
- ■セルフジェルネイルキットに含まれるもの
- ベースジェル
- カラージェル(お好みの色)
- トップジェル
- LED/UVライト
- ジェルクリーナー(または消毒用エタノール)
- ジェルリムーバー
- ワイプ or コットン
- ウッドスティック
- ネイルファイル(エメリーボード、スポンジファイルなど)
- (キットにあれば)ブラシ
- ■あると便利なもの(補強用)
- ネイルグルー: 亀裂の接着に使います。
- シルクラップ or 代用品: 薄いティッシュ、キッチンペーパー、ティーバッグの紙でも代用可。亀裂の補強に使います。
- ビルダージェル or ハードジェル: 亀裂部分に厚みと強度を出したい場合に。
- ピンセット: シルクラップなどを扱う際に便利です。
- ハサミ: シルクラップなどをカットする際に使います。
※補強用のアイテムは、亀裂の状態に合わせて用意しましょう。
割れた爪の補修手順
1. 手指と爪の消毒&油分除去
ジェルクリーナーや消毒用エタノールをコットンに含ませ、手指と爪表面を丁寧に拭き取ります。汚れや油分が残っていると、ジェルの密着が悪くなる原因になります。
2. 下準備:亀裂部分のサンディング
目の細かいネイルファイル(スポンジファイルがおすすめ)で、亀裂部分とその周辺を優しくサンディングします。表面を軽く削ることで、グルーやジェルの密着を高めます。削りすぎに注意し、ダストはしっかり払いましょう。
3. 亀裂の応急処置(必要な場合)
【パターンA:ネイルグルーのみで接着】
亀裂がごく浅い場合。亀裂部分にネイルグルーを少量塗り、乾くまで待ちます。乾いたら軽くファイルで表面を整えます。
【パターンB:グルー+シルクラップ等で補強】
亀裂がやや気になる場合。
亀裂より少し大きめにカットしたシルクラップ(または代用品)を用意します。
亀裂部分にネイルグルーを薄く塗ります。
ピンセットでシルクラップを乗せ、ウッドスティックなどで密着させます。(空気が入らないように注意!)
シルクラップの上から再度グルーを塗り、しっかり乾燥させます。
乾燥後、段差がなくなるようにファイルで優しく表面を整えます。削りすぎに注意!
※グルーが皮膚につかないように十分注意してください。
4. ベースジェル塗布&硬化
お手持ちのキットのベースジェルを、亀裂部分をしっかり覆うように爪全体に塗布し、LED/UVライトで硬化させます。亀裂部分は少し厚めに塗ると強度が出ます。
5. 補強ジェルの塗布&硬化(強度を出したい場合)
ベースジェルの上から、ビルダージェルやハードジェルを亀裂部分を中心に、爪全体のフォルムを整えるように塗布し、硬化させます。自然な厚み(ハイポイント)を作ると、見た目もキレイで強度もアップします。
※この工程は必須ではありません。亀裂の状態や、お好みの強度に合わせて行いましょう。
6. ファイルで表面を整える
硬化後、未硬化ジェルを拭き取り(拭き取り不要のジェルの場合は不要)、ネイルファイルで爪の形と表面を滑らかに整えます。特に補強ジェルを使った場合は、段差や凹凸がなくなるように丁寧にファイリングしましょう。ダストはしっかり除去してください。
7. カラージェル塗布&硬化
通常通り、お好みのカラージェルを塗布し、硬化させます。(通常2度塗り推奨)
8. トップジェル塗布&硬化
仕上げにトップジェルを塗布し、硬化させます。亀裂を補修した部分も含め、爪全体をしっかりコーティングしましょう。
9. 未硬化ジェルの拭き取り&保湿
未硬化ジェルが残るタイプのトップジェルの場合は、ジェルクリーナーで拭き取ります。最後にキューティクルオイルなどで指先をしっかり保湿して完成です!
【Q&A】割れた爪のジェルネイル補修 よくある質問
セルフでの補修に関して、気になる疑問点にお答えします!
Q1. 補修した爪はどのくらい持ちますか?
A. 亀裂の程度や補修方法、生活習慣によって大きく異なりますが、通常のジェルネイルよりは強度が劣る可能性があります。
グルーやシルクラップ、補強ジェルを使えばある程度の強度は出せますが、亀裂が入っていない健康な爪と同じ状態とは言えません。
補修した爪にはなるべく負担をかけないように意識し、通常より少し早めに付け替え(オフ)をするのがおすすめです。
もしジェルが浮いてきたり、亀裂が広がったりするようなら、すぐにオフしてください。
Q2. 補強に使うシルクラップはどこで買えますか?代用品は?
A. シルクラップは、ネイル用品専門店や、最近では大きなドラッグストア、オンラインショップなどで購入できます。
もし手元にない場合は、応急処置として薄いティッシュペーパーやキッチンペーパー、繊維の細かいティーバッグの紙(中身を出して乾燥させたもの)でも代用可能です。ただし、専用品に比べて厚みが出やすかったり、強度が劣ったりする場合があります。
あくまで応急処置と考え、なるべく専用のシルクラップを使用するのがおすすめです。
Q3. 補修後、オフする時の注意点はありますか?
A. 通常よりも慎重に、時間をかけてオフすることが大切です。
特にグルーや補強ジェル(ハードジェルなど)を使用した場合、アセトン(リムーバー)だけでは溶けにくいことがあります。
無理に剥がそうとせず、アセトンを浸透させる時間を通常より長めに置いたり、ファイルで少しずつ削り落としたりしてください。
自爪へのダメージを最小限に抑えるため、絶対に無理やり剥がさないようにしましょう。不安な場合は、ネイルサロンでオフしてもらうのも選択肢の一つです。
Q4. キットのジェルだけで補強できますか?
A. ごく浅い亀裂であれば、ベースジェルやトップジェルを少し厚めに塗ることで、ある程度の保護・補強効果は期待できます。
ただし、亀裂が大きい場合や、しっかりとした強度を出したい場合は、ネイルグルーやシルクラップ、またはビルダージェルなどを併用するのがおすすめです。
お手持ちのキットにビルダージェルが含まれていない場合でも、ベースジェルを何度か重ね塗りして硬化させることで、多少の厚みを出すことは可能です。(ただし、ジェルによっては硬化熱を感じやすい場合があるので注意が必要です。)
もう繰り返さない!爪が割れる原因と今日からできる予防ケア
せっかく補修しても、またすぐに爪が割れてしまっては悲しいですよね。爪が割れる原因を知り、日々のケアで丈夫な爪を育てていきましょう!
なぜ爪は割れるの?主な原因
爪が割れてしまうのには、様々な原因が考えられます。
- ■乾燥: 爪も皮膚の一部。空気が乾燥する季節や、水仕事、除光液の使いすぎなどで爪の水分が奪われると、もろく割れやすくなります。
- ■栄養不足: 爪を作るために必要なタンパク質(ケラチン)や、ビタミン、ミネラルなどが不足すると、丈夫な爪が育ちにくくなります。
- ■物理的な衝撃: 指先をぶつけたり、爪先を道具のように使ったり(シールを剥がす、缶のプルタブを開けるなど)、爪に直接的な負荷がかかると割れやすくなります。爪切りでのパチンという衝撃も原因になることがあります。
- ■不適切なネイルケア: ジェルネイルの無理なオフ(剥がしてしまう)、サンディングのしすぎ、頻繁すぎる付け替えなども爪を薄くし、割れやすくする原因です。
- ■加齢: 年齢とともに爪の水分量が減少し、乾燥しやすくなるため、割れやすくなる傾向があります。
今日からできる!丈夫な爪を育む予防ケア
原因を知ったら、次は対策です!毎日のちょっとした心がけで、割れにくい健康な爪を目指しましょう。
- ■しっかり保湿ケア:
- ネイルオイルやキューティクルオイルをこまめに塗る習慣をつけましょう。爪の根元(甘皮周り)だけでなく、爪の裏側(ハイポニキウム)にも塗ると効果的です。
- ハンドクリームでの保湿も忘れずに。特に水仕事の後や乾燥を感じた時に。
- ■バランスの取れた食事:
- 爪の主成分であるタンパク質(肉、魚、大豆製品、卵など)をしっかり摂りましょう。
- ビタミン類(特にビタミンA、B群、C、E)やミネラル(亜鉛、鉄など)も丈夫な爪の育成には欠かせません。
- ■爪への負担を減らす:
- 爪切りではなく、ネイルファイル(爪やすり)を使って長さを整えるようにしましょう。一定方向に優しく削るのがポイントです。
- 爪先を道具代わりにしない意識を。シール剥がしや缶のプルタブ開けには専用の道具を使うなど、指先の使い方を見直しましょう。
- 水仕事をする際は、ゴム手袋を着用して爪を保護しましょう。
- ■ジェルネイルとの上手な付き合い方:
- ジェルネイルの付け替え周期(推奨は3〜4週間)を守り、長期間つけっぱなしにしないようにしましょう。
- ジェルオフは絶対に無理やり剥がさず、正しい手順で丁寧に行うことが最も重要です。不安な場合はプロにお願いしましょう。
- 爪の状態が良くないと感じる時は、無理にジェルネイルを続けず、一時的にお休みする(爪育期間を設ける)ことも大切です。
健康で丈夫な爪は、日々の小さなケアの積み重ねによって育まれます。
できることから少しずつ取り入れて、ネイルトラブルに負けない美しい指先を目指しましょう!
割れた爪も正しくケアしてセルフジェルネイルを楽しもう
セルフジェルネイル中に爪が割れてしまった場合の対処法について、以下の内容を解説しました。
- セルフケアできる亀裂かどうかの見極め方
- セルフジェルネイルキットを使った具体的な補修手順
- 補修時の注意点とよくある質問
- 爪が割れる原因と予防ケア
爪に亀裂が入ると焦ってしまいますが、軽度なものであれば、セルフジェルネイルキットを使って自分で補修できることがお分かりいただけたかと思います。
正しい知識と手順でケアすれば、爪のトラブルに対処しながら、おうちでジェルネイルを続けることができますよ。
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