鼻の頭にできるプツプツとした毛穴の黒ずみ。触るとザラザラとしていて、一気に不快な気分になってしまいますよね。
その他にも「鼻だけでなく頬の黒ずみも気になる」「毛穴パックを使っているのに改善されない」「無理に取ろうとしたら肌が傷付いた」など、毛穴の黒ずみに対して悩みを抱える方は多いのではないでしょうか。
ケアしているのにマシにならない方は、お手入れの方法が間違っているのかも。そこでここでは、毛穴の黒ずみの原因を徹底解説します。
正しいケア方法や予防のための対策もお伝えするので、ぜひチェックしてみてください。
毛穴の黒ずみができる原因とは？
まず、毛穴の黒ずみができる原因をお伝えします。どれもスキンケアと深く関係しているため、日々のルーティンを振り返りつつ確認してみてください。
【皮脂や古い角質による毛穴詰まり】
ポコッと盛り上がった毛穴の黒ずみは、過剰な皮脂分泌によるものです。
本来皮脂は肌を乾燥から守る大切な役目を果たしますが、肌のターンオーバーが乱れると排出が追い付かず、皮脂や古い角質が毛穴に蓄積。
その毛穴に詰まった皮脂に、空気中の汚れや産毛が付着すると角栓に変化し、酸化を招くことで黒ずみに変化してしまいます。
【メイクが落としきれていない】
酸化すると黒ずみになる角栓は、肌に残ったメイク汚れも原因になります。
メイクをきちんと落とさず寝てしまう方や、クレンジングや洗顔に手を抜きがちな方は要注意です。
【乾燥によるバリア機能の低下】
元は乾燥肌なのに最近オイリー肌寄りという方は、乾燥が行き過ぎて皮脂の分泌を促している可能性も。
肌はうるおいが不足するとバリア機能が低下し、皮脂を分泌して乾燥を防ごうとする働きがあります。その結果、過剰な皮脂が例のごとく黒ずみに発展するのです。
頬の毛穴の黒ずみは錯覚の可能性も
毛穴の黒ずみはまれに頬にできることもありますが、頬にできる黒ずみは毛穴が開いていることによる錯覚とも言われています。
開いた毛穴に光が当たることで、凹の部分が影になって黒ずみのように見えるのです。この場合、毛穴の引き締めを優先的に行いましょう。
毛穴の黒ずみをキレイにする正しいケア方法
次に、毛穴の黒ずみをオフするお手入れ方法をご紹介します。正しいケアを身につけ、なめらかな肌を取り戻しましょう。
【下準備編：蒸しタオルで毛穴を開かせる】
毛穴の黒ずみを効率よくオフするためには、クレンジングの手前に蒸しタオルパックを取り入れるのがおすすめ。毛穴をしっかり開かせ、黒ずみを除去しやすくするのがコツです。
<<蒸しタオルによるスチームパック方法>>
1、顔全体を覆える大きさのタオルを濡らして硬くしぼる。
2、タオルを適当な大きさに折り、ラップで包んでお皿に乗せる。
3、電子レンジで約1分加熱（500W目安）
4、温度を確認しながら顔に乗せ、毛穴周りを十分に温める。
【クレンジング編：オイルや温感系でやさしく丁寧に】
クレンジングは、黒ずみ毛穴に高い洗浄力を発揮するオイル系をチョイス。肌が冷えやすい方は、温めながら汚れを落とすホットジェルタイプも適していますよ。
クレンジングの方法としては、指の腹でくるくると円を描くようになじませていくのがポイントです。頬から広げていき、黒ずみが気になる毛穴の周辺はより丹念にアプローチ。ただし、時間のかけすぎはかえって肌に負担となってしまいます。手早くなじませてぬるま湯ですすぎ、メイク残りがないよう、小鼻などの細かなパーツもしっかり洗い流しましょう。
【洗顔編：泡のクッションで包み込むように】
洗顔で意識するのは、顔全体をたっぷりの泡で包み込むように洗うこと。洗顔ネットなどを用いてしっかり泡をつくり、毛穴にギュッギュッと入れ込むように洗うのがコツです。
手の摩擦を与えることは避けたいので、肌に泡の感覚だけが広がるよう力を抜いてなじませていきます。
クレンジング後よりやや温度低めのぬるま湯で流し、泡が残らないよう隅々までオフ。タオルで拭う時はゴシゴシ擦らず、水分だけをそっと吸い取るようにしましょう。
毛穴の黒ずみを予防する！覚えておくべき対策3つ！
続いて、毛穴の黒ずみを防ぐための対策を3つご紹介します。黒ずみのない清潔な毛穴を保つためには、予防ケアを日々のルーティンに組み込むと吉ですよ。
⑴週1～2回程度のスペシャルケア
毛穴の黒ずみ予防には、週に1～2回程度のピーリングや毛穴パックを取り入れてみてください。
肌が敏感になりがちな方は、ソフトスクラブのピーリング料を選ぶのもGOOD。毛穴パックはシート状より塗って洗い流すタイプがおすすめです。
ピーリングや毛穴パックの後は、古い角質が除去されてよりデリケートな状態になるため、水分補給をお忘れなく。
⑵洗顔は1日に2回までにセーブ
洗顔は1日に多くても2回までに留めることが鉄則。毛穴の黒ずみを早く何とかしたいからと洗顔をやりすぎると、本当に必要な皮脂まで洗い流しかねません。
皮脂を取り過ぎた後のお肌は、黒ずみの原因の一つである乾燥の一途。必要最低限の洗顔で乗り切りましょう。
⑶保湿ケアはじっくり丁寧に
黒ずみ毛穴の大元は、ターンオーバーを左右する肌のうるおいにかかっているとも言えます。そのうるおいを慢性的に満たすためには、何をおいても保湿がいちばん。
化粧水・乳液・パックや美容液でみずみずしいお肌をキープするとともに、毛穴対策に適したスキンケアを選びましょう。毛穴を引き締める収れんタイプの化粧水もおすすめですよ。
正しいスキンケアで黒ずみ毛穴を卒業！
間違ったお手入れや乾燥などが招く、ポツポツ・ザラザラの毛穴の黒ずみ。無理にとろうと思うと肌を傷つけるだけですが、正しいスキンケアをマスターすれば改善の余地ありです。
毛穴をしっかり開かせるための、蒸しタオルパックもポイント。通常のお手入れにスペシャルケアも加えて、毛穴の目立たない美肌を手に入れましょう。