以前には気にならなかった背中の脂肪「背肉」。下着からはみ出る背中のたるみ脂肪にがっかりしてしまうこと、ありませんか?
背肉は一度ついてしまうとなかなか自然に取るのは難しいですが、きちんとケアをすればすっきりとした後ろ姿に!
そこでここでは、背肉ケアにおすすめのストレッチやエクササイズの対策方法をご紹介します。
背肉の主な原因って?
まずは、背中に脂肪がつく主な原因から見ていきましょう。
背中には、「菱形筋(りょうけいきん)」「広背筋(こうはいきん)」という筋肉があり、これらが背肉の増減に関係しています。
■菱形筋:左右の肩甲骨を背骨へ寄せて胸を張る筋肉=ブラのはみ肉に関係
■広背筋:背中中央から両脇の下、そこから腕へと繋がる、広範囲の筋肉=背中の全体的なたるみに関係
長時間のPCやスマートフォンの操作、座り仕事、前かがみの姿勢が多い仕事などを行っていると、菱形筋や広背筋が正しく使われず、前傾姿勢の猫背になりやすくなります。
その姿勢が続くと背中の筋肉が固くなったり筋力が衰えたりするため、筋肉周りの代謝が衰え、脂肪が燃焼されずに蓄積されてしまうのです。
さらに、姿勢の悪さは背肉の蓄積だけではなく、全身の体調にも影響を及ぼします。というのも、前傾姿勢が続くと胸が狭くなるため、呼吸がしにくくなり呼吸が浅くなります。すると、横隔膜を十分に動かすことができなくなるため、自律神経が乱れて様々な体調不良を招くことにもなりかねないのです!
背肉すっきりエクササイズ&ストレッチ
ここからは、背肉をすっきりとさせて姿勢もよくなるストレッチ・エクササイズを見ていきましょう。
【エクササイズ うつぶせバタバタ】
①床にうつぶせになり、両腕をまっすぐ前方(頭の方向)に伸ばします。
②「右手と左足」「左手と右足」をセットにして、交互に床から離して上にあげて1秒キープします。これを10回行います。
③①の状態に戻り、両腕・両足を同時に床から離して上にあげて4秒キープします。この時、腹部で身体を支えるようにします。これを10回行います。
【ストレッチ1.タオルですっきり】
①イスもしくは床にあぐらをかいて座り、フェイスタオルの両端を両手に持ちます。
②フェイスタオルを持ったままで、両腕を高く上げて息を吸います。
※できるだけ両腕は両耳の後ろにいくようにしましょう。
③息を吐きながら、両腕のヒジを曲げて、タオルが肩の高さになるまで下げます。
④ ②~③を10回行います。
【ストレッチ2.猫のポーズ】
①床に両手・両ヒザをついた四つん這いの姿勢になります。
②両手・両ヒザを肩幅に開き、両腕と太ももは床に垂直にします。
③顔を前方に向けます。
④息を吸いながら、肩甲骨を寄せていき、胸は開きます。顔とお尻は上に上げていきます。深呼吸しながら30秒キープします。
⑤息を吐きながら、背中を丸めていきます。お腹はへこませましょう。目線はおへそを覗き込むようにします。深呼吸しながら30秒キープします。
⑥ ④~⑤を5~10回行います。
ストレッチで背肉も肩こりもすっきり!
背肉のもたつきはもちろんのこと、肩こりにお困りの方にもおすすめのエクササイズ&ストレッチ。
代謝がアップするため、できれば朝にするのがおすすめですが、パソコン操作などで疲れた時など日中いつでも行ってみてくださいね。