自分では普段は気づきにくいものの、ふと鏡や写真を見た時に気になる脇肉。ぷにっとはみ出た脇の脂肪は、老け見えの原因にもなり、気になる方は少なくありません!
ですが、単に体重を落とすだけでは、残念ながら脇肉は落ちません。そこでここでは、まずは脇肉が付きやすくなる主な原因をご紹介した上で、簡単にできるマッサージ&筋トレのセルフケア方法をご紹介します。
脇肉がつく原因は?
まずは、脇の脂肪である脇肉が付きやすくなる原因を見ていきましょう。
【原因1.前傾姿勢】
PCやスマートフォンを長時間使用する現代人に多い、身体を前かがみした前傾姿勢。実は、この姿勢の悪さが、脇肉が付きやすくなる原因のひとつとして挙げられます。
猫背や巻き肩などの背中を丸めて胸の筋肉を縮こませた姿勢が日常的になると、背筋・胸筋・腹筋といった、上半身の前後の筋肉が正しく機能せず、筋力が衰えることに。筋力が衰えると、脂肪が燃焼しにくくなるため、自然と脂肪が溜まりやすくなります。
また、前傾姿勢を長時間続けていると、バストまでも重力に負けて下垂してしまいます。すると、バストの脂肪が脇に流れていきやすくなり、そのまま脇肉になってしまうのです。
【原因2.リンパの滞り】
身体中に張り巡らされているリンパ管にはリンパ液が流れており、老廃物を回収して排出する役割を担っています。そして、身体の各ポイントには、リンパ管が集まる「リンパ節」があり、脇の下にもこのリンパが集まるリンパ節があります。
そのため、運動不足や衣服による圧迫などの理由でリンパの流れが滞り、リンパ節が詰まってしまうと、老廃物までも流れないためにむくみや脂肪の蓄積へと繋がるのです。
脇肉対策のマッサージ&筋トレ紹介
ではここからは、はみ出る脇肉の予防・改善対策としておすすめの、簡単マッサージ&筋トレ方法をご紹介します。
【脇肉対策マッサージ】
①右腕を真っ直ぐ上に上げます。
※上画像では腕を横に伸ばしていますが、できるだけ上に上げましょう。
②左手の手の平を、右脇に当てます。
③左手の手の平を、脇から胸の上にかけて優しくこすり、もみほぐします。5分程度行います。
※強くこすり過ぎて傷めないように注意しましょう。
④もう片方も同様に行います。
【脇肉対策筋トレ1】
①両足を肩幅より少し大きく開いて立ちます。
②息を吐きながら、ヒザを軽く曲げて、背筋は伸ばしたままで少し上半身を前に倒します。
③息を吸いながら、両手で握りこぶしを作り、両腕を前に垂らし、両ヒジを中央に寄せます。
④息を吐きながら、両ヒジを曲げて腕を肩口から上方に(羽ばたくように)上げて、肩甲骨を中央に寄せます。この時、上半身はできるだけ真っ直ぐにしましょう。
⑤ ③~④を10回繰り返します。
10回連続行うことを1セットとし、これを1日3回行いましょう。
【脇肉対策筋トレ2】
①座った状態で、胸の前で両手の平を合わせます。
②両ヒジを床と水平にして、手の平を合わせた状態でゆっくりと上に移動させて、ヒジがアゴの高さになったら5秒キープします。
③ゆっくりと胸の前まで下ろし、再度②に戻ります。これを出来る回数まで行います。
どこから見てもすっきりとした脇に!
一度溜まってしまった脂肪は、数日で改善されるのは難しいため、予防はなによりも大事です。ですが、もしもすでに脇肉が気になるようになっていても、日々のマッサージ&筋トレで改善できるためあきらめないで!
まずは出来る回数から行うことで、凝り固まった筋肉をほぐし、滞ったリンパを流してすっきりとした脇ラインを目指しましょう!