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アセトンでジェルネイルをオフする時の注意点|やってはいけないNGオフ方法とアセトンの特徴


ここ数年で注目度が断然アップしているジェルネイル。サロンだけでなくおうちでもセルフジェルネイルを楽しむセルフジェルネイラー急増中!

なのですが、時々自爪が真っ白になってしまったり、爪にひどい傷ができてしまったりしている方、いませんか?

女性の手

それはもしかすると、正しくアセトンを使用して、ジェルネイルをオフしていない可能性があります。うっすら浮いてきた部分を無理やり手で引きはがすなど、自爪にかなりの負担をかける間違った方法をしているなんてことも!?

そこでここではジェルネイルをいつまでもきれいに楽しむために、よく見られるセルフジェルネイルの誤ったオフ方法をご紹介した上で、ジェルネイルのオフ時に使用するアセトンについてご説明します。

オフ時にしてはいけない方法

アセトンを使った正しいジェルネイルのオフ方法の前に、オフ時にしてはいけない代表的な方法を挙げます。

「ネイルサロンの予約までにジェルネイルが浮いてきてしまったから応急処置として」「セルフジェルネイルをはじめてやったけど、オフの仕方がよく分からないから自己流でテキトーに!」などの理由で、次のような間違ったオフ方法を絶対にしないようにしましょう!

してはいけないオフ方法1.無理に引きはがす

ジェルネイルの一部分が浮いてきてしまい、自爪との間に隙間ができることを「リフトする」と言います。

リフトしてしまった場合、そのリフト部分からペロンとジェルネイルをはがせると安易に思ってしまう方もいるようです。

ですがジェルネイルは硬化させて自爪に接着させているモノ。そのためジェルネイルを無理にはがすと自爪の表面の層まで一緒にはがれてしまいます!

自爪が薄くなったり見た目が汚くなったりするだけではなく、ひどい場合には水が触れるだけでもしみることもあるため、絶対にジェルネイルを引きはがす方法はやめましょう!

してはいけないオフ方法2.マニキュア用除光液を使用する

ジェルネイル初心者さんに多い勘違いとして、「マニキュア用の除光液でオフできる」というモノがあります。

中には「ソフトジェルネイルも落とせる」と書かれている除光液もありますが、基本的にはジェルネイルはジェルネイル専用の溶剤(アセトン)を使用することをおすすめします。

してはいけないオフ方法3.ソフトジェルを削る

ジェルネイルには「ソフトジェル」「ハードジェル」の2種類があります。

ハードジェルの場合はファイル(やすり)で削らなければオフできません。しかしソフトジェルは(プロのネイリストでない人が)ファイルで削ると、自爪まで削ってしまう可能性が高く、自爪が傷ついてしまうために、絶対に削ってオフしないようにしてください。

アセトンってなに?

ではセルフジェルネイルをオフする(落とす)ためには、何を使えばよいのか――その答えは「アセトン」という溶剤です!

アセトンでジェルネイルをオフするイメージ

(「アセトン」単体としても薬局などで販売されていますが、)「ジェルリムーバー」という名称でも販売されているほとんどの製品には、この「アセトン」が配合されているのです。

※マニキュア用除光液にも、ほとんどの製品にはアセトンが含まれています。しかしジェルネイル用のジェルリムーバーと比較すると配合量が少ないため、ジェルをはがすことはできません。

ですがこのアセトンという成分は、がっちりと固まったジェルネイルを溶かすことができるほどのパワーがあるため、扱い方には注意も必要。

そこで次に、アセトンについてご説明します。

アセトンの引火性・揮発性

アセトンの特徴として、強い「引火性」「揮発性」が挙げられます。

アセトンは第1石油類に分類されており、マイナス21℃以上で引火してしまいます。つまり、寒い冬でも常に引火の可能性があるということ。

さらにはすぐに揮発(空気中に蒸発する性質)する性質があるため、空気中に蒸発したアセトンが引火しないように、使用中は十分に注意が必要です。

さらにはあの独特のニオイ(接着剤や塗料にも共通するアセトンのニオイ)もあるため、最低条件として、「通気・換気」を行い、できる限り吸い込まないようにしましょう。

また目に刺激を感じたり、めまいや吐き気を感じたりと異常を感じた場合はすぐに使用を中止してくださいね!

自爪が割れやすくなる

アセトンの揮発性は、自爪を乾燥させる原因にもなります。

そのため頻繁にアセトンを使用すると、自爪が白くなったり、黄ばみが生じたり、割れやすくなったりしてしまいます。

アセトンを使用する際の間隔としては、およそ3週間が理想的と言われています。ジェルネイルならおよそ3週間キープできるため、その間隔でジェルネイルをオフすれば大丈夫です。

ただしアセトン使用後はしっかりと自爪やその周りの肌を保湿することは欠かせません!

ジェルネイルのモチを良くするためにも、キューティクルオイルネイルクリームなどで保湿ケアを徹底して行いましょう。

ジェルネイルの正しいオフ方法

アセトンの取り扱いの注意点が分かったら、次は正しいオフ方法をおさらいしましょう!

■詳しくはこちらの記事をチェック!
『セルフジェルネイルの落とし方|基本のオフ方法!<ジェルネイルのやり方シリーズ>』 

【セルフジェルネイルのオフ方法】
1.ジェルネイルの表面をファイルで削る。
2.コットンにネイルリムーバーをしみこませる。
3.コットンをネイルの上に置き、アルミホイルで上から包む。
※すべての指に行う。
4.10~15分程度放置する。
5.コットンを外し、浮いているジェルネイルをプッシャーなどで突いて外す。

キューティクルオイルで爪を保湿する

オフしながら保湿する裏ワザ

アセトンを使用する以上、どうしても爪周りや爪自体が乾燥してしまいます。
そこで、爪の乾燥や白くなるのを防ぐ裏ワザをご紹介します!

先ほどのオフ方法の3の前に、爪の根本にキューティクルオイルを塗ります。すると、オフ中もオイルで爪周りが保護されているため、乾燥を防ぐことができます!
ジェルオフ時のアセトンによる乾燥でお悩みの方は、ぜひお試しくださいね!

繰り返しますが、オフした後も必ずキューティクルオイルなどでしっかりと保湿しましょう!