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アセトン使用時の注意点は?ジェルネイル・マニキュアをオフする時のアセトンについて


ジェルネイルやマニキュアをオフする時に、除光液(リムーバー)として使用される「アセトン」。少しでもネイルに関心がある方なら、その名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。

アセトンとは

ですが、最近ではマニキュア用の除光液にアセトン無配合の「ノンアセトン」タイプが出ていることもあり、アセトンについて不安になる方もいらっしゃいます。

そこでここでは、アセトンとはどのような特徴を持つものなのか、アセトンの基本情報についてご説明します。

アセトンとは

「アセトン」とは、水・油脂ともに溶けやすい有機化合物のこと。

ネイル(ジェルネイルやマニキュア・ネイルポリッシュ)、つまりは「塗料」を溶かす性質があるため、除光液(リムーバー)のなかに配合されています。

特にジェルネイルをオフする場合は、通常のマニキュアよりも強力な除去力が必要なため、アセトンをしみこませたコットンをネイル1本1本に乗せ、アルミホイルで包んで数十分放置し、浮いたジェルネイルをプッシャーなどで削り取る作業が必須となります。

アセトンとは
※ハードジェルネイルの場合は、アセトンでもオフすることはできません。

アセトン使用時の注意点

アセトン入りの除光液を使用すると、独特のツンっとしたニオイがしますが、このニオイこそ「アセトン」の特徴です。

また、揮発しやすく、頭痛やのどの痛み、目に刺激を与えやすい性質もあるため、使用時は必ず換気をして、空気を入れ替えるようにしましょう!

※アセトン使用時に異変を感じたら、すぐに使用を中止してください。

なお、引火性があるため、火気の近くで使用しないように注意する必要もあります。

【アセトンで皮膚・爪トラブルが!?】

アセトンを使用すると、皮膚が炎症を起こしたり、爪に黄ばみや白濁、縦線や割れが発生しやすくなったりする、ということはよく聞かれます。

これは、アセトンが持つ「水分・油分を取り去る作用」により、皮膚や爪が過剰に乾燥するために引き起こされるトラブルです。

そのため、アセトンを使用した後は、すぐに手を洗って、アセトン成分が皮膚や爪に残らないようにしましょう。また、手洗い後は、キューティクルオイル(ネイルオイル)やハンドクリームを素爪やその周辺の皮膚に塗りこみ、乾燥を防ぐようにケアすることを忘れずに!

アセトンとノンアセトンを使い分けて快適なネイルライフを!

「ネイルは好きだけど、素爪や手肌が荒れがちで……」という方は、アセトン入りとノンアセトンの除光液の両方を使い分けるのもおすすめです。

アセトンとは

というのも、ジェルネイルをしている時は、アセトンを使ってすっきりとキレイにオフする必要がありますが、(ラメやストーンなどを乗せていない)シンプルなマニキュアの場合は、ノンアセトンの除光液でも十分に落とせるからです。

素爪と手肌の健康とジェルネイルの両方を楽しむためにも、爪トラブルになりやすい方は、ジェルネイルとジェルネイルの間にオフしやすいマニキュアを挟む、という方法もあることを覚えておいてくださいね。